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[社会] 朝鮮族帰国労務者の創業…たった15%のみ



核心提示: 今年 1月から 6月の間に延辺州の出国労務者たちが銀行を通じて振り込ん だ外貨は 5.19奥ドルであり、 出国労務経済は既に延辺地域経済の重要な基幹産業に なっている。 しかし私たちを心配させているのは、多くの出国労務者たちが儲けて 来たお金を創業に投資せず、ほとんど全額を消費に使っているということだ。 彼ら は儲けて来たお金を使い果たしてから、再び出国の道を選択する。 なぜか?

8月 13日、金ジェボムは再び 30人の出国労務者を送り出した。 そのうち 21人は再 出国労務者だ。

金ジェボムは三種類の職務を引き受けている。 一つは吉林国際経済合作公司龍井労 務基地主任、 他の一つは龍井市龍井経済貿易有限公司経理、残る一つは龍井市智新 鎮出国労務事務室主任だ。

1994年から彼は主に管轄区域内の出国労務人員関連の業務を担当している。

《彼らは出国して儲けて来たお金はただ生活条件を改善することだけに使い、故郷に 根付いて創業するためには使わない》と、金ジェボムは多くの海外出稼ぎ者たちの帰 国創業の夢は現実からは距離が遠いと述べた。

延辺州商務局の調査資料によると、帰国した第1次出国者等のうちおよそ 80%の人々 が再出国 を選択したことがわかる。 どうしてこんなに多くの人々が再出国の道を選択するの か?

お金を借りて息子の再出国

今年 5月から龍井市智新鎮新化村の 57歳になる李ホナム氏は、ずっと心 配が絶えない。それは息子の再出国費用のためだ。

李ホナムの家は四人家族で、主要な経済収入源は農業だった。 2001年、生活 条件を改善するために彼らは四ヶ所でお金を借りて二人の子を一緒に韓国へ出稼ぎに 出した。 その時の考えとしては、帰って来て食堂でも作ろうというものだった。 2004年、息 子は 12万 元を儲けて来たし、娘は結婚の後、韓国から直接アメリカへ出稼ぎに出た。

李ホナムは息子がこのお金で仕事に成功し、親孝行な嫁を迎え入れるように願った。 彼は息子に新しい家を建ててあげたし、元々の古家も新しく改装した。 気がついて 見ると、 12万元というお金はあまり残ってなかった。 その時には彼らは嫁を迎え 入れるには、家さえあればよいというものではないと言う事が分かった。 幾分かの 貯金もな ければならなかった。それで再びお金を借りて息子を2回目の海外出稼ぎに出した。

現実から距離が遠い帰国創業の夢

金ジェボムは、初めて海外出稼ぎに出る人々はほとんど皆が一つのまったく同 じ考えを持っていると言う。 それは海外出稼ぎを通じて短い時間内に元手の資 本蓄積をして帰国の後、故郷に根付いて創業して自分の生活の質を変えようというも のだ。 しかしこんな美しい夢は今になって思えば、大多数の人々がすべて実現するのは難し いこと だと吐き捨てた。

朴リョンチョルも2回目の出国者だ。 彼の妻チェ・ヒャンランの話によ れば、夫はリストラされた従業員で、子は大学に通う。 朴リョンチョルが初めて海 外出稼ぎに出る時、 大部分の費用は高利貸を使って解決した。 2004年、夫が 20万元 を稼いで帰って来たが、借金を返して新しい家を買ったら、創業することが できなかったと言う。

金ボンソンは出国して 3年ぶりになる 2005年に帰国した。 彼は出国する前には、 帰って来て必ず 故郷で創業しようと考えていたが、今来て見たら一体何をしたら良いかわからないと 言う。 そ れでも盲目的に投資することもできない。 元手まで失ってしまうかも知れないから だ。 そ れで初めから何もしないと言う。

莫大な出国労務収入

《今年 1月から 6月まで延辺州の出国労務者たちが銀行を通じて延辺に振り込んだお 金 が 5.19億ドルに達する》と延辺州商務局対外経済合作処・周世煥処長はいう。

もしこれだけのお金をうまく利用すれば、多くの人々の就業の道を解決することが出 来るだけに、 地方経済の発展のための大きな貢献をすることが出来る。

周世煥処長によれば出国労務者たちが帰国した後、本当に創業を実現した 人は 15%を占めるだけである。吉林国際経済合作公司龍井労務基地 で出国労務者を相手に行った調査は、さらに驚くべき内容だ。

お金を儲けて帰国した後に考慮する事の順位についての回答は、第一が家を買って生 活条件を改善すること、二番目が結婚して子を産むことで、その次に親戚にお金を 貸し彼らを出稼ぎの道に出させることと、創業すること、また遊び暮らしてからまた 出国の道に出るということだ。

金ジェボムは現在、海外出稼ぎ者のうち農村と都会人の比率は 7対 3、彼らは出 国して 3年間労務をすれば一人当り平均 20万元ほどを儲けて来ると言う。

初めて出る時に思ったようには帰国後の創業がうまく行かないので、多くの人々は個人の享楽 に大部分のお金を使い込み、再び出国の道に出る。 その外、もう一つは海外出稼ぎの道が 故郷で創業するよりもっと多くのお金を儲けることができるという考えだ。

それは彼らが儲けて来たお金では大きな事はできず、小さな商売しか出来ないためにそう考えるようになるのだ。

帰国人員の創業は指導しなければならない

周世煥処長は、海外出稼ぎにより大金は持って来ても、こんなお金は大 部分分散した状況にあり、大きな創業はしにくいと言う。

その外、海外出稼ぎ者のうち農村人口が多くの比率を占めているのを見ると、彼らはどの 業種で創業しなければならないか分かずに躊躇っているようだ。これは間接的に一部の人々が 何の仕事もせずに遊んでばかりいるという現象をもたらした。

出稼ぎに出た李ミョンソンは 《出国した後、何年間かは本当に一生懸命に働いたが、実のところ 帰って来て創業しようと思うと、何をしなければならないか分からない。 関係部門の 指導が必要だ》と言う。

周世煥処長によれば、延辺州は海外出稼ぎ者を非常に重視し、 こ れらの人々を支援して創業出来るようにして、彼らが正しい投資ができるようにすることについての 問題を研究して来た。

しかしこれは、特定の一つや二つの部門で完成しなければならないことではない。 多くの部門 で連合してこれらの海外出稼ぎ者たちの創業を指導し、彼らの生活環境を改善し、理想を実現 することができるようにしなければならず、ある程度は地方経済を導 くことができるようにしなければならない。

(吉林新聞 2006年9月11日)
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