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[文化] 新しい見どころとして定着する延辺闘牛

延辺第1回闘牛民俗大会が延吉にて



10月 3日、4日、国慶節の休暇に異色の見どころを作った延辺第1回闘牛民俗大会が延吉市体育場 で行われた。闘牛は二頭の牛をくっつけて争わせる伝来の民俗遊びであり、毎年旧暦 8月半ばを前後して 年中行事として行われる慶尚南道晋州一帯の闘牛が有名だ。 今度の延辺第1回闘牛民俗大会の開催は 延辺に闘牛というもう一つの見どころ文化が上陸したことを意味する。

二頭の牡牛をお互いに向い合わせて立てておけば自然に花火を散らすのが闘牛だ。まず、丸い両眼を剥いて 睨み合い、荒い息を吐き始める。 自分の力を誇示するように前足で土砂をサクサクと掻き上げ、 《モ〜》 と短い 威嚇の声を抜いて毒を使うかのような鋭くて巨大な力を誇示する2匹の牡牛がお互いにズシンとぶつかり合う。 無尽蔵の力でお互いに押し合う時、そこで闘牛の妙味を満喫することになり、白熱した勝負に神経が巻きこま れるようになる。 埃を巻き起こしながらお互いに押し合い、稲妻のように近寄って行きながらも、相手の力や実力 が自分より強いと見ると、気の弱い牡牛はすぐに闘いを諦めて逃げ出す。その時、逃げる牡牛の腹や太ももは 追い掛ける牡牛の角がめりこんで傷つくこともあり、それもまた一つの見どころとして観衆たちの興味を催す。 しかし力量の似通った好敵手に会えば、一番苦労するのは牡牛自身だが、その時には最も面白い闘牛になる。

延吉、図們、龍井、和龍、汪清など 5つの県市の牡牛 32頭が今度の闘牛民俗大会に参加した。 3日に行われた 予選競技はあまり熾烈ではなく、観衆の不満が多かったが 4日に行われた準決勝と決勝はまさに白熱した闘牛 となり、観衆の応援と嘆息が随時に出た。

4強に進出した牡牛たちを見れば、それぞれがすべて闘牛背番号を持っていた。延吉市依蘭鎮の孟ギョンボクが 連れて来た 21号牛は、図体が小さかったもののことさら技巧的な闘牛が上手く、優勝候補に挙げられた。図們 市石硯鎮のベ・ドリョルと金ボンヒョンが連れて来た 4号牛と 5号牛は黒い髪に大きな図体を備え、無尽蔵の力 を誇示し、優勝候補に浮上し、図們市長安鎮のギョ・ウンハが連れて来た 22号牛は赤黒い毛であまり大きくな かったががっしりと広く開いた図体で連勝をおさめ、やはり優勝候補に浮上した。

4強戦から 21号と 4号、22号と 5号牛が組み合ったが、人々の予想を覆して図体が小さな 21号と 22号牛が決勝 に進出した。 決勝はわずか 10秒で終わったが 21号牛が 22号牛との押し突きで体力上押され、闘いを諦めて退散した。

結局 22号牛が闘牛大王となり、賞金一万元を、21号牛が 2位で賞金 6千元を、 5号牡牛が 3位で賞金 4千元、 4号牛が 4位で賞金 2千元をそれぞれ主人たちにプレゼントした。

今度の延辺第1回闘牛民俗大会は北京潤沢大地闘牛文化交流センターで企画、 延辺朝鮮族自治州体育総会 で主管し、延辺闘牛文化発展推進会で主催した。

エピソード: 今度の延辺第1回闘牛民俗大会が行われた 10月 3日の夕方、何者かが体育場に入って来て闘牛に 参加する牡牛の手網を解いたため、牡牛たちの喧嘩が起って5匹の牛が怪我をするという意外な事故で競技が 遅延し、観衆たちの不満を催した。

警察が調査中だが、これについて観衆と牛主たちは主催側の管理が充分でなかったと不満を漏らした。 また この競技は実際に農民と都市民の人気を集め、見ごたえある闘牛競技になったが、主催側の広報が十分で なかったため、観衆席がガラガラという状態だった。

(吉林新聞 キム・テグク、キム・ソンゴル記者 2006年10月4日)
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