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[社会] “二人目は産まない!”…多額の費用がかさむ

“子供に兄弟がいなければならない”、“兄弟のある子たちが早く強くなる”

皆口癖のようにこのように言うが、二人目を産む人々はとても少ないのが現実だ。

共稼ぎの夫婦たちは、二人目の子供を産んで育てる状況にないと口を揃える。いくら関連部門で朝鮮族の出産を 奨励する政策が出たとしても、“その程度の優遇政策で子供をもっと産めとは…” と恨みながらもっと大きな恩恵を 切望している。

“今、世の中にお金が少々入るからといって二人目を産む親がどこにいるか?”とチャンさん(30歳・女)。 最初の 子供を産む時、帝王切開手術をして最初の一ヶ月間でおよそ1万元に達するお金を使った。 その後、牛乳にはじ まり、石鹸、服、靴下、履き物、甚だしくは布団までも全て国産ではない輸入製品を使っている。 一般成人向けの 爪切りばさみは何元かにしかならないが、児童用は 30元… すべての用品が成人向けより高いので、共稼ぎ夫婦 たちには重い支出に違いない。

時には価格も合理的で一般的な児童用品を購入しようと計画しても、 “子供一人だけ育てるのなら、きれいに育て なさい”と言う親たちの勧言を受け、品質も良くてしっかりしたものを選択する。 こうして保母費用まで合せれば、毎 月の夫婦労賃の半分は子供に出費され、生活を営んで行くのが苦しい実情だそうだ。

某児童用品商店の販売員は “今は家ごとに子供一人だけ育てていたので、お金をあまり惜しがらなかった。 特に 名品児童用品が、価格が高くても品質が良くて安全でデザインさえ独特ならば、消費者を惹き付ける”と明らかにした。

子供のための教育費もますます厳しくなっている。 子供に最高の教育環境を提供しようとする親たちのため、教育費 が天井知らずで上がっている。 小学校 1年生の学生の親であるチョン氏(35歳)は休みになれば子を一人で家にほっ たらかしておくことも出来ず、朝から各種の習い事へ行かせた。 一日中学習塾へ送ると、親の懸念は減ったものの、 多額の教育費用に子供を育てる難しさを再三感じるようになった。 彼は “最近は子が太陽のようで、親たちが子供を 囲んで走り回る”といい、子供一人だけでも大変だと明らかにした。

これに比べ、子供を産まずにいると、帰って来る恩恵が多いという結婚 5年になる朴さん(31歳)。 まず経済的に豊か になるから良いし、二人だけの余暇をごぢんまりと過ごすことも出来、自分の余暇を子供の日程に合わせなければ ならない必要もなくて良いと言う。 彼ら夫婦は政府の補助よりも自分の能力が伴う時に子供一人だけ生むつもりと言う。

養育費、教育費… 各種費用で共稼ぎ夫婦にとって、最初の子を育てる苦労もやまやまだが 団欒の三人家族から楽しい四人家族になるというのも、一家に大きなときめきを与えてくれるのではなかろうか?

(延辺日報 チャン・ソルファ記者 2006年8月23日)
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