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[経済] ロシアの中国商人、モスクワへと集まる

ロシア、4月 1日から外国人の小売業従事を全面禁止


▲中国人が一番多く集中するモスクワ・チェルキゾフ市場で、
中国人たちは主に服、履き物、帽子そして工芸品の商売をしている。

4月 1日からロシア政府は外国人が露天市場での店員や露天商が出来ないように全面禁止したが、現地 政府は大々的な取り締まりはしないと表明した。

新しい法の施行される地域が異なるため、中国商人が遭遇する事態も異なり、少なからぬ人々が引き続 き小売業に携わるためにモスクワへと押しかけている。

■現地政府

大々的な取り締まりはせず


ロシア政府は 4月 1日から店の店員や露天商ができないように全面禁止、しかし移民局はこの日、特別な 取り締まりはしないと述べた。

ボルトラニンロシア移民局報道秘書は "これは 4月 1日から市場で大々的な取り締まりをするということを 意味するものではない"とし、 "私たちはこれまでと同じく、平穏な心情で対処する"のであり、 "平穏で秩 序をもって移民法の遵守如何を検査することになる"と述べた。

彼はまた市場管理部署でも、なるべく法によって事を処理するとし、政府決定の "有効期は 2007年 12月 31日 までであり、その後にはこの決定を修正するか引き続き施行することになる"と述べた。


▲モスクワ・チェルキゾフ集荷市場の中国人履物販売区域

■極東地域

現地の中国商人に対する影響大


ロシア現地の中国語メディアのある記者は "この政策の施行は極東地域にいる中国商人に大きな影響を及ぼす ことになるだろう"と言いながら "多くの中国人が既に帰国したかモスクワに集中している"と語った。

ロシア連邦人民共和国ハバロフスク辺境分局の関係者によれば、2006年 11月移民局は国家で関連法律を改正し、 雇用主に不法移民者を雇う場合、一人当たり 80万ルーブルの罰金を課することにしたと通知した。

■中国商人

モスクワが '待避港'に


小売業従事禁止令の施行はモスクワにいる中国商人には影響を与えない。

ロシア福建商会の王さんは "モスクワはロシアの商品集産地であり対外貿易の中心"と言いながら "もしこの政策を強圧的に施行する場合、現地の経済に悪影響を及ぼすことになるだろう"と語った。

王さんは、自分にとっては外地で施行される禁止令は良いことだと言いながら "それはロシア政府の新しい 政策に対応して去年、モスクワ市のある大型市場に '中国商業貿易城'を設立した"とし "現在、この市場に 入居した事業主は旧正月前の 10軒から 90軒余りに増え、多くの人々は極東地域から来た"と語った。


▲中国商人が'廃業'と書いた垂れ幕をかけている

王さんはまた、モスクワでも間もなくこの規定を施行するだろうが、ロシア政府がどんな行動をとることになっ ても、 "商人にとっては政府の規定と秩序に従って正規に商売をするのが望ましい事"と述べた。

■中国領事館

中国商人に法に従った経営を勧告


ハバロフスク駐在中国総領事館は、中国商人たちに、書類の不足あるいは質・衛生の問題で貨物をロシアの執行機 関に差し押えされた場合、取り戻すのは難しいと述べた。

総領事館の関係者はまた、自らの権益が損失を受けないようにするためには、商品を輸入する場合に正規の会社 を尋ね、規定に従って通関手続をし、商品検査と衛生検査を受けるなど、ロシア政府の関連法律・法規に従って 経営活動をし、該当の証明書類をしっかりと保管することを勧告した。

ニュースの背景

現地市場の遊休ブースが 4分の 1


2006年末、ロシア政府は 2007年第1四半期からロシアの露天市場や露店で小売業に携わる人々のうち、外国人の 比率が 40%以下になるように、 4月 1日から外国人が市場で店員や露天商を出来ないように全面的に禁止する 新しい法を施行することに決めた。

この法の影響で少なからぬ中国商人は、さらに大きな損失を避けるため、物品を捨値にて売ってしまった。

ロシア政府は自国の商人が外国人商人に代替することを期待。 しかし現在、市場には放置された遊休ブースが 既に全体のブースの 25%に増え、また少なからぬ地方の食品価格が上がり、現地人の不満を催している。 /新華社

(黒龍江新聞 2007年4月4日)
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