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[社会] 中国、国の恥を晒すな、出国者に‘礼節教育’

国家イメージ高めるための‘礼節指針書’を発表

“公共の場所で大きな声で話さないこと、痰をむやみに吐かないこと、食事の前に手を必ず洗うこと、電話通話は小さな声ですること、吸殻やゴミ をむやみに捨てないこと、飛行機で靴を脱がないこと等々”

幼稚園児のための基本礼節教育指針書ではなく、中国共産党が外国に出る中国人たちにこれだけは必ず守りなさいといいながら出した指針だ。

中国は改革開放以後、冨の増加と旅行制限解消によって海外事業及び観光客が倦まず弛まず増えている。 去年だけでも海外へ出国した中国人 が 3,100万人に達し、 2020年には 1億人に達するものと見込まれる。

しかし‘家で行う無法は外へ出てもする’と中国で言われる行動を海外でもまったく同じように行うため、中国の国家イメージを深刻なまでに失墜させている。

これまで中国は旅行社を通じて基本礼節教育を進めて来たが、ほとんど実効性をおさめることができなかった。そこで中国共産党は‘中央精神文明 建設指導委員会’を発足、海外出国の中国人たちの恥ずべき行為を徹底的に根絶させると明らかにした。

‘国家に二度と恥をかかせるな’で始まる公文書は、幼稚園児たちに礼節教育をさせるように一から十まで詳しく説明をしている。 中国政府が苦労 して積み上げた国家イメージをこれ以上失墜させないという意志が表れている。.

しかし習性化した中国人の生活習慣はすぐには変わらないようだ。

東南アジアのある空港で搭乗手続きをしていたある中国人は、暑いからといって周囲の目をものともせずにズボンを膝の上まで捲くり上げ、シャツは 脇まで捲くった。また、 一緒に来た友達と話し合う様子やイントネーションが、中国語の分からない人が聞けばまるで争っているのではないか思うほどだった。

アメリカ・ジョージワシントン大学観光学科の于良教授は “時たま国家機構が自国民が他国に出る時、他国の法律と文化習慣を説明してくれる事 はあっても、 このように礼節教育方針を発表したのは初めてのようだ”と述べた。

このように中国共産党が国家イメージを高めるために努力する理由は、 2年後に近付いた北京オリンピックと関連があるものと見られる。

(オンバオ 2006年8月24日)
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