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[教育] 蔓延する女子大生'愛人'現象

金銭欲に喘ぐ一部の女子大生たちの影を追う

[編集者の言葉] '卒業はすなわち失業だ'という言葉がある。 いわゆる失業を目前にして'愛人'の道を歩む 女子大生が増えるとともに、大学街で蔓延する'愛人'現象は、昨日今日の事ではなく、ある意味では大学街 の'宿病'になっている。また新しいニュースでもなく、公然の秘密になっている。大学街の'愛人'現象に、我が 朝鮮族の女子大生はどれだけ溺れているのか、集中的にスポットライトを当てて見た。 一部の朝鮮族女子大生たち が '拝金主義'と虚栄心に浮き立ち、苦しんでいたが、幸いにも '愛人' 現象に溺れた我が朝鮮族の女子大生たちは、 さほど多くはないという点に安堵することができた。 '愛人' 現象の渦にはまり、右往左往する女子大生たちを非難 するだけでなく。社会全体が愛と救援の手を差し伸べ、再発防止のための積極的な対策をとることが望まれる。

最近、記者はハルピン市の朝鮮族女子大生を重点対象として取材したが、一部の朝鮮族女子大生たちの価値観と彼ら の生活を衝撃的に体験することになった。

キャンパスに拡がる 'パンティー理論'

求職の成功と微妙な弁証法的関係が込められているという 'パンティー理論'が、大学卒業予備生の女子学生 たちの間で波紋を起こしている。大学生たちが就職難に直面している場合、腰の浅いズボンに尻まで見える パンティーという姿なら求職に万事OKとする 'パンティー理論'は、夢と現実の間で揺れる女子大生たちの 社会的現実を抽象的に反映している。

'拝金主義'に根付いた愛

美貌を持つ22歳の金さんは、所帯持ちの男の恋人役を始めてから既に 1年が過ぎた。 卒業を控えて会社の 通訳としてアルバイトをしている時、社長と映画を見たり、旅行に行ったりして一日デートまで始めたが、 後には完全に家を与えられて専門の愛人に転落した。

"莫大な就業圧力に対し、美貌で求職に成功するのは時代の潮流で、また当然のことだ"とし "しかし初め は隠然とした要求から率直に逃れたいとも考えたが、大金を得られるという誘惑に勝つことができなかった"と 金さんが白状した。

23歳のチャンさんは顔もきれいではなく、暮らし向きも苦しかった。走り回って就職活動を続けても、成果が 思わしくなく、面接するたびに明確にハンディを感じるチャンさんは、美女に生んでくれなかった親に対する 恨みばかりが膨らんで行った。 唯一の趣味がチャットであるというチャンさんは、インターネットで '男釣り' を始め、お金さえあれば、独身でも所帯持ちの男でもかまわずに飛びついた彼女が、中絶をしたのも既に 一、二回のことではなく、結局、学校側に妊娠が露見し、卒業証の替わりに退学証を受け取る羽目になった。

'拝金主義'に愛を注ぐ一部の朝鮮族女子大生たちの運命に憂慮の声が挙がっている一方、さらに緊迫した問題 として挙げられているのは、安易な金儲けと殺伐とした誘惑の現場にいきなり入り込む朝鮮族の学生が日増しに 増えているという点だ。

ハルピン市の多くの大学の朝鮮族女子学生 50 人を対象に調査した結果、良い職場と豊かな生活が送れさえする のなら、 '愛人'も考えることができるという回答者が約 15%を占めた。

ハルピンの某大学文芸部長として活躍し、今度の調査の責任者である崔さんによれば、 "豪勢な一晩のデートだけ でも、得することの多い職業とかなり良い収入が手に入る愛人役に熱心に従事する朝鮮族女子大生たちが一人二人 ではない"と明らかにした。

世の中にはタダというものはない

お金の誘惑に揺れた青春、奇形の '愛'の前に、束の間の '幸せ'を感じた女子大生たちは、 '甘い'杯に続く社会病−中絶ブームに巻きこまれる。

何回も中絶して、婦人病で苦しむかと思えば、学校側への発覚で中途退学処分を受けた学生がおり、友達 の流言飛語や親たちからの排撃に負け、精神疾患にかかった女子大生たちもいた。同時に駅前や路頭ごと に立つ月給1万元のコンパニオン斡旋広告の詐欺にあったという事件も増えている。

他の職業よりお金を早く儲け、正当な競争者を退けて一晩のうちに貴族生活を味わうことができるという現実 に、価値観が狂ってしまった一部の女子大生たちの道は、ますます遠くなり寂寞となる一方だ。

'需給関係'が '市場'を形成する

男は愛人、女はお金、このような需給関係で '愛人市場'は必ず存在するだけでなく、需要の増加によって拡が る、見えない市場が形成されるのが常である。

省外の某大学の金さんは去年秋、一人で市内を歩いている時、見ず知らずの男が道を塞いだ事が今も忘れられないと語った。

"寂しい人生、一緒にしないか"、"話友達にでもなってくれれば、学費全額と生活費の責任を負う"と連携方式を要求 する男の言葉に驚いた金さんは、一週間何も出来なかったと吐露した。同じ学校の李さんは、運転手の "君たちの学 校の女子学生たちの身の代金は安いそうだね…"と皮肉る言葉に怒りが爆発したと語る。

不変の真理−世の中にはタダというものはないことを悟った、または悟ることができなかった女子学生たちは、いろい ろな二股の道を歩くのが常である。

誰のせいなのか

愛人現象の原因は何なのかという質問に、多くの学生たちは現在白熱化している、いわゆる社会の '潜在規則'と、 最近の大学生たちの間で膨脹する怠惰及び虚栄心を最初に挙げた。一方、莫大な就業圧力、大学生拡大募集政策の 隙間に入り込んだプライドの低い学生と思想教育が遅れている学校のシステム、及び片親家庭がもたらした傷も、 相当のパーセンテージを占めた。

不健全な社会の世相が大きな位置を占め、学校運営と効益だけで縛り、学生たちの資質や主観趣向を囲い込む学校側 も、日増しに増える片親学生及び海外出稼ぎにより子供たちの心理・健康を無視した不合理な家庭教育も無関係ではない。

学生の身分にふさわしく顔より能力で労動の成果を挙げ、真実の幸せを追求出来るように夢を育てるフレッシュな学校 が、私たちの希望と同時に生きがいであり、花が萎む前に正しい人生観を樹立出来るように導き、慈愛、自強の精神を 樹立させることが現在の社会と個人に課せられた重大な課題だ。

(黒龍江新聞 キム・リョンオク記者 2007年1月20日)
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