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[社会] 国籍管理がずさん、脱法が幅を利す−韓国

中国同胞 1万4千名余り 2005年、‘大韓民国国民’に変身

不法韓国国籍取得の方法及び過程

戸籍:
国内無縁戸籍の把握→中国で旅券を偽造して入国→戸籍に記載された故郷を訪問 →周辺人に保証人を依頼→面・洞事務所で戸籍謄本を発給→住民登録証発給

出生申告:
韓国人に依頼→面・洞事務所訪問・周辺人の保証書提出→過怠料5万ウォン負担→戸籍登録

偽装結婚:
配偶者になる韓国人の男女を募集→書類上結婚→婚姻届の後、2年間同居もしくは連絡維持→2年経過後、国籍取得

韓国国籍のある中国同胞を利用:
韓国国籍を取得した中国同胞に依頼→中国現地で戸籍書類など偽造→入国後、特別帰化試験など→国籍取得

訴訟:
裁判所に戸籍取得訴訟→法務士などを通じて偽の公正書類・隣友保証書などを提出→姓本創出許可証取得
年度別国籍回復及び帰化者数
  2003年 2004年 2005年
帰化 中国以外
中国
1359
4627
1579
5682
1756
10543
回復 中国以外
中国
228
1519
240
1761
337
4338
*回復とは、韓国国籍から他の国の国籍に変わっていたが、再び韓国国籍に戻ること
*中国人の95%は朝鮮族、5%は漢族として暫定集計
(資料:法務部)


韓国国籍を取得した中国同胞が一年に 1万名を越えた。 しかしこの過程でずさんな国籍取得手続を利用し た脱法・不法が横行しており、対策が急務となっている。

◇幅を利かせる中国同胞不法国籍取得=9日、法務部によると、去年韓国国籍を取得した中国国籍者は 1万 4881人で 2004年 7443人に比べて倍にまで増えた。 韓国国籍を取得した中国国籍者のうち 95% ほどが中国 同胞で、残りが漢族であると推定されている。

法務部は 2004年 4月の国籍法改訂による要因が大きいと分析した。 1949年 10月1日以前に韓国で生まれて 韓国に戸籍が残っていたり、親の戸籍があって親戚が保証をしてくれれば国籍取得が可能になっており、韓国人 と結婚した ‘婚姻帰化’ をする中国同胞も大きく増えた。 現在、国籍取得許可を待つ中国同胞も 3万名を越えると いう。 法務部や警察など関係政府は、韓国国籍を得た中国同胞の中うち、かなり多くの数が専門ブローカーを通じ て書類偽造、偽装結婚などの方法で国籍を取得したものと把握している。

これにより、国籍取得ブローカーたちの不法な手法はますます巧みになっている。 中国同胞の間では男性 4000 万ウォン、女性 2500万ウォン出せば、誰でも韓国国籍を取得することができるという話が露骨に出回るほどだ。

先月 27日、ソウル江南警察署に摘発された李氏(68)らブローカー一党は、中国同胞を韓国人孤児であるかのよ うに偽装して、裁判所に戸籍取得訴訟を出した後、偽公証書と偽保証人を立てて裁判所をまんまと欺いた。

全国に数万個に達する、いわゆる ‘死んだ戸籍’は、ブローカーたちの格好の標的だ。 死んだ戸籍は 30年以上 も戸籍記載の申し込みなしに放置された無縁戸籍を言う。 犯行はパスポート偽造などを通じて中国同胞を入国させ た後、戸籍に記載した故郷の周辺人たちを保証人にしたて、戸籍謄本の発給を受けるという方法で行われる。

2004年 10月、ソウル東大門警察署が拘束した李氏(65)など 2人は、中国同胞にお金をもらって “いなくなってしま った弟を探し出した”と偽りの出生届をしてもらったケースだ。 先に国籍を回復した中国同胞が何らの関係の ない他の中国同胞を自分の子供として偽装、国籍を得させる場合も少なくない。 偽装結婚により国して 2年後に 国籍を得る伝統的な方法も盛んに行われている。

◇不正な検証過程=不法な国籍取得が蔓延した所は、正当な申し込みなのかどうかを選り分ける人力不足が大 きな原因になっている。 国籍取得申請者が急増したため法務部は、難民国籍課を別に設置、運営しているが、担 当者は 5人だけだ。 該当課職員は “帰化者が幾何級数的に増え、業務に過負荷がかかっている”と訴えた。 第 一線の警察署外事係職員も “行方不明者を自分の舅だと言い張るなど、疑わしい部分が多いが、職員 6人が一ヶ 月に 100件以上を調査していると、見つけ出すのも容易ではない”と吐露した。

保証人さえいれば過料 5万ウォンを払って役場に出生届ができるなどの不正な検証体系も問題だ。 無縁戸籍も地 方自治体別に管理するため、割と易しく犯罪手段になる。

外国人労動者の家代表・金海性牧師は “就業入国は多少厳格に管理する必要があるが、訪問入国は易しくしなけ ればならない”とし “担当人力の充員などで検証過程を強化することが望ましい”と述べた。

(国民日報 イ・ギョンソン、キム・ウォンチョル記者 2006年7月9日)
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