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[文化] 思い出の現場−延辺

延辺の田舎へ行けば、私たちの世代の記憶に遥かな、民俗博物館にも劣らぬ鮮やかな思い出 の現場があります。 今日のデジタル時代からわずか 30年ほどの時間的差があるだけなのに、既に 我が民族の通り過ぎた足跡の中に染みこんで行っています。



田舎の家のキムチ倉−晩秋、ここにキムチ、じゃがいも、 大根を入れて保管し、新鮮度を維持します。 翌年春に大根、じゃがいもを取り出して食べてもサクサクした味そのままです。



延辺では多くの器物に標準的な名前が無く、この機械もそのうちの一つ。 田舎では「縄綯い機械」、 あるいは縄マシン ... 等々、適当に呼ばれており、地方ごとに呼ぶ名前が様々... 幼い頃、こんな機械でいたずらをしていると、歯車に指を挟んで怪我をした方々が多かったが、今も 傷あとが残っています。 指を挟むとワーッと泣き出し、... すぐに母親が走り出て来て ... 醤を塗って布 でギュッと縛り付けたら炎症も生じず ...

70〜80年代、田舎では縄綯いの副業が盛んだったが、普通一日に 3〜4個の縄束を組みました。



アイロン− 別名、ユンディとも呼びます。 燃え盛る灰に差し入れてから、襟にアイロンをかけ .... 台所で 直接、炭に火をつけてアイロンに入れ、その熱を使ってズボンの筋目を伸ばして... 私たちがこんなアイロンを使っていた当時、漢族を含む私たちの周辺の他民族にはアイロンがなかったと いいます。 そしてアイロンが珍しかった田舎の町内では、村娘たちがアイロンのある家に集まって来て、 きれいに洗った服にアイロンをかけておしゃれしながら通ったと言います。



飼い葉切り− 昔の田舎でこんな飼い葉切りで指を失った方々が多いですね。 藁を切ろうとしている途中、 不注意で怪我をするのです。 とにかく、切ってくれる人が気付かなければならないし、腰に非常に負担が かかる飼い葉切り...



別名チュルチゲとも言い、とうもろこしを吊るして乾かし、完全に乾いたとうもろこしの粒を差し込んで扱けば、 粒がボロボロ落ちるといいます。 そして横にある剣のようなものはフェチゲ、あるいは稲穂切りとも呼ばれ、 稲穂を切る時に使う道具と言います。



50の年輪と手垢を誇る鏡−田舎ではチェギョンという方言でも呼ばれます。 写真の絵は梁山伯と 祝英台、<木の鳥はなんだかんだ>という漢族の歌から出ています...

(延辺通信 2006年6月11日)
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