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![]() [社会] 韓国麗水・事故犠牲者たちの切ない事情 “二日前に解放してくれたら死なずに済んだじゃないの。生き返らせて!お兄さんを返してってば!” 11日午後、麗水出入国管理事務所を尋ねて来た中国朝鮮族・金ヨンブン(37)さんが職員たちを相手に抗議の挙句、 最後は泣き崩れた。 この日の夜明け、外国人保護所の火事で死んだ金さんの兄・金成男(51)さんは去る 9日、 預託金を出す条件で一時的に保護解除をしてくれるように管理事務所に要請したが、受け入れられなかった。 中国延辺出身である金成男さんは、夫人と離婚した後、25、13歳になった二人の娘を中国に残したまま、 一年前韓国に入って来た。 お金が多少でもあれば聴覚障害がある上の娘に良い結婚相手を見つけられるのではない かと思ったからだった。 入国後、麗水のある養殖場で働いた金さんは、先月 19日就業手続に違反したという理由 で麗水出入国管理所から強制退去命令を受け、この保護所に抑留された。 金さんのもう一人の妹・金ブンソン(47) さんは “兄が働いた養殖場で不払いになっていた賃金 1千万ウォンあまりのうち、 700万ウォン余りがまだもらえ ていない”とし “それを受け取ろうと思ったら、とんだ目に会った”と咽んだ。 七人兄妹のうち六人が韓国に入って 来ているという彼らの家族は、霊安室がある麗水聖心病院に集まり、 “兄さんが普段、あれほどに心配していた二人の 娘が何の縁故もなく中国で過ごしているのが一番心配”と言いながら茫然自失の状態だった。 中国吉林省で六人兄弟の末っ子に生まれた朝鮮族・李太福(43・死亡)さんもその最後の瞬間まで楽な日一日とない 苦しい生活をしていた。 去る 96年、韓国に入って来た後、工場労動者、工事現場の人足など、やらない事は何一つ なかった。 農業だけでは゛以下つが苦しかった李さんが、韓国に来て、夫人・息子までがばらばらになってしまった。 息子は長春のある高等学校に行かせ、夫人は北京で食堂の仕事をしながら根気強くお金を蓄えた。 巨済島の建設現場 で鉄筋を運ぶ仕事をした李さんは、誰かの申告で去る 1月9日ここの保護所に連衡され、強制退去命令を受けた。 息子 の大学の学費も含め、家族の集まって住む小さな家一軒でも作りたいというつもりで不法滞留をずっと延ばしていたの が禍いした。 この日の夕方、金浦から霊安室を尋ねて来た妹の鄭さんは、 “兄さんはよく笑い、陽気な方なので韓国に入って来てい る甥たちもよく面倒を見てくれた”とし “滞留期間が長くなったので、出国後に再入国しなさいと言ったが、もう少し とどまると我を張り、とんだ目に会った”と悲しんだ。今度の麗水事件で被災した中国朝鮮族は金明植(39歳)、 金成男(51歳)、李太福(43歳)、李紹軍(46歳)を含む 4人だ。 (黒龍江新聞 2007年2月12日)
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