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[社会] W杯に泣き笑いの販売市場

高級カラーテレビの購買量急増、飲食業売上げ大幅に減る

W杯の祝祭ムードがますます高まっている最近、市中の販売市場は明暗交錯した状態が続いている。 W杯の熱気が熱いからと言って、全ての商店や市価が共に盛り上がっているわけではない。 しかしこの期間、 得失を認めつつもW杯の魔力を否定はしなかった。 それゆえ多くのエピソードが生まれた。

家電製品業 《カボチャが畑に落ちた》幸運

W杯で 《恩恵》を最も多く受けた業種はおそらく家電だ。 4年に一度ずつ開かれるW杯をもっとよく観るために 多くの家庭で開幕前からテレビを新たに買ったり、大きなものに変えたことから、購買率は上昇線を辿り始めたが、 競技が後半に入ったこのごろでも購買の熱気が相変らず衰えない。

延吉デパート家電部チョウ・ムンミョン経理によれば、W杯前夜からカラーテレビを購入しに来る延辺内各地の消費者が 増えはじめ、それまでより購入量が増加すると同時に、購入の次元がはるかに向上したという。薄型のカラーテレビは、 価格は普通のカラーテレビより高いが、生活の品位を向上させ、流行を追う消費層の需要が急増、これまでにない 好景気を迎えた。 16日、このデパートの薄型カラーテレビの一日当りの売上量は 60台に達し、一日の販売金額は 260万元を上回った。

去る 6月 13日夕方 5時半頃、ちょうど韓国チーム対トーゴチームの競技開始まで 4時間余りになった時、退勤時 間を随分過ぎたというのに龍井からある女性が今すぐにカラーテレビを買いに来るという電話をかけて来た。 もう 閉店時間を過ぎたと言うと、その女性は昨日テレビが故障し、仕事をしに行った主人から何としてもテレビを直し ておきなさいという電話《号令》がかかって来たので、どうしてもテレビを買わなければならないと泣いて頼んだ。 彼女の心情を推し量った彼らは、ルールを破って決算できない情況の中でカードを担保にしてまずカラーテレビを 持って行かせた後、明くる日に再度決済するようにした。. この期間、全ての家電製品販売量は去年同期対比 80%以上高まった。

国際貿易庁舎も例外ではない。 カラーテレビを含む家電製品全般の販売量は去年同期対比 2〜3倍に増えた。

飲食業 《商売不振》

《このごろ営業額が随分減りました。 お客さんがいないですよ》立ち寄った飲食店の主人一様な返事だ。 W杯 以後、宵の口の商売はまだ大丈夫だと言う。 飲食店で夕食を食べながらも、取り上げる話題がW杯であり、お 酒に盛り上がっても競技時間だけはしっかり覚えているらしく、 9時前後にはきれいにいなくなってしまうという。 そして営業額が一日当り、いつもより 20〜30% 減ったが、多くの食堂主人も商売よりお客さんたちと一緒になっ て観戦に夢中になっている始末だから、お客さんたちが 《冷遇》されることもあるという。

多くのスーパーの売上げも予想以上に落ちた。 延吉デパート食品スーパーの責任者は、W杯の期間、売上げが 去年同期よりやや上がったものの、予想したほど多くはなかったと述べた。羊肉グリル、焼肉店などは一般の飲 食店などよりはマシな方だった。 即興的で実際的な雰囲気が強いので、友達同士、家族同士でよく訪れるところ なので、かなり繁盛している。 しかしこれらの所でも 9時以後には例外なくお客が減り、スクリーンやテレビで最初 の競技を見る人々も多少はいると言う。 参花街の東方焼肉店の事業者たちは、W杯期間のお客が目に見えて減 り、営業額が減少したと打ち明けた。 建康橋東北の羊肉グリル店の露天店先には何十もの机が用意されており、 若者たちがよく訪れる所だ。 日暮れ頃から空席一つなく満席になっていながらも、 9時になれば約束でもしたように 席がすべて空いてしまうと言いながら、若くて綺麗な女主人が 《夜中の商売はできません》と語った。

賑やかだった朝市が、静か過ぎて 《奇妙》

延吉市水上朝市は一日の最初の日課として訪れる人々が多いということを知らない者はほとんどない。 ところが W杯が始まってから朝市が静かになった。 寝られない老人たちやサッカーに興味のない女性たちが大部分で、 若者達や成人男性たちが少なくなった。 皆が夜を明かしてW杯を見てから、朝寝にて眠りこけているのだ。餅を売 るおばさんは餅がちっとも売れないと不機嫌で、野菜商売の旅人は交通費が稼げないといって不平をいう。 朝の 商売でしっかり稼いでいたほとんどすべての事業主たちが、最近は商売が全くダメだといって肩を落す。 特に野 菜の出荷量が増えている最近、野菜価格が随分落ちたのに売りにくいという農民たちの苦情が大きかった。 ソー セージを焼いて売っているある事業主は、 《朝市が静かになったので奇妙だ》と、このごろは日々のソーセージの 売れ行きがいつもより 10〜15%少ないと語った…

これが延辺の消費の特徴なのだろうか?W杯に対する延辺人たちの熱情というべきか? それとも経済力の差と いうべきか?ここの商店やスーパーマーケット、 広場や通りをよく見れば、何ヶ月も前から多様なW杯特別イベント が行われる国外の風景とは違い、特別な計画行事や販促活動が極めて少ない。 ただ自発的な消費行為が持続し、 文化的色彩がない。 街並を含めた関連部門でマクロ的な眼目と破格的な事由でW杯だけでなく、新しいきっかけの 発掘と把握に頭を使えば、順調な販売効果を挙げることができるのではなかろうか?

(延辺日報 リ・リョンボク記者 2006年7月4日)
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