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[教育] 2年間で学生が50%増えました!

寧安市朝鮮族小学校・尹吉鎬校長の幼稚園建設の経験談



学生源泉の不足により学生数が急激に減り、多くの学校が門を閉めている我が朝鮮族社会の現実とは異なり、黒龍江省寧安市 朝鮮族小学校は 2年間、学生数を 50%も増やして朝鮮族小学校の発展に重要な役割を果たしている。

その秘訣は何か? 秘訣の創始者は誰か?

まさに 《幼稚園教育を強化することだ。 優秀な幼稚園教育がなけれぱ優秀な小学校教育もあり得ず、朝鮮族学校の学生増加を保障することが出来ず、 生命線を守ることができない》というのだ。

この観点こそは、黒龍江省寧安市朝鮮族小学校校長で牡丹江市先進事業者であり、優秀共産党員である尹吉鎬校長が、現在の朝鮮族小学校の状況を 勘案して提起したものだ。

それまで、寧安市には朝鮮族幼稚園がとくになかった。 つまり、朝鮮族の子供たちは漢族の幼稚園に通ってから、小学校に入学する時になってから 朝鮮族学校へ来ていた。 しかしこんな子どもたちは言語の壁を越えることが出来ず、再び漢族の学校に転校して行った。 そして 2003年 には 1年生新入生が 20人にもならない状態になった。ひょっとすれば何年か後には門を閉めることになる危険があると思われた。

幼稚園設立に最善を

尹校長は学校指導部メンバーたちと討論、研究の末に該当部門の支援を経て計画を実践に移すことができた。 しかし幼稚園の建物を建てようと すれば少なくとも 15万元が必要だった。 学校は長年の間、経費不足で借金が多く、日常経費にも事欠く状態だった。 そこで彼は韓国にいる妻に 電話をして、妻が韓国で血の汗して稼いだお金 10万元を気軽に提供した。 続いて教員たちも楽ではない暮しにもかかわらず積極的に募金を申し出、 何日間かで 17万元を集めた。 経費を節約するために建築業者に頼まず、物資購入チームを設立してすべての物資を自前で購入、教員たちも自覚的に 義務労動に参加し、基礎を掘りレンガを運び、夜には工事現場の見張りに立った。

幼稚園の建物を建てる3ヶ月の間、尹校長から昼食を建築現場でお弁当にて済ませるなどして常に忙しく働き、夜明けには工夫たちよりも先に現場に 出ていた。 このようにさまざまな困難を乗り越えて教員たちが血の汗を流したおかげで、 5分の 2の建築資金を節約することができた。そして去る 6月に建築面積が 550平米に達するテレビ、録音機、DVD、電子オルガンなどの電化教育施設が揃った。大、中、小クラスの標準化教室、活動室、休息室、 食堂、室内トイレまで揃った現代的な幼稚園が完成した。

幼稚園の設立は寧安市に朝鮮族幼稚園がなかった 60年余りの民族教育史に終止符を打ち、寧安市の民族教育の質高揚と民族資質の向上に 良好な土台を磨くこととなった。

幼稚園教育管理に最善を

尹校長はまた教員たちを動員して朝鮮族村を回りながら、子供たちを尋ね、幼稚園の学生数を保障した。 教員の質を確保するため、 市の優秀な教師たちや牡丹江師範学校の幼稚園専攻本科卒業生を招いた。 そして幼稚園教員たちの教育の質を向上させるため、教員訓練 チームにも送り、授業研究、公開授業も行った。 教員たちはまた、婦警連携ノートを作って、一日の間の子供の状況と授業内容、一週間の 総括、一ヶ月間の発展を父兄に知らせ、随時に子供の状況を掌握するようにさせた。 また専門教員と食堂サービス員、栄養士、保健看護婦を 置いて、幼稚園の子供たちの学習と生活を科学的に管理した。

かくして現在、幼稚園は園児 80人収容を勘案して建設した建物なのに、現在、学生が 160人余りに達しており、幼稚園は窮屈で 《嬉しい悲鳴》 をあげている。

寧安市朝鮮族小学校の全教員たちは、教育改革を深め全面的に資質教育を推進し、創新精神の養成に努力し、科学的管理を強化して寧安市朝鮮族 小学校を一流の朝鮮族学校として浮上させるためにいずっと奮闘している。

(吉林新聞 シン・チョンジャ記者 2006年12月21日)
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