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[社会] 延辺の新しい農村建設に'悩み'

中国で新しい農村建設を本格的に推進しているブームの中で、延辺朝鮮族自治州も新しい農村建設を急ぐため、政府はもちろん、各種民間団体でも 続けて外地視察、政策案の提示及び理論的探求に熱をあげている。

最近、延吉市で中国延辺大学農村発展研究所と韓国江原大学校農業科学研究所で主催した中韓農業技術協力国際シンポジウムが開催されたかと思えば、 国家科学技術協会、中国人民対外友好協会と韓国東北アジア科学技術協会財団でも、韓国セマウル運動の理論専門家報告団を率いて汪清県に来て 韓国新しい村経験報告会を開くなど、各種の活動をしている。

学者たちは各地域ごとに様々な地理的な与件と人文学的な関係で、政府が地域の特性に相応しい正しい政策を提示することが新しい農村建設における 急務であり、したがって新しい農村建設での主役は農民であり、まず新しい農村建設で農民の主体的地位と政府主導間の関係を正しく処理しなければ ならないと指摘している。

特に農民は農業生産と農村経済発展の主体であり、農民の知識水準、技術能力、経営管理能力、思想理念及び道徳水準などは社会主義の新しい農村建設の 興亡と盛衰、失敗と成功を決める主要な問題と指摘した。つまり政府次元では農民たちのこのような問題点を推し量り、農民たちの資質向上に注力 しなければならないというのだ。

韓国セマウル運動の成果を見れば、村のリーダー育成が急務であり、営農会、婦女会、老人会、青年会など既存の組職がセマウル建設において それなりの役目を遂行する過程で、以前には見られなかった指導者的な資質を発揮する人々が数多く現われたという。こんな経験を考慮すると、 延辺の各農村もこうした組職が今現存しているのであり、沈滞状態に陥った基層組職の役目を充分に発揮するように条件を備えることが必要だという。

現在、延辺には安図県万宝鎮紅旗村のような新しい農村建設で、特筆に値する成果をあげた農村もあるが、この村は長白山という独特の地理的な強み を土台とし、 また政府から巨額の資金を投入したことも成果をあげた重要な要素だ。 農村を導くリーダー不足、労動力不足、資金難などは延辺での 新しい農村建設での大きな問題になっているというのが専門家たちの指摘だ。

延辺は北朝鮮、ロシアと隣接している独特な地理的環境と朝鮮族伝統文化が息づいている地域なので、朝鮮族の文化発展を深く推進することは新しい 農村建設での良き根本になる。こんな文化創出に基点を置いて農業現代化の発展を加速化すれば、新しい農村建設がより充実した結実を見ることが できると関係者たちは説明している。 特に新しい農村建設で農民たちの自信感回復と達成感の誘発が何よりも重要だと中韓の学者たちは指摘している。

(黒龍江新聞 ユン・ウンゴル記者 2006年7月15日)
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