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[経済] 延辺の豚肉相場が暴落、養豚産業、深刻な低調期に

"先日、豚肉相場が 7〜8元していたのが、今は 5元以下に下がり、好きなだけ食べら れるようになって、とても楽しいですね" 最近、延吉市の市民は '嬉しい悲鳴'を上 げているが、延辺の養豚業はこれまでになかった低調期となり危機に瀕しており、養 豚事業主たちは苦しんでいる。

調べによれば、延辺の豚肉価格は去年下半期から下がり始めたが、現在、延辺の市場 豚肉価格はkg当り 10元程。 屠殺前の生きた豚の価格はkg当り 5元 60銭だが、 養豚原価は 6元80銭でタネ豚養豚原価はkg当り 8元、養豚事業主たちにとってはギ リギリのところだ。

それでは延辺の豚肉市場になぜ過剰現象が現われたのか? 関係部門によれば、延辺 で交通が発展し、運輸条件が便利になったせいで、物流の流れが非常にスムーズにな り、黒龍江省を含む近隣の省や市の豚が大量に入って来ているからだと言う。黒龍江 省と隣接している汪清県だけ見ても、今年の旧正月期間、汪清県春陽検査所では一日 に延辺に入って来る黒龍江省の豚が 1000匹余りにもなったと言う。これ以外にも華 正集団など外地の養豚企業の豚が大量で延辺に運び込まれており、既に豚肉市場の 20%ほどを占有している。

これはあくまでも延辺での豚肉市場の外的な要素だが、延辺内の養豚業産業の不振に より、今後、外地の豚がさらにたくさん入って来ると業界専門家たちは指摘してい る。外地の豚の大量流入、延辺市場の豚肉値下がりなどで現在、延辺で豚一匹を育て ようとすれば、 100元ないし 200元分も損をし、タネ豚一匹を育てるにしても 100元 以上損すると言う。

この地域の養豚業の欠損、豚肉値下がり、外地豚の大量流入などは、延辺の養豚業が 低調期に入った重要な要因の一つだ。特に規模が大きいほど養豚業者の欠損率は高 い。今年第1四半期だけでも、州全体のタネ豚 2500匹以上の大規模養豚場の欠損金額 は 30万元ないし 60万元の間に達すると言う。優良タネ豚養豚産業に勝負をかけてい る延吉韓吉牧畜有限公司(中限合作)は年の初めに豚 8000匹にタネ豚 750匹がいた が、毎月 10万元も損する中、養豚業は維持しなければならず、欠損は最大限に減 らさなければならないため、今は豚 5000匹、タネ豚は 450匹しか飼うことができな い。現在、延辺にはこの会社と同じく養豚業で欠損を出す企業が大部分だ。

養豚業が儲かることを早くから知っていた延辺では、過去、発展する養豚業に誰もが参入しようとした。 そして在来式養豚業から大規模な養豚業に、地元養豚方式から優良種養豚業に発 展し、現在、延辺に 1000頭以上の豚を飼う養豚場が 100ヶ所余りにもなる。2005年だけでも州全体 の養豚業の年間生産額は諸般の畜産業総生産額の 40%も占め、養豚業が農民の 収入に大きな貢献をしたと関係部門では説明している。

それではなぜ今日になって延辺の養豚業がこのように低調期を迎えたのか? 関係部 門で紹介したところによれば、一つの重要な原因は 2003年下半期以後に国内の養豚市場価格 が持続的に上昇し、養豚経済メリットが著しく、養豚業 が大きく発展、市場での供給が需要をはるかに超過したからだ。延辺だけ見 ても 2005年末に 2004年同時期よりタネ豚の養豚数が 2630匹(タネ豚一 匹平均 10匹余りの豚を生む)も増え、 8.9%増加し、去年第4四半期と今年第1四半期に大量に 子を生んで価格が暴落するようになったと言う。

延辺のこうした厳しい養豚業の状況に対して専門家たちは、政府で一日も早く対策を取らな ければならず、注文養豚、資金貸出支援、土地、汚物排出費など政策上の 支援が急務だと指摘している。なおかつ重要なことは延辺が市場経済の情報活性化において 不備であり、市場経済の流れにおいて他人が一席を食べ尽くした後になって集まって来るというのが専門家たちの指摘だ。

(黒龍江新聞 ユン・ウンゴル記者 2006年6月19日)
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