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[社会] 韓国は‘東北工程’の争点を把握出来ないのか−韓国

専門家の診断“東北工程への対応、大韓民国領土政策の座標設定が急務”


▲ 中国集安市が高句麗を自国史として記述した広報パンフレット

国家政策運営の窮極的な目的のうち、最も本質的なことは領土の安定的な確保及び平和的な管理だ。 したがって周辺国と領土紛争や陸地、海洋境界確定の紛争問題を争っている国家には、これらの事案の 解決及び管理に対する政策的な座標設定は、事実上、国家の存立と直結する問題だ。

領土政策の座標設定の必要性に対するこのような認識は、領有権、境界の確定と係わる懸案であり、 慌ただしい 2006年を過ごした韓国としてはますます要求されている。 韓国の対日アイデンティティ 定立の象徴として位置づけられる独島問題と同様、対中関係でも東北工程、白頭山工程、離於島問題などが 続々と浮上し、韓国の領土政策の基本方向が日本・中国などの個別の国々を対象にした一次元的な対応のみをもって 解決できる状況ではないという共感を国内に量産させた。

朝鮮族の地位強化に対する代案講究

特に東北工程は故土回復に対する民族の熱望と恨が激変している北東アジアの現情勢と一団となり、中国国内 での国家行為に対する我々の純粋な善隣的接近を再点検させている。しかし問題は中国の東北工程に対する国内の 対応方案が本質的な争点を把握することが出来ないという失態を犯しているということにある。

主権国家において領土の安定的な確保及び平和的な管理が最も基本的な課題であるというのは、疑いの余地もない。 領土安保という課題の達成においては、中国も例外ではない。 広大な領土を持っている中国は、ほとんどすべての 周辺国と領土及び境界確定紛争に置かれており、 このような中国の立場から見れば、韓半島の統一は中国の領土安保 において潜在的な脅威要素でしかない。 その上、中国の国境地帯に居住している朝鮮族の存在は、その潜在的脅威の 程度を増加させる要因として作用している。 結局中国は、東北工程、白頭山工程などの方法で領土の安定的な確保及び 平和的な管理という自国の領土政策を忠実に施行している。

これに対する解答は韓日間の独島問題、韓中間の東北工程などの懸案、そして南北韓分断の状況で発生している安保の 懸案を包括する、総合的な領土安保政策を講じなければならない我々の立場の定立にある。 果して今後展開される周辺 の国々との力学関係の中で、領土の懸案を包括する大韓民国の領土政策の座標は何か? 特に東北工程と係わって 我々はどんな座標を設定しなければならないのか?

最近になって北朝鮮政権の崩壊と係わるシナリオが仮説の次元で言及されるようになり、アメリカと中国の間で平壌 と元山を基準に北朝鮮を両分してそれぞれ管轄権を行使することに合意したという出処不明の情報も伝わっている。 事実関係の確認が容易でないこのようなデマ・風聞に敢えて敏感に応じるのは、中国の東北工程の本質に対する我々 の認識が周辺の利害当事国に比べて現実問題として非常に劣っていることを強調しようとするからだ。

結果的に東北工程など北方領土に対する政策は、長期的には統一韓国・韓民族共同体の形成を準備しなければならない 韓国政府にとって、国家の領土政策の座標設定が急務であることを、短期的にはいかなる場合においても統一韓国の 形成のための北朝鮮との関係設定正常化と北方領土に現在居住している朝鮮族の地位強化に対して代案を講じなければ ならない課題を課している。

イ・ソクウ〈仁荷大学校法科大学教授〉

(ニュースメーカー ソン・ファソブ記者 2006年12月21日)
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