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[経済] 経営悪材料でため息をつく青島の韓国企業

人件費原資材価が暴騰… 《これ以上できない》 ベトナムなどへの工場移転を考慮

《ベトナムやインドへ工場移転を考慮中です》 青島市青陽区で会った韓国独資の工芸品加工業者 社長は深いため息をつきながらこのように打ち明けた。 この業者の社長は去る 1995年、原価負担を 節減するために京畿道安山から青島へ工場を移してから 7年余りになる今、再び第3国への工場移転を 深刻に考えている。

最近、この地域の企業環境が人件費や原資材価格、 貸賃などすべての分野にわたって、韓国を離れた 当時と大して差がなくなってしまったからだ。 青陽区一帯で会った韓国企業の社長たちは 《技術競争力を 持った先端領域は別として、事実上中国メリットは完全になくなってしまったと言ってもよい》と口を揃えて言う。

K企業は青島でもかなりうまく行っている業者であり、従業員も 500人余りの優良中小業者だった。 しかし 今は全てが昔の話だ。 去年より労動力難がやや緩和されたものの、少しも嬉しくない。 従業員たちに対する 5大保険を含め、従業員たちの賃金上昇が経営環境改善に比べて非常に重い。

何よりも従業員たちは 1〜2年後に現実化される労動契約法施行に大きな期待をかける姿勢だ。 団体交渉権 が認められ、退職金制度が導入されれば、従業員福祉が大きく改善する。 これに期待するせいか、去る 5・1 労働節の休暇の際、故郷に帰った社員たちはむしろ多くの 《人手》を連れて来た。 かなり多くの数の青島進出 韓国企業において、短期的には原資材価格が経営圧迫要因になっており、長期的には 2008 北京オリンピック を通じる社会変化も大きな心配だ。 青島市傘下の膠南市の洋食器業者は、最近原資材であるステンレス鋼材 などで経営に困難を経験している。 去年の末まででも1トン当たり 16000元だった価格がわずか何ヶ月間で 24000元に跳ね上がり、それさえ追加金を払って購入しなければならない状態だ。

単純に雇用だけを新たに生み出す外国企業が待遇された時代も、既に遠い昔の話になった。 税金をきちんと 納めなければ、びしびし制裁が加えられる。 オリンピックを控えて環境汚染に対する監視も非常に厳しくなった。 青島に進出した韓国企業のかなり多くの数が、自然親和経営からは程遠いためか、これをみつめる公務員たち の態度も身違えるほど冷たくなっている。

経営計画を立てる時も国民的利益に合致するかどうかの可否が企業運営の重要な考慮事項になった。 そうでなければあちこちでひどい目に遭うようになる。膠南市のある皮革業者社長は 《この間まででも数十人 の新規雇用だけでもありがたがった地方政府の態度が、ガラリと変わった》とし 《このごろ市政府の関係者たち は国家社会に対するより広範囲な貢献を要求している》と打ち明けた。

現地企業の関係者たちはこのような変化が全般的な産業政策の側面で見ると、沿海部に集中した投資を内陸 に分散誘致するための配慮から出たと考えている。しかし内陸移転には物流費の負担という障壁が横たわって いる。 こんな理由から、少なからぬ企業が人件費など経営環境がより良好な第3国への工場移転を検討している。

ある履き物業者社長は 《当地の競争業者たちまでも、業種の転換とともに今後の事業について悩んでいるほど です。 外国企業たちに迫る経営環境の変化は、もしかしたら当然の帰結かも知れない》と述べた。

(遼寧朝鮮文報 2006年9月30日)
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