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![]() [社会] 金剛山、南北和解・同胞愛の体験の場に ▲ 天仙台から眺めた万物相 誰の主宰であろうか 清く美しい山 懐かしい万二千峰 言葉は無くとも 今こそ自由万民襟を正し その名を再び呼ぶ われらの金剛山 数々万年美しい山 行く事もできず幾年がすぎたか 今日こそ訪れる日が来たのか 金剛山は呼んでいる −崔永燮 作曲 '懐かしき金剛山' − 懐かしき山 天が韓半島に降してくれた最高の贈り物という賛辞を受けて来た金剛山が、南北分断半世紀を過ぎた 今、南北の統一を望む韓国人・在外同胞たちの金剛山観光が 8年目を迎えている。 金剛山は江原道高城郡と金剛郡、そして通川郡にかかる韓半島最高の美しさを誇る名山として指折り 数えられる所だ。 しかし南北分断以後、金剛山は詩や絵、歌の中だけで鑑賞することができる ‘懐かしき山’だった。 1989年 1月、現代グループの 鄭周永名誉会長が北朝鮮を訪問、当時北側と金剛山観光開発議定書を締結 することで金剛山観光についての希望を持つようになり、遂に 1998年 11月 18日、 2万7000トン級の 豪華遊覧船 ‘現代金剛号’の最初の運航により、金剛山観光の海の道が一部開かれた。 しかし金剛山観光事業は順調ではなかった。 (株)現代牙山側は金剛山観光の独占権の対価として 9億4200万ドルを北側に支払う事にした状況で、北朝鮮の核兵器開発の疑惑と関連し、観光の対価が武器購 入など北朝鮮の軍事費として転用される可能性が大きいという韓国での非難などが金剛山観光客の足を阻ん だりした。 これによる現代牙山の収益性悪化と金剛山観光事業に反対する側の観光対価の軍事費転用論議が 絶えず、 2001年 6月から観光客 1人当り 100ドルずつかかるように変わった。 金剛山の陸の道開かれる 2003年 2月、金剛山陸路観光の道が開かれた。 南と北が鉄条網を引き、銃刀で武装した軍人たちが対峙し ている軍事分界線を一般人が通って金剛山に行くことができるようになったのだ。 非武装地帯を通過す る 6.7kmの東海線臨時道路の開通は東西冷戦体制の終息をもたらしたベルリンの壁崩壊にも劣らぬ事件だった。 しかし当時 2003年、北側は‘SARS’拡散防止の理由で 5〜6月に金剛山道を閉め、 南側では 6.15 南北首脳会談当時の対北朝鮮送金関連の論議がさらに激しくなったその年 8月、現代機密費問題で検察捜査 を受けた鄭夢憲現代牙山会長が投身自殺する事態が発生したりした。 金剛山観光をめぐり、北朝鮮核開発疑惑、対北朝鮮送金の波紋などで政治が熱い攻防をしている中、金剛山 観光は中断の危機に遭遇したが、金剛山観光の道は ‘単純に観光事業の次元を越えて南北和解・統一の道’ という国民的共感帯が形成され、て今まで続いて来ている。 今年 6月、外金剛の道も開かれる 金剛山の観光客は 2005年に年間 30万名に迫り、累積観光客数が 100万名を突破した。 そして 2006年北朝鮮の ミサイル打ち上げと 10月の核実験で大きく減った。 しかし最近、北朝鮮の 6者会談参加など、雰囲気の好転で 金剛山観光客も現在月 1万〜2万名の水準へと増加、今月内に内金剛観光が開始され、 6月には金剛山ゴルフ場 が開場され、今年の目標である 40万名を達成できるものと現代牙山は見ている。 また現代牙山は、新たに開拓された内金剛は外金剛より景色が派手で見所が多い所で、外金剛は怪巌怪石で成り 立った景観であり、金剛山の男性美を感じることができ、 内金剛は秋の紅葉が美しく女性的な美しさを感じる ことができる所と評価している。 したがって内金剛観光の道が開かれれば観光客はさらに多くなるものと 見込んでいる。 / 編集局 金剛山観光特区サービス員 70%が中国同胞 500人余りが食堂・ホテル従業員やバス運転手などで活動 ▲ 金剛山観光特区でバス運転手として勤務している中国同胞が親切を誓うファイトスローガンを叫んでいる。 写真=現代牙山 金剛山観光特区で働くサービス員の 70%が中国同胞という事実が遅ればせながら知られ、注目を集めている。 去る 4月 4日、本誌記者は金剛山案内を担当している江原道高城郡にある現代牙山高城事務所を訪問し、 このような事実を知ることとなった。 南北和解と統一の夢を実現する体験の場として、国民的関心を受けている金剛山観光特区には、ホテル、 食堂など観光客のための各種の便宜施設がある。 ここでサービス員として活動する中国同胞が 500人余りに のぼるというのだ。 彼らは現代牙山が中国現地で募集をして採用した人々で、ホテル、食堂従業員は勿論、 バス運転手としても活動をしているという。 現代牙山が北朝鮮住民を雇わずに中国同胞を活用するようになった理由は、北側が主たる観光客である韓国人 と北朝鮮住民が直接接触することを嫌い、また韓国人雇用の人件費がかなりかかるからだ。 中国同胞は北朝鮮でも何ら不都合なく、人件費も韓国人より相対的に安い上、常駐して仕事ができるという長所 のため、現代牙山は中国同胞を積極的に活用しているのだ。 金剛山観光事業の特殊性を考慮して見ると、これは 中国同胞が南北の和合と交流に一定の役割をしているということを端的に見せてくれる良い例だ。 中国現地の金剛山観光特区サービス員募集の時には、中国同胞の志願も多いという。 そして金剛山で働く中国同胞の 満足度も高く、観光客に対して良いサービスを提供する上で何の問題もないという。 また外国人も金剛山観光ができるから、外国人登録証の発給を受けた中国同胞もパスポート、外国人登録証、 半名刺版写真 1枚を準備すれば金剛山観光が可能だというのが現代牙山・杜ジョンキュン代理の説明だ。 (中国同胞タウン新聞 2007年4月16日)
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