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[社会] 韓国から自発的に出国しようとする朝鮮族たちの表情

去る 4月 24日から韓国で不法滞留同胞の自発的出国プログラムが実施されて後、多くの朝鮮族がソウルにある中国同胞センターに 電話をかけたり、直接訪問している。 最初の 15日間は自発的にセンターを訪ねれば捕えられて連行されないかという電話が多かった が、今はそんな質問をする電話は基本的になくなり、出国するにはどんな手続きを踏まなければならないのかという問い合わせが主だ。

これは朝鮮族の自発的出国政策に対する不信が消え、信頼に変わったことを示している。今回、自発的出国プログラムに密入国者、 偽装結婚者、旅券偽造者を含めたことに対して、朝鮮族が非常に喜んでいることは断言できる。

密入国者

中国同胞センターを訪問する自発的出国対象者のうち半分以上は密入国者だ。 これは今度の政策を一番喜ぶ人々が密入国者であること を意味する。 それもそのはずで、密入国者は自分たちの 《罪の意識》 のため帰国したくてもできないと思って来たが、今度の政策によっ て正々堂々と飛行機に乗って家に行って来ることができるようになったし、また愛する家族と出会うことが出来るのが夢のようだ。

黒龍江省密山市から来た金さんは 《三度密入国したが、遂に正々堂々と家に行って来ることができるようになり、誠に夢のようだ》と非常 に興奮した口調で語った。 密入国者たちのうちの少なからぬ人々が、もし今度の政策がなかったら出国して家族と再会して一定期間休息を 取った後にまた密入国するつもりだったが、誠に良い機会に巡り会い、感慨無量だという。

そして密入国者も警察署の調査対象から除かれたという点に対して非常に喜んでおり、心が一層軽くなったようだと言っている。

偽装結婚者

不法滞留者のうち偽装結婚者が相当多い数を占めている。 偽装結婚はブローカーがつかまったり、同行中の一人がつかまってその他の人々を 告発する場合、外国人登録証と無関係にこの地に足を入れた瞬間から不法滞留者として扱われる。

そんな場合を除いて、韓国人の男の側で滞留延長手続きの時にお金を要求したり、夜をともにしなければ滞留延長に協力しないと脅かされ、 結局は不法滞留者に転落した場合が多い。

この二つのうち、前者は指名手配者であり、彼らは隠れて生活する境遇に置かれるようになり、後者は指名手配者ではないが不法滞留者に転落 したため、いっそ今度の機会に整理して帰国し、 1年後に再び入国した方が良いと考えられ、自発的出国を望んでいる。

遼寧省瀋陽のシンさん(女)は偽装結婚で韓国へ来てから 6ヶ月も経たずに、ブローカーがつかまったせいで指名手配者になってしまった。 韓国へ来る時、彼女は 1000万ウォンかかったため、家に帰れば借金を返すことができない。

しかし彼女はこのまま隠れて生活するよりは、帰国してから 1年後に正々堂々と韓国生活をしたいという気持ちで自発的出国を決心したと言う。

吉林省梅河口市の金さん(女)は、最初の滞留延長の時、韓国の男が 400万ウォンを出しなさいと脅かし、 1年後に二度目の延長の時は 500万 ウォンを出さなければ協力しないというので、初めから諦めて自発的出国をすることにしたという。

本当の結婚者たちも結婚生活が円満に行かず、いろいろな理由で別居状態になっていたり、初めから韓国の男と取引を切って滞留延長にならず、 不法滞留者に転落してしまった場合が多い。 この部類の人々も今度の機会に自発的に出国した方が良いと判断している。

吉林省和龍市で結婚してから 1年になる成さん(女)は、夫の暴力に苦しみながら暮しているが、国籍に縛られてそれなりに我慢して耐えようと 思ったものの、今度の機会にきっぱりと国籍取得を諦めて再入国し、自由の身で暮したいと言う。

旅券偽造者

旅券偽造者は密入国に比べれば入国の苦労をさほどしておらず、偽装結婚者に比べれば良心的呵責は少ない。

しかし彼らは他人の頭を変えたという心理的負担があり、また今度の警察調査対象に含まれるため、精神的に身軽ではない。

ところが旅券偽造者は今度の機会に他人の名前で暮して来た不当な生活をやめ、正々堂々と自分の名前で生きて行くことを願う気持ちで 自発的出国に動いている。

(吉林新聞 キム・ジョンリョン記者 2006年7月13日)
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