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［社会］　ロシア沿海州の高麗人、延辺農業を見学 ▲琿春市敬信鎮のある農家のとうもろこし倉庫で現地人たちとポーズを取っている高麗人 農業実践家の韓国北東アジア平和連帯チャン・ミンソク氏を団長とするロシア沿海州高麗人代表団一行 8人が、去る 22日から 25日まで延辺の農業の現況を見学した。 延吉市実用技術公司・�｢東傑社長の案内の下、琿春市敬信複合農場、兎飼育基地、豚飼育場、図們市のカボチャ農場、農家、龍井市の北方 自然農業研究所、ビニールハウス農家そして延吉市農用物資市場、野菜市場などを見学した。 彼らの先祖は大部分、沿海州から1937年に中央アジアへ強制追放されたが、その子孫たちがまた耕作をするために沿海州へ来たのだ。 スンヤッセン村 から来たチョウ・リエバさんは “先祖が 37年にウスリースクから強制移住でカザフスクタンに行ってから、私は 96年度にまたウスリースクへ来て農業をする ようになった”とし、その地域で多くの高麗人が農業に携わっており、主に野菜、養豚場を経営していると語った。それによれば、ロシア人たちは農業をしない ので、高麗人が作った米で食糧を解決しており、去年だけでも農業が順調で、多くの農家で一切の農業費用を負担しても 7000ドル余りの所得をあげたという。 韓国北東アジア平和連帯チャン・ミンソクさんは、韓国の農法を伝授するためにおよそ 1年前に行ったが、ウスリースク地域は自然条件が劣悪で農業に必要な 物資が不足しており、養豚飼料も高いが、高麗人たちが根気強く熱心に働いたので富を蓄積していると述べた。紹介によれば、ロシアは農業基盤がほとんど 崩れた状態であり、ビニールハウス農業をするにしても中国あるいは韓国からビニールを輸入しなければならない。 ロシアに居住する 50万人余りの高麗人は、 大部分が農業に携わっている。 中央アジアにはウズベキスタン、カザフスタン、ウクライナ、 キルギスタン、ベラルーシなどの国が含まれ、大部分の高麗人が劣悪な環境で農業をしているという。 北東アジア平和連帯チャン・ミンソクさんは “高麗人は私たちの言葉をほとんど忘れつつあるが、冠婚喪祭などの伝統文化はそれでも守るために努力しており、 年配の高麗人たちは常に過ぎ去った昔の歌を歌い、望郷の念をなぐさめている”とし、今度の延辺行を通じ、延辺の朝鮮族と沿海州の高麗人が農業分野で 幅広い交流がなされるようになることを希望した。 （黒龍江新聞　ユン・ウンゴル記者　２００７年１月２７日） Copyright(C) 朝鮮族ネット