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[経済] 沈滞する韓国タウン、寂寞感のみ−長春

零細事業でやっと生計

第2回北東アジア投資貿易博覧会開催地・長春を行く

衣類・食堂などの事業、中国人に押されて失敗…詐欺など犯罪行為が横行


"ゲームコンピューター 10台だけ分譲します。三、四ヶ月もあれば元金をすべて回収し、毎月 10万元ずつ収益を出すことができます。" 去る 3日、中国吉林省長春市で開かれている第2回北東 アジア投資貿易博覧会場。 展示場で会った朝鮮族・張さんの合作勧誘は意外にも国内娯楽ゲーム と係わる事業だった。 張さんに付いて行った所は市内メイン・ストリートである朝陽区同志街のコン ピューターゲームセンター。 "韓国で集めて来た住民登録番号で韓国のゲームサイトに登録した後、 訓練された中国のゲームモデルを雇ってポイントをあげます。 ポイントが溜まれば、韓国人が来て 1ポイントに 1元を与えて買い入れて行きます。" 張さんの事業の話はだいたいこんな内容だった。 事業と言うよりは嗜好性の強い陰性商売に見える。

他の大都市と同じく、長春にも多くの韓国人が寄り集まっているが、ここにはまだこれといった看板クラ スの韓国企業もなく、韓人社会の景気もやはりますます斜陽化している雰囲気だ。 長春市が 2年余り 前に意欲的に推進した同志街近隣の"長春韓国商業街"には、韓国語の看板だけがたまに目立つだけ で、"韓流"と係わった特別な雰囲気はなかなかなく、通りの名前が顔負けしている状況だ。

3000人前後の海外同胞のうち、宣教師と学生たちを除けばかなり多くの数が小規模零細事業や陰性的 事業で生業を維持している。最近、海外同胞たちの間で人気のある事業は、飲食店、留学、ホームステイ、 カラオケなどだ。 ところが飲食店は、朝鮮族と北朝鮮の合作開業に押されて立場が心細くなっているし、 留学やホームステイ事業も学生たちが上海など南に下る傾向なので、展望が明るくない。

長春で衣類貿易をする李シンヘン社長は、 "衣類・アクセサリー商店、食堂などすべての分野で中国側の ライバルたちの資金力が非常に強まった"とし "今や韓国人が資金力で巾を利かせた時代は終った"と言 い切った。 彼は "韓国人が先日 1億ウォン位を持って市内に化粧品店を出したが、近隣の中国人化粧品 商店の資金力に押されて門を閉めた"と伝えた。

定着に失敗した人々のうち、一部は不法・脱法、陰性的事業に落ちこむ場合が少なくない。 市内の同光路 の韓人食堂・龍水山の金ヒョング社長は、 "韓国の投資余力が随分弱くなったようで、韓人タウンの景気が 良くないせいなのか、詐欺や犯罪行為が横行し、海外同胞社会の雰囲気も前よりずっと悪くなった感じ"と述べた。

長春で 7年間事業をして来た韓国人 Yさんが、去る 7月、詐欺分譲事件に関係して突然拘束、 現在韓国へ の送還を待っている。 これ以外にも何人もの経済犯たちが政府の内査を受けているという。こんな理由で現 地の韓国人たちの間では "(国内で) 何をしたのか、 どうして来たのか"を問わないのが不文律になった。

それに韓国資本に対する中国の公務員たちの態度も随分と変わった。 陰性的な賄賂よりは、正確に税金を 取り立てることに熱心で、すべての面で規定を徹底的に活用し始めた。 実際に錦湖タイヤは工場をほとんど 完工したにもかかわらず、長春市は消防及び竣工許可において時間を引き延ばしている。

こんな雰囲気のせいか、博覧会場の韓国ブースには行事自体の活気よりは、むしろ "ビジネス疲れ、吹っ飛 ばそう"と言うカラオケの名刺がより人目を引く。 企業関係者は "今度の博覧会参加に先立ち、道別に割り当 てがあったらしい"とし "私たちも道の勧誘で来たが、閉幕まで一日を残し、5日に帰国する"と述べた。

中国側は呉儀副総理まで参加して派手に開幕式を宣布したが、今回、長春の博覧会場内外で会った"韓国" の姿は、どことなく狭苦しく感じられる。

(ヘラルド経済 チェ・ホンキュ記者 2006年9月5日)
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