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［経済］　芽吹き始めた朝鮮族のファンド投資意識 先日、記者は朝鮮族が密集する瀋陽西塔周辺の金融機関で、朝鮮族のファンド投資家が著しく増えていることを発見した。 西塔地域は政府の投資環境改善の意志と努力で、特に何度も続く瀋陽韓国週の行事を経て、街の姿が一新され、諸般の経済が 活気に満ちて発展する様相を見せている。 したがって和平区の経済を含め、瀋陽全般の経済発展に寄与しており、瀋陽対外広報の窓口、 ビジネスが活発な地域として頭角を現している。西塔街を中心にその周辺に既に4大銀行の工商銀行、農業銀行、建設銀行、中国銀行が続々と 入居しており、それ以外にも交通銀行、商業銀行、招商銀行、光大銀行、広東発展銀行など約 10個の銀行が集まり、各自の強みと経営方式により 熾烈な生存競争を展開している。瀋陽市でこのように狭い空間に 10個の銀行がぎっしりと立ち並んでいるという現象は極めて珍しい。 このうち 《朝鮮族の銀行》と呼ばれるほどに経営方式からサービスに至るまで多方面にわたり顧客に親密にアプローチしている銀行は、交通銀行 西塔支店を第一に挙げることができる。 1994年 5月、交通銀行西塔貯金所としてスタート、交通銀行西塔出張所、支店と一歩づつ発展し、現在は 独立した省直属管轄の支店として頭角を現したこの銀行は、西塔という特定された地政学的な強みを充分に発揮出来る場所にあり、銀行自体の発展 とともに朝鮮族の金融及び資金管理意識に目を開けさせてくれた。これは金順姫支店長と一部の朝鮮族営業員たちの努力と切り離すことができない。 交通銀行西塔支店によれば現在、この銀行に開設した普通及び定期貯金通帳とさまざまな銀行カードが 2万 5千口余りで、一日の取引高が 1千万元を 上回っている。 そのうち 70％以上が朝鮮族だ。 一年間に発行する VIPカードが合計 140枚で、そのうち朝鮮族と韓国人が 80％を占める。 同時にこの銀行で運営するさまざまなファンド投資プロジェクトに過去、何人かの朝鮮族銀行職員が参加したが、今年からは毎度新しいファンドが 出るたびに数十人の朝鮮族顧客たちが積極的に参加している。 特に今年の 10月中旬に販売した交通銀行シュローダー成長ファンドには 50人余りの 顧客が何千元から10万元まで様々な金額でファンドを購入した。ある朝鮮族顧客はシュローダーファンドを販売するという情報を聞いた後、仕事の途 中でタクシーに乗って急に駆けつけて来てファンドを買ったといい、銀行から予め知らせてくれたことに感謝すると語った。 金支店長は一名 《ファンド投資》と呼ばれる資金投資プロジェクトに国債、ファンド、中短期人民元資金管理などさまざまなプロジェクトがあり、 このようなファンド投資は人民元の普通及び定期預金利子よりずっと大きな利益を得られると言いながら、去年 9月に販売した交通銀行シュローダー 株式型ファンドは、今年の 10月中旬まで累計増加額が 66％に達する相当な幅の利益が形成された一例を作った。 彼は、漢族たちは資金投資の管理面で我が民族よりずっと先に進んでおり、相当な経験を蓄積してお金を転がし利益を得ているが、我が民族はお金は よく儲けてよく使うが計画的に投資管理するファンド意識が非常に不足していると指摘した。 お金を銀行に預金しておくだけでは、僅かな利子に利子税まで払い、残る利益はいくばくもない。 それで往々にして不動産投機またはドルの闇取引に 少なからぬ人々が足を踏み入れてしまうが、不動産投資は最近、国家で個人所得税、営業税など多くの名目の規制を作り、手網を締めているし、 ドルの闇取引は法令違反として目立ちやすい目標物になっており、危険が常に付き纏っている。 これと対照的に、相対的に普通・定期預金より 利子が高くて安全性のあるファンドの種類を選択し、自分に合わせてファンド投資を試みるのが望ましい。 （遼寧朝鮮文報　２００６年１０月２０日） Copyright(C) 朝鮮族ネット