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[教育] 中国で歓迎される韓国留学生たちを

長春市第30中(韓国部) 李ヨンドゥク副校長の話

留学生生活の問題点


▲学校指導者たちと一緒に事業討論する韓国部・李ヨンドゥク副校長(右側一番目)

韓国人が長春に来て最初に直面する問題が子供達の教育問題だ。 長春には韓国リ留学生が 3500名以上いるのに、彼らにあう 合理的な留学プログラムがいくばくもない。 それだけでなく韓国留学生が多くのストレスを受けていたが、その原因は中国語の レベルが低い状態で水準の高い中学校の授業を朝 7時から午後 4時まで受けなければならなかったからだ。

中国の学生たちとまったく同じく授業を受ける過程の中で、留学生たちは聞き分けることができないため、勉強に興味を失って 授業時間に MP3、携帯電話、 娯楽機などを持って遊ぶ事に興味を持つようになるのだ。

そうなると、勉強する姿勢も不良になり、教員たちと頻繁に衝突、摩擦などが起きるようになり、中国の先生たちに自分の感情を中国語 で正しく表現することができない事によって、小さな誤解が積もって学生たちは先生を、また先生は学生たちを信頼することができない、 良くない印象を持つようになった。

それで大多数の長春の学校は、韓国の学生たちに対するイメージが良くなかった。 父兄たちは学校の不足な点を補うために課外授業で 中国語水準を高めてあげようと考えたが、体系的なプログラムがなかったため、多くの時間とお金を浪費していた。

水準別教育の必要性

こうしたことを見て韓国人・李ヨンドゥクは学校で水準別言語教育をさせなければならない切迫した必要性を感じた。 そして去年 11月の 厳しい寒さの中、長春で有名な留学生管理がよくできる学校を捜してみた。 その結果、管理はしていたが学費があまりにも高いだけでなく、 留学生の実情に相応しいプログラムによって教育する学校はなかった。

それで李ヨンドゥクは直接多くの学校を尋ねて自分の考えを打ち明けた。 韓国部を提案し、韓国人が学生たちを管理しなければならないと。 しかし長春の学校では学生たちの管理はしっかりやっているのに、韓国人による管理がなぜ必要なのかという不審の目で見た。

拒絶を何十回をされたが、留学生たちの夢をつかんであげなければならないという一念で、李ヨンドゥクはずっと多くの学校を捜し回って 30中を 尋ねたが、何度尋ねても校長先生がおられぬとのことだった。

一ヶ月間待ってから、ようやく校長先生に会え、李ヨンドゥクはこの人こそまさに探していた人物だという感じを受けた。 30中の校長先生は 吉林省と長春市の名校長であり、留学生たちに特別な感情を持っていた。 娘がイギリス留学をしていたから、留学生教育と生活を多少理解 していた。李ヨンドゥクの話を聞いた校長先生は、留学生誘致許可を出すと気持ちよく承諾した。

留学生誘致許可

当時、留学生を誘致することができるライセンス一枚を受けるのは、あまり難しい事ではなかった。 しかし双方は留学生たちの責任を負う次元で、急がず にまず李ヨンドゥクの二人の息子を 30中に送り、出て来る問題を解決する中で経験を模索する事にし、相互に深い理解をすることで合意した。

一年にわたり、双方が観察した結果、お互いに信じても良いという確信を持つようになり、留学生に合う教育プログラムを作り、留学生の実情と 長春の学校実情に相応しい教育方案を作成した。そして 2005年 9月 1日に正式教育部門に承認する許可を受けた。

2006年 3月学期から正式に留学生を誘致し、一学期の間教育をしながら不備だった部分を補い、それなりに完璧な教育プログラムを作った。 李ヨンドゥクは 2005年 9月 15日に 30中校長から正式に副校長に任命され、韓国部の責任を負った。

留学生教育運営システム

韓国部を運営する過程で両国間の文化差を乗り越えるため、韓国の学校と姉妹提携を結ぶ必要性を感じた。 それで韓国のソンブ中学校と姉妹提携 を推進、 2006年 5月 8日に正式協約を締結して相互に学校を見学する機会を持った。 それによって 30中の校長は韓国の学生たちの教育環境と 教育内容、教育理念、教育施設を親しく見学して理解するようになった。

現在、 30中韓国部の教育プログラムは夏休み、冬休みを利用した短期語学研修と、初めて中国へ来た留学生たちのための研修 コース(大学水準で管理)を運営しており、また水準別教育プログラムを持って子供達を教育している。

そしてランゲージコースを終えた学生たちは中国組に編入し、午前に中国班の授業を受けるようにして、午後にはHSK試験(漢語能力試験)に備えて 集中教育し、また英語教育をしている。

そして毎週特講を通じて見聞を広げるだけなく、正しい礼節と習慣を育てている。休み期間を利用して、中国全域をテーマ別に旅行するプログラムを持っている。

中国語が一定の水準に到達すれば、英語圏の国で英語語学研修及び交換学生として送り、中国語だけではなく英語までマスターするようにしている。

民族のアイデンティティを修得した世界的な人材養成の先頭に立つと誓う李ヨンドゥク副校長の抱負がすごい。

(吉林新聞 パク・スンリム記者 2006年9月16日)
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