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[文化] 北朝鮮龍岳山サッカーチーム 3:2で延辺チームに惜敗

ぎごちない審判判定に選手、観衆不満

延辺サッカーチームと北朝鮮龍岳山サッカーチーム間の親善評価試合が去る 6日、龍井市海蘭江運動場で 3千名余りのサッカーファンが集まった中で行われた。

両チームの競技は親善評価試合という名目を超えて終始一貫、力強い体当りと勝負欲で競技場に来たサッカーファンを楽しませてくれた。

しかしぎごちない審判判定は勝負欲に燃える両チームのコーチ陣や観衆を興奮させた。

北朝鮮コーチ陣は競技初盤から “ボールが外に出たのにどうして笛を吹かないのか?”、“明白なファウルなのにどうして止めないのか?”と 審判の判定に強い不満を示した。 ついに後半 18分、北朝鮮チームは審判の判定に不満を示して競技が 5分ほど中断されるまでになった。

1:2で北朝鮮チームが負けていた後半 18分、 北朝鮮チーム側のペナルティエリアの中で蹴ったボールが北朝鮮選手の手に当たると、審判は ペナルティーキックを宣言した。 これに対して北朝鮮のコーチ陣は、故意に手を使ったのではないと言いながら抗議したが、判定が覆ることは なかったため、競技を中断させたのだ。

しばらく後、両チームは合意の下に競技を開始したが、ペナルティーキックで1ゴール多く受けた北朝鮮チームは結局、 1ゴールだけ取り返すこと にとどめ、 3:2で惜敗した。

競技直後、両チームの選手及びコーチ陣たちは良い試合だったと握手と激励の拍手を送った。

競技場に来たあるサッカーファンは “久しぶりに迫力あふれるサッカーを見たようだ”と言いながらも、“友情を堅めて韓民族の友情を交わさなけれ ばならない親善競技が、ぎごちない審判判定によって水を差されたようだ”と残念がった。

競技後、北朝鮮代表チームのある関係者は “審判判定によって不愉快な競技になったが、延辺チームの実力が以前に比べて著しく向上した”と し "延辺チームが残る中国甲級リーグ戦で良い成績をおさめてほしい"と述べた。

中国延辺チームのある関係者は “龍岳山サッカーチームには実力のすぐれた良い選手が多い”とし、残った 2回戦でも良い試合が出来れば良いと語った。

今回、延辺を訪問した北朝鮮龍岳山チームは、 3人を除く大部分の選手が去る 2006 ドイツW杯アジア予選に参加した国家代表で構成されている。 選手の平均年齢は 23.7歳、身長は 177cm。

北朝鮮龍岳山チーム(選手 20人、 コーチ 8人)は来る 9日午後 3時から延吉人民競技場で 2次評価試合を行ってから北朝鮮に帰る予定だ。

(オンバオ 2006年7月8日)
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