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![]() [教育] 朝鮮族学校の校長たちが見る朝鮮族学校の現況 学校の運営で最も難しい点は、学校の経費難 朝鮮族学校の現況はどうなのか?現場で直接携わり学校を運営して来ている朝鮮族学校の 校長たちは、民族学校の現況を一体どのように見ているのか? 本社編集部はこの問題を話題として吉林省の民族学校の校長養成コースに参加した朝鮮族学校 の校長たちを相手にアンケート調査を行なった。 アンケート調査で 37件の有効なアンケート回答を受けたが、延辺地域の学校校長が 19人、散在 地域の学校校長が 18人で、およそ半分ずつを占めている。このうち小学校の校長が 23人、小学校 と中学校の連合学校校長が 4人、完全中学校の校長が 10人で、小学校の校長が相対的に多かった。 今度のアンケート調査は朝鮮族学校の運営現況を全面的に反映することはできないが、 37人の朝鮮族 学校校長たちの視覚で朝鮮族学校の現況と問題点を察することが出来る良いきっかけにはなった。 校長たちの《一番頭の痛い問題》 《朝鮮族学校の運営に存在する一番難しい問題点》に、おおよそ 89%の校長たちが 経費難》を 挙げた。》朝鮮族学校で一番至急に解決しなければならない問題点》でも 《資金の解決》(57%)が 過半数 1位と出て、朝鮮族学校の運営で資金難が一番深刻な問題であると言う事をうかがうことが できる。 また校長たちは 《学生の流失》(35%)と《教員の流失》(22%) をそれぞれ第2、 3の運営 の難題に挙げた。続いて、校長たちは 《至急解決しなければならない問題》が何であるかという問いに、 教員の資質向上を含め、 《教師陣の強化》、《 学生確保の問題》という返事が多く出た。 教員流失 問題、教員待遇を高める問題、若い教員の不足問題、 学生が少なく教員が残る問題、親の出国、離婚など による特殊家庭の学生の管理問題などの解決に悩みが多いと答えた。 朝鮮族学校の教員の資質に対する評価では 41%が《以前より教員の資質が下がった》と認め、《高くな った》の 29%より多く、 《以前と同じぐらい》と言う意見が 30%と出て、教員資質の低下と足踏み状態 に対する校長たちの憂慮が読み取れた。 急速な時代の発展の中で足踏み状態は結局、後退と変わらない。 朝鮮族学校の《強み》と《弱み》は何か? 《朝鮮族小中学校の強みは何か》と言う質問に 59%の校長が 《言語》と答えた。 次に 《大学入試の時、 民族学校の学生に 10点添加》(40%)、 《民族文化の学習》(27%)と続いた。 結局、朝鮮族学校の強みは 《ただ言語及び文化》という文化の優勢であるという結論を得ることができる。 もちろん現代の競争力に おいて文化の強みは極めて重要な強みであり、民族文化に対する誇りはあるものの、朝鮮族学校が単純な 文化の強みを持つものの、総合的な競争力で随分立ち後れていることを見て取れる。 3人の校長が 《朝鮮族の小中学校には強みがない》と回答し、注目された。 朝鮮族学校の弱みでは、絶対大多数の校長(84%)が、また 《経費不足》を訴えた。それ以外にも 《学生数の不足》、 《基礎施設の劣後》、 《低い教員資質》、 《学校の自活能力の不足》など多く の問題が指摘され、学校運営において 《総合症》を病んでいるという現況を見て取れる。 核心は結局、 学校運営経費の問題と言う事が分かる。 漢族学校に行く現象は減ったが・・・ 《朝鮮族の学生たちが漢族学校に行く現象》について《減っている》と言う返事が 51%と出て、漢族学校 に行く現象が減っていることを示している。 これは延辺地域の学校や散在地域の学校で特に区別なく、 全般的に朝鮮語の立場の向上で自分の民族学校に通う学生が多くなっていることを証明している。 反対に 《多くなっている》も 32%と多く出て、特定地域と特定学校においては漢族学校に行く学生数が多くなる傾向も根強いことがわかる。 朝鮮族学校の卒業生の大学入学率は以前より《高くなった》という回答が 58%で、《以前と変わらない》 が 22%となり、合計 80%の満足度。 これはもちろん全般の進学率上昇の流れもあるが、朝鮮族学校の伝統的 な強みである進学率が維持されていることを伺わせる。 一方、むしろ 《減少した》が 19%となり、注意を喚起させている。 朝鮮族学生の総合資質が漢族学校の学生たちよりどうなのかという質問に《低い》が 49%を占め、 《高い》 27% より多く出た。 さらに 《同じぐらい》が 24%と出て、合計 70%に及ぶ大部分の校長たちは 漢族の学生より朝鮮族の学生の総合資質が劣ると認めている。 (吉林新聞 2007年3月13日)
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