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[社会] 安重根義士はハルピンの大きな観光資源



‘ハルピン’という中国北東部の都市の名を挙げれば、韓国の人々はほとんど皆安重根義士を思い浮かべる。 1909年 10月 26日午前に大韓独 立軍中将安重根義士が日本の伊藤博文を狙撃した所だからだが、それゆえ韓国人は誰もがハルピンに大きな魅力を感じ、一生に一度ぐらいは行ってみたい という気持ちを持つようになる。 すなわち、 “韓国人にとって、安重根のないハルピンは意味がない”とも言える。 安重根は韓国人にとっては、 ハルピン最大の観光資源であるわけだ。

このようなハルピンには安重根義士と係わる場所が二ヶ所ある。兆麟公園とハルピン駅がまさにその場所だ。 兆麟公園は昔のハルピン公園だ。 安重根義士がハルピンに到着した翌日(10月 23日) 、禹徳淳、趙東夏などの同志らとこの公園を尋ねて来て伊藤博文の 撃殺を論議した。 ここには安重根を称えるために安重根義士の揮毫2点(青草塘、硯池)を先後に刻んだ自然石が一つ立てられている。 一方、ハルピン駅は伊藤博文を撃殺した場所だ。 我が民族としては聖域地となるわけだ。 ハルピン駅の 1番プラットホームには安重根義士が伊藤博文を狙撃 した地点と伊藤博文が被弾した地点がそれぞれ三角と四角で表示されている。

一部の韓国人はハルピン駅の義挙地点に安重根義士の碑石を、ハルピン市内に安重根義士を記念する銅像を立てることを要求している。 しかしハルピン駅の 義挙地点付近に碑石を立てることは現場を確かに説明してくれるという点では非常に望ましいことと言うこともできるが、ハルピン駅 2階の歴史館に安重根義士 の義挙の事実を展示して称えていることが碑石一つだけを立てておくよりは大々的に称えているといえるのではないか! 安重根義士の銅像をハルピン市内に立てることは中国では敏感な問題だ。 “中国人民が愛する周恩来やケ小平の銅像すらも通りに建てたものはない”と言う のが中国政府側の立場だ。 しかし “安重根義士の銅像を室内に建てることは反対しない”と言う。

他の韓国人旅行者たちの認識はどうか分からないが、明らかなことは “ハルピンで、安重根義士は中国の他のどの人物よりもよく称えられている”。 重要なことは “ハルピンで安重根義士がよく称えられる問題は現地で活動する朝鮮族の立場とも関連があるという点。 明らかなことは現地の朝鮮族と 韓国人たちがハルピンの地域社会に貢献している時、安重根義士が好感を持たれるはずであり、同時に安重根義士がよく称えられる時、現地の朝鮮族と 韓国人の立場も高くなる”と言う点だ。

そうした点を認識してか、 朝鮮民族芸術館 1階では開館を記念して ‘安重根義士記念展’を開いている。 もし, この朝鮮民族芸術館の ‘安重根義士記念展’が今後の安重根義士を記念する常設記念館に発展したら、 ハルピンには韓国人を対象にしたもう一つの新しい観光名所が誕生されるわけであり、 これによって朝鮮民族芸術館を通じた韓中及び朝中文化交流も相当な成果を挙げることが出来るだろう。 しかし問題は ‘安重根義士記念展’の様子を見れば、 相当に努力した展示であるにもかかわらず、まだ展示されている資料がかなり貧弱だという点だ。 資料を満たす余地がある以上、資料の確保を支援してくれる 篤志家たちが光ることになる。

中国政府や黒龍江省政府、ハルピン市が、韓国人にとってはハルピンでの安重根義士の義挙の事実が最大の観光資源であることを強く認識する日が必ず来るだろう。

報道資料出処 : 高麗美術研究所

(ニュースワイヤ 2006年7月8日)
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