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［教育］　朝鮮族学生の漢族学校入学ブーム、沈静化へ 朝鮮族学校に戻る朝鮮族学生と朝鮮族学校入学を望む漢族学生の数が増える傾向 小中学校の学生募集が本格的に始まった最近、朝鮮族学校か漢族学校かの選択の分かれ道で悩む 父兄たちが少なくない。 7歳の子供が自ら自分の人生を選択することができない情況で、子供の未来を代りに設計してあげなければ と思うと、入学については慎重にならざるを得ないという周さん(女・35歳)は、自分が漢語能力の不足で事業や 生活で経験したジレンマと悲しみを振り返り、子供を漢族の幼稚園に行かせたが、最近は朝鮮族学校に通っても 漢語をよく学ぶことができるし、大学や社会生活で漢語でジレンマを経験する場合が珍しく、 二つ三つの言語掌握 が就職及び進学に有利であることを知った後からは、朝鮮族学校に興味があると告白する。 南さん(女・34歳)は時代の流れを推しはかることができず、子供が社会生活を始める 20年後はさらに予測しにくく、 成長した息子が 《どうして私を漢族学校に行かせて朝鮮語の下手な人間に育てたのか？》と文句を言おうものなら、 顔向け出来ないと言いながら悩みを繰り返したあげく、朝鮮語も漢語もしっかりと学ぶことができる朝鮮族学校に心を 決めたと明るい顔をした。 朴さん(女・33歳)は、最初の選択が外れたようだと思い、漢族の小学校 2年生に通う娘を今度の始業に朝鮮族学校 へ転校させたいと語った。 漢族学校への入学ブームが沈静化する代わりに、朝鮮族学校に戻る朝鮮族学生と朝鮮族学校入学を望む漢族の 学生数が増える趨勢を見せている。 琿春市第一実験所学校の場合、漢族学校へ行ってからまた転校して来た朝鮮族学生が 10人を越え、今年入学 することになる幼児班に 6人の漢族の子供が入って来ている。 延吉市 6.1幼稚園と若芽幼稚園にも漢族子供が 毎年増えており、今はクラスごとに 3、4人の漢族の子供がいると言う。 小学校教員たちの紹介によれば、最近、朝鮮族学校への入学を念頭に置いて諮問を要請する漢族の父兄が 目立って増えていると言う。 業界では 二つ三つの言語掌握が将来の発展に有利で、また今年の大学入試で 延辺一中の進学率が延辺全体で圧倒的な優勢を占めたうえ、 3人の漢族学生が高い成績にて名門大に入学した 事例が漢族学生の朝鮮族学校への入学ブームを加速化しているものと分析している。 ある教育分野の関係者は、 《入学は子供の人生を設計する大事であるため、ことさら慎重を期さなければならない》 とし、一部の父兄たちは変化する時代と時代の変化に対する認識が欠けたまま 《風のふくままになびいている》と釘 を刺した。 今、延辺全体で漢族の学校に通う朝鮮族の小学生数が 8525人で、漢族学校の学生数の 9％、朝鮮族小学生数の 27.6％を占める。 漢族学校への入学は出生率の低下とともに相変らず朝鮮族学校の学生数激減をもたらす原因 になっており、朝鮮族の教育ひいては朝鮮族社会全般の厳しい問題として挙論されている。 朝鮮族の総体性と危機意識など重大な話題は差し置いて、自分の子の前途と直結する壮大な設計図を描くという 責任感から出発しても、父兄たちは慎重を期さなければならないし、特に知識人たちがこの面で模範を見せては どうかという期待もしてみたい。 （延辺日報　キム・イルボク記者　２００６年７月２１日） Copyright(C) 朝鮮族ネット