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[特集] なぜ 'セマウル運動'なのか?

セマウル運動に一番関心と熱情を見せている所は韓国ではなく中国だ。中国は今年 から本格推進している '第11次 5ヶ年経済開発計画'の核心である新農村建設の成功 のために指導者延べ 1万人の養成を推進する計画だ。 中国では 2月、胡錦涛国家主 席が北京共産党中央学校で新農村社会建設の重要性と緊急性を力説、農業と農村、農 民に対する優遇を骨幹とする '3農政策'を新農村政策として提示した。 続いて共産 党幹部 200人余りが '新農村建設' シンポジウムを開き、セマウル運動を中国が模範 としなければならない運動に定めた。 また中国文匯報は 11日、報道を通じて中国政 府が韓国のセマウル運動中央研修院とセマウル運動ノ経験伝授のための協約を 4月に 締結し、中国内の 8つの委託旅行社を通じて中央及び地方農業公務員 35万人を毎年 韓国に送って研修を受けるようにする予定だと報道、これを裏付けた。

このような中国のセマウル運動ブームの中に慶尚北道が立っている。 韓国のセマウ ル村運動のメッカこそが慶尚北道だからだ。 これにより、つとにセマウル運動を学 ぶために慶尚北道を訪ねる中国人とベトナム政府側の人々の訪問が続いている。 こ れに加え、今後は中国中央政府と 23の省、4つの直轄市など地方政府の公務員たちが 相次いで慶尚北道を訪ねるものと見られる。これに合わせ、慶尚北道は中国など海外 セマウル研修団の教育プログラムを積極的に開発、在韓外国大使館・慶北観光広報事 務所・東北アジア自治連合常設事務局・KOTRA などを通じてセマウル研修団誘致活動 を積極的に展開、 セマウル運動のメッカとしての立場を高めるという計画だ。

中国重慶市の招請で中国を訪問、去る 6日、重慶市の公務員 500人余りを対象にした 特別講演(セマウル運動と新農村運動)を行った李義根・慶尚北道知事は、王鴻挙・重 慶市長とセマウル運動交流意向書(MOU)を締結して重慶市の公務員と村別指導者たち のセマウル運動研修対象地が慶尚北道になるという優位権を確保した。

これに先立ち、慶尚北道は 4月 19日、李チョルウ政務副知事をチーム長とする 'セ マウル運動世界化推進タスクフォースチーム'を発足した。 このチームはセマウル運 動の精神と推進分野・方式などを中国とベトナムなど東南アジアの国家へ輸出するた めの戦略を組み、実践するチームで、セマウル運動の関係者をはじめ大学教授など専 門家たちが参加している。 また 3月には中国重慶市の公務員研修団 32人が慶尚北道 を訪ね、セマウル運動の胎動背景と生活環境整備事業についての教育を受け、星州船 南面ドフン3里などセマウル・モデル村を見学した。 彼らはセマウル運動中央研修院 で 1週間、セマウル運動全般について勉強したのに続いて、農協中央会と農村振興庁 を順に訪ね、中国 3農問題と韓国の現実を相互比較評価する一方、中国の農村問題を セマウル運動と組み合わせる課題について活発な論議をしたりした。

このように中国人が群がって来ると、慶尚北道は全国の大学の中で唯一、セマウル研 究所を置いている慶雲大とセマウル教育に関する業務協約を結び、教育プログラムの 開発及び海外セマウル研修生教育、 教育教材と広報物の発刊などの業務を共にする 内容を骨子としたセマウル運動官学協力を結び、セマウル運動の輸出による中国農村 の韓流化に火を点ける事にした。

このため、慶尚北道は年内に中国延辺朝鮮族自治州を訪ね、地方政府とセマウル運動 伝授に関する業務協約を締結すると共に、公務員たちにセマウル特別講義と研修団誘 致活動を展開する予定だ。また今後、セマウル運動研修団が集中的に慶尚北道を訪問 するものと見て、体系的なセマウル教育プログラムを開発する上、教育期間を 2泊3 日・1週間・一ヶ月コースに分けてオーダーメイド型で実施する方針だ。

李チョルウ政務副知事は "中国がセマウル運動に関心を持つようになったことをきっかけ ニ、セマウル運動を通じる韓流ブームを続けなければならない"と言いながら " セマウル運動は精神運動であり、大衆文化を通じる韓流より一層持続的で大きな成果を もたらすものと期待される"と述べた。

一方、来る 11月 'アンコール−慶州世界文化エキスポ'を共同開催するカンボジアの場 合も、政府の政策が農村近代化であるだけにセマウル運動の輸入を強力に希望していた。 去る 5月、慶尚北道の関係者たちのカンボジア訪問の際、カンボジア 4大都市のシェム・リアップもウ ンウェン副知事が、セマウル運動の精神継承と事業方法などのノウハウ伝授を希望した。 カンボジア・フンセン首相も今年初、韓国を訪ねた際、青瓦台で李義根慶尚北道知事とセマウル 運動についての話を交わし、伝授を要請した。 慶尚北道は民間の次元でカンボ ジアにセマウルモデル村を造成するなどして、セマウル運動をカンボジアに伝播させるとい う計画も立てている。

(大邱毎日新聞 ファン・ジェソン記者 2006年6月12日)
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