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[文化] 中国朝鮮族の伝統音楽、展望明るい

韓国伝統音楽学会会長・徐漢範教授に会って


▲ 韓国伝統音楽学会会長・徐漢範教授(左)と韓国第 19号無形文化財ソンソリサンタリョン芸能保有者・黄ヨンジュ先生

先日、 2006年中韓朝鮮民族伝統音楽学術及び実演交流会が延辺大学芸術学院であった。 中国側では延辺大学芸術学院音楽学部が、 韓国側では韓国伝統音楽学会会長である檀国大・徐漢範教授(62歳)が率いる韓国伝統音楽学会所属の 60人余りが参加した。 また韓国第19号無形文化財である 《ソンソリサンタリョン》芸能保有者・黄ヨンジュ先生が直接舞台で熱演して、さらに注目を集めた。

筆者と向い合った徐漢範会長は今度の行事が 8回目としながら、まことに感慨無量であると語った、 《1990年 7月、私は 20人余りの 専門国楽人を率いて、初めて延辺大学芸術学院を訪問しました。 その時から延々 16年、 韓国伝統音楽学会と延辺大学芸術学院の間の 友情はどんどん熱くなりました。》

徐漢範教授は韓国伝統音楽学会について次のように紹介した。 韓国伝統音楽学会は現在、全国的に理事だけでも 60人余りを置いており、 会員は 200人余りが越え、いずれも伝統音楽に造詣が深いか、伝統音楽に携わっている人々だ。 学会は実技を非常に重視するという。 理事である大学教授たちが実技に基礎した理論を指導するから、実技と理論の共同発展を期することができるという。 年 1〜2回の全国的 な学術発表会を開き、実技と係わって伽耶琴演奏法セミナーなども開いている。 そして 《韓国伝統音楽学》という学術誌を出している。

《我が民族伝統音楽の根は一つです。 したがって交流がなければお互いに隔たった状況に置かれるようになり、同質性を失うようになります。 したがって根は同じでもお互いに違う木が伸びるようになります。 私たちは延辺大学芸術学院との実演とセミナーを通じて、共感帯を形成しています。 これが何より重要ですね.》

徐漢範会長は韓国伝統音楽学会ではアメリカにもよく行くという。 アメリカ・カリフォルニア州に韓国音楽学院があり、韓国伝統音楽学会で学術交流、 授業などを支援している。 それで夏には延辺、冬にはアメリカと行き交いながら、世界各地の我が民族の伝統音楽の脈をつなぐために力をつくしている。 徐漢範教授は韓国文化財専門委員でもある。 徐漢範教授は、人は死ぬ時に貴重な芸能も持って行く。 また新世代が我が民族の伝統音楽に対する 理解が不足しており、そっぽを向く時点で、無形文化財保護が緊急の問題として浮上している。 1964年から準備段階に入り、 1969年から無形文化財 を指定し始めたが、現在、音楽、 舞踊、手工芸, 木工, 伝統劇、遊び、儀式など 110種目に保有者が 200人いる。 その外、各都市別別に文化財を 選定して重点的に保護し、伝授するようにしている。 このように文化遺産の保護に力を傾けたからこそ韓国の宗廟祭礼楽、パンソリ、江凌端午祭が ユネスコで指定した世界文化遺産に登録されることができたと言う。 現在、中国朝鮮族の伝統音楽芸能人が大部分韓国や朝鮮へ行って我が民族の 伝統音楽勉強をしている。 徐漢範会長も 3人の中国の弟子を既に卒業させ、また教えている。

中国朝鮮族伝統音楽の未来について徐漢範会長は 《私たちの伝統音楽と踊りが正しく伝承されれば、我が民族がどこに出ても誇りを感じることが出来ます。 今、若い中国朝鮮族の音楽人たちが世界へ進出して熱心に勉強して博士、修士の学位を取っているのは、誠に嬉しい事です。 世界の潮流に参加して多くの交流を持ちながら、幅広い眼目を育てた朝鮮族の音楽人たちがたくさん輩出されており、中国朝鮮族の伝統音楽の 未来は明るいものと期待されます》と述べた。

(延辺日報 キム・インソン記者 2006年7月14日)
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