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［社会］　正月前夜、琿春に再び東北虎出現 村の牛を食べる事件が発生 正月前夜の去年 12月 30日と 31日、東北虎が琿春市の村に現われ、牛を噛み殺す事件が発生した。 12月 30日、延辺琿春市哈達門郷柳樹河子村の村民・劉思華が保護区管理局に情報提供したところによれば、鹿道溝山に放っておいた 彼の牛一頭が東北虎に噛み殺されたという。保護区管理員たちが現場に駆け付けて調査して見ると、噛み殺された牛は五歳の雌牛で体重は 350kgだった。 現場で彼らはまた東北虎の寝そべった跡と糞便を見つけた。 管理関係者たちは、東北虎の活動習性を掌握するため、その日午後 5時に現場 に２台の遠赤外線写真機を架設し、虎が再び現われた時に撮影することとした。 すると東北虎が再び現われ、写真機表示燈のきらめきも意に介すことなく、死んだ牛を一口で咥えて一方に引っ張り出し、かじった。 写真に撮られた虎を分析した結果、長さ 2m、高さ1.2m、体重 200kg余りにもなる大きな東北虎であることが判明した。 2005年 9月頃、東北虎が琿春市敬信鎮西架山村に下りて牛を食い、追い出そうとした農民に襲いかかって大きな怪我をさせたこともある。 東北虎は絶滅に瀕している珍しい種であり、世界全体に 400頭余りが棲息しており、中国国内には現在 20頭余りしかないことが判っている。 吉林琿春東北虎国歌級自然保護区は、中国・ロシア・北朝鮮の三国国境が接している地域であり、中国で国家一級重点保護動物である虎を含む 野生動物及びその棲息地を保護対象とする自然保護区だ。 中国政府で動植物保護のために出した条例によれば、東北虎によって発生した人身医療治療費、農作物損害、家畜損害などの補償は、省、 市(県) 級の財政でそれぞれ 50％ずつ負担して支給する。 （延辺信息港　２００７年１月１日） Copyright(C) 朝鮮族ネット