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[社会] 今年に入り、長白山観光 '不振'

去年同時期に比べて 3分の 1 減少


▲韓国の子供たちが集安市の高句麗旧跡を訪問している。 /本社記者

今年に入って長白山の観光客が去年同時期に比べて 3分の 1 減り、長白山観光が低調に瀕し ている。 長白山保護区の管理権が延辺朝鮮族自治州から吉林省に移転した後、長白山の観光コース諸般の 交通運輸は見違えるように変わった。

長白山管理委員会は観光客の一層便利な入山のために 60億元をかけて豪華大型バスと中型バス 100台、 長白山頂上運輸山岳用ジープ 100台余りを投入して長白山の入口から交通一体化システムを取り入れたので、 頂上、天池、滝の観光は入場券一枚あれば出来るようになった。

長白山観光コースの交通一体化が出来る前の入場券は 80元。頂上までのジープ利用料は 60元、天池滝入場 券は 15元、合計 155元の入場料金が必要だったが、今は長白山入口からの観光料金合計が 240元に上がった。

今年に長白山の観光客が去年の同時期より低調な原因については、さまざまな推測があるが、誰も正確な返 事は出来ない。

長白山白樺林ホテルのゲ・ヒェミン経理は “ このホテルが去年には 6月末前に既に 7月の予約が満了し、お客さん 用の部屋利用率は 100%に達したが、今年には 70%にしかならない”と浮かぬ顔だった。 特にここ何年間は韓国 の観光客はもちろん、台湾の観光客を含む内地の観光客が非常に多く、嬉しい悲鳴を上げたが、今年は寒々しい姿だ。

関係部門によれば、去年まで韓国を中心とする国外観光客は 5万〜6万名余り、内地の観光客は 50万名余りだっ たが、今年は国外はもちろん国内の観光客が随分減った状況だ。 長白山内のホテル利用率はもちろん、長白山内 の飲食店、記念品店、特産物店も商売が不振だと悲鳴を上げている。

一方、高句麗旧跡がある吉林省集安市を訪れる観光客は増加している。

吉林省通化雲峰国際旅行社・金ウンスク韓国部副経理によれば、去年まででも韓国観光客は 10万名余り、 中国観光客は 2万余りの水準だったが、今年は去年同時期より韓国観光客が 20%増え、中国観光客は 3倍 以上に増えた。 中国観光客は主に吉林省内の人々だ。

集安市の人口は 6万名余りで、そのうち朝鮮族は 2万2千名余り、集安市朝鮮族学校(幼稚園、小学校、中学校 含む)で現在約 500人余りの学生たちが勉強している。

鴨緑江を境界として北朝鮮慈江道と向い合っている集安市の朝鮮族は今も平壌弁を失っていない。

紹介によれば、高句麗旧跡が補修点検され観光客が増えるせいで、集安市の地域経済が発展しているという。

(黒龍江新聞 ユン・ウンゴル記者 2006年7月27日)
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