［経済］ 吉信貿易グループ、多国籍企業狙いロシアへ投資拡張
朝鮮族企業家・崔龍吉が率いる吉信貿易公司は、大胆に投資領域をロシア市場へ広げ、中露合作企
業を設立した。 これにより企業の支出を大幅に減らし、経済的効能を大きく伸ばし、熾烈な企業競争
においてますます企業の生命力を誇示している。
80年代、ただの普通の勤労者の身分から 10年間余り、ロシアでの商売で大金を儲けることになった崔
龍吉は今会社傘下に吉信木材加工公司、吉信庁舎、吉信旅行社、吉信建築公司、新興陶磁器会社の 12の
分社を有しており、年間輸出入総取引額が 8000万ドルに達する。しかし茂みのように立ち上がる貿易会
社とますます熾烈になる市場競争は、崔龍吉に新しい挑戦状を突きつけた。 十分な考察と思索を経て決断
を下した崔龍吉は、国内のいくつかの会社を引き続き運営する一方、大胆に市場領域をロシアへ広げ、ロシア
に木材加工会社と履物加工会社を立てた。
ウスリースクに立てた木材加工会社は、敷地総面積が 4.7万平米、従業員が 110人で年間木材加工量は 2.4万
立米だ。 会社は新シベリア、ハバロフスク沿海州大衆貿易会社と合作して運営するもので、さまざまな木製品を
全て中国へ輸出する。この会社ではまた江蘇、福建省の新工場と合作してウスリースクに総投資額が 9800万元
の履物工場を立てたが、国内の履物輸出工場より多くの利潤をあげ、去年数十万足のいろいろな履物を全て
ロシアで売った。 国家商務部副部長・廖暁淇は最近、吉信貿易公司を視察した後、崔龍吉が大胆にロシア
に企業を立てた創業精神を高く評価しながら "ロシアには限りない市場潜在力がある。ロシアに中露合作企
業を立てるのは、両国経済貿易発展の需要に完全にかなう"と述べた。
（黒龍江新聞 リ・サムミン記者 ２００６年１０月２６日）
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