![]() |
中国の朝鮮族に関するニュースポータルサイト | Search by Google: | ||||||||||||||
![]() |
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
![]() |
||||||||||||||||
![]() |
![]() [社会] 黒龍江省内、無縁故希望者は 2万名余りと推定 議論も多く困難も多い朝鮮族の韓国出稼ぎ。去年、韓国訪問就業制で朝鮮族社会が "やっと生き延びる道が 出来た"と安心してから 3ヶ月にもならないうちに '訪問就業制施行時期の延期'、'無作為抽選制'、'試験場所の 不当な選定'などの物議により混乱が生じている。 訪問就業制が導入されれば、今年総計 27万 5000人余りの同胞が恩恵を受けるものと推算した韓国法務部が、 同胞たちが一度に殺到して国内の労動市場が撹乱されることを憂慮し、無縁故同胞の場合、抽選形式にて今年は 3万名だけ入国を認めることに暫定的に決めたことが、無縁故希望者たちの反発を招いたのだ。 それでは、黒龍江省内の無縁故韓国訪問希望者は一体どのぐらいいるのか? 3月 12日から 3月末まで五常、通河、尚志、阿城、東寧、延寿、方正、穆棱 、佳木斯など黒龍江地域 10人余りの 通信員たちが周辺の代表的な農村を主要対象に黒龍江省の無縁故韓国訪問希望者数の把握に本格出動し、期待と不満の声 が入り乱れた生々しい現場をそのまま伝えて来た。 五常市の朝鮮族村は 90年代初、韓国ブームに乗って韓国ドリームをつかんだ農民たちも多かったが、これまで一度も韓国 の地を踏むことができなかった農民も多かった。 五常市民楽村は総人口 505名のうち、労動力が 310人、向陽鎮永明村は 現在残った人口が 110人で、そのうち労動力が 45人、 多数が無縁故でいずれも韓国進出を望んでいる実情だ。 農民たちは "韓国訪問就業制をこれ以上延期しないで欲しい"と思いながら "農民たちにとって最も辛いのが、訪問就業に かかる手数料であり、韓国側で経済負担の軽減を考えて欲しい"と期待を集めた。 通河県清河鎮双興村は現在、常住人口が 59人、そのうち労動力が 27人で、無縁故希望者が 4人だ。 2人は訪問就業制に 関係なく韓国への出稼ぎ手続を踏んだ状況だ。 現在、尚志市の詐欺被害者及び強制出国者と無縁故者を含む 400人余りの 朝鮮族は、韓国入国を指折り数えながら待っており、そのうち 10%に当たる 40人が無縁故者だ。 尚志市河東朝鮮族郷南興村2組は、現在 97%の水田が全て他民族により耕作されている。 韓国行きの夢が一度破れれば、 本当に生計が苦しくなるという朝鮮族農民たちは "土地を他人に売って高額の韓国語受講料を支払いながら、仕方なく希望 を天に任せるというのは情けない。 十分な対策があるにもかかわらず無作為抽選制を選択するというのは、あまりにも 無責任な態度だ"と抽選制に対して怒りをぶちまけた。 ハルピン市阿城区料甸満族郷紅新朝鮮族村は現在、合計137戸、外来戸を除いた元々の紅新村民が 30戸余り、 そのうち 20戸余りが韓国行きを希望する。 牡丹江市東寧県三岔口村は現在総人口が 2450人、そのうち1400人が労動力で 150人が韓国行きを希望している。 樺南県明義郷永昌村は現在、総人口が 350人、そのうち韓国希望者が 70人余りだ。湯原朝鮮族郷金星村及び佳木斯市 星火郷中星村の韓国訪問希望者がそれぞれ 10人と概算集計された。穆棱市河西郷普興村は現在、総人口が 220人余り、そ のうち労動力が 50〜60人だが、いずれも韓国行き希望者だ。 この村の崔徳善支部書記によれば " 村民は訪問就業制の噂 が流れたその日から、動揺した状態だった"といい " 現在の韓国側の動きを見る限り、あまり信頼が出来ない"と述べた。 標本調査の結果、黒龍江省の各市県の 10の朝鮮族村、 3000人余りの労動力のうち、無縁故の韓国訪問希望者が 719人で、 労動力総数の約 24%を占めた。 一方、ハルピン(朝一中、動力区朝鮮族小学校、道里区朝鮮族小学校)、延寿、穆棱、 方正、五常、通河などの朝鮮族学校の教員たちを集中調査した結果、仕事がよくできるとか職場が良いなどの理由により、 韓国へ出稼ぎに行くのではなく韓国旅行を自由にできれば良いという教員が大多数だった。 調査した 426人の教員のうち、 無縁故の韓国訪問希望者が 35人で教員総数の約 8%を占め、 学校内での韓国訪問就業制に対する反応は低かった。 黒龍江省各市県の 10の朝鮮族村及び 8つの朝鮮族学校を調査した結果、今度の無縁故韓国訪問希望者数が 総計 754人余りと概算集計され、一つの村ごとに無縁故の韓国訪問希望者が平均約 70人と暫定集計された。 黒龍江省の 10の標本村調査の結果を根拠として省全体の 300余りの朝鮮族村の無縁故韓国訪問希望者を推算する場合、 その総数は 2万名余に達するものと予想される。 (黒龍江新聞 キム・リョンオク記者 2007年4月7日)
|