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![]() [社会] 《高い》 文化...多い法盲 中国で朝鮮族の文化水準は高いといわれて来たし、また私たちも口癖のように言う。 しかし 《高い》 文化水準に比べて 法制の観念と法律意識は相当な差を見せている。 そして自分の権益を守り、経済的利益を確保する上で多くの損失と困難を受けている。 土地問題での朝鮮族農民たちの 《法盲》現象 韓国への出稼ぎと都市進出で農業をしない農家が増え、自分の土地を他人に賃貸したり売買する中で、多くの法的なトラブルが起きている。 ところが多くの朝鮮族農民の法律意識が低いために、利益と権益において損する現象が多い。 某村のある朝鮮族農民は韓国行をするために、 1ヶ月に 3分の利子を支払うことにして 3万元のお金を借りたが、 7ヶ月経っても返すことが出来ず、利子が雪だるまのように膨らみ、負債の 見返りに 4haにもなる土地を渡すこととなったが、 7年間譲渡することで契約を結んだ。 ところが土地法によれば、借金をした場合でも、 負債の見返りに土地を持って行くことは違法だ。 しかしこんな法があることすら知らないから、負債の見返りとして非常に安い補償費で土地を 渡してやる羽目になった。 もし契約書に 《負債の見返りに渡す》という文句だけでも意識的に明示しておけば、後に訴訟を提起して土地を取り 戻すことができる。 しかし今になって見れば、このように法を理解して処理した農家がほとんどなかったのだ。夫妻の見返りに土地を 《抵当》に した事実は、個人と団体の間にも数多くある。 村の規定によって当年の上納金を払うことができなかった時や借金がある場合、ほとんど強制的に 農家個人から土地を 《押収》し、他の農家に賃貸し、そこからの補償費で借金した農民の負債に代替させたケースが多い。 経済取引での事後トラブル 経済取引で朝鮮族に一番多い問題は利子から生じた事件だ。 法に違反するのではないかと思うものの《泣き寝入り》状態で、利息が高くて(3分も しくは5分)の利息にさらに不当な利息を付け加えても、これを法的に計算して調節しようと思わないのだ。 ある朝鮮族の農民は、利息付きで 3万元を借りたが、何年も経たないうちに 7万元にもなった。 あまりにも多額に増えたため、相手とともに解決することができず、法的な手続を経てようやく利子に不当利子を付け加えた過剰額を調節すること ができた。 お金を貸して領収証を受け取らないなど、まだ経済取引で法的な措置をなおざりにしたためにトラブルになる事も多い。 ある朝鮮族村 で姉妹間でお金を貸し借りする経済取引があったが、お金を返してからも領収証を受け取らなかった。ところが仕事がうまく行かず、お金を借りた姉 が病気で死んでしまった。すると義理の兄と義妹の間で経済紛糾が生じた。 義理の兄がそのお金をもらわなかったときっぱりシラを切り、義妹は確か にお金を返したのに、証拠がないため法的処理において負けるしかなかった...人をよく信じて 《情に篤い》 体面を繕うことの多い朝鮮族だからこそ、 経済取引でこうした現象が後を絶たない。 是非を罰金で片付ける現象 出国、都市進出などで文化娯楽やその他の遊興業に対する消費が増え、社会風紀を乱し、法に違反する行為が目立ち、公安局の制裁を受ける事も多く なった。 言わばマージャン、 花札と遊興街出入り等々で、ある者は賭博性を持っていたり、性売買と関係したなどで取締りを受け、罰金を払う現象 が増えている。 もちろんこんな行為が法に違反する行為だといっても、朝鮮族が相対的に慎んで乗り越える意識も低いことは事実だ。 問題はたとえ 法を違反したとしても、法による処罰は当然だが、処罰の程度が正確かなど、自分の合法的権益ぐらいは守れなければならない。 ところが朝鮮族は この面で法律意識が低く、損する場合が多い。 治安条例処分規定によれば、たとえ賭博をやったといっても、 6ヶ月が経過すれば時効になり、それ 以上追求はしなくなる。 しかし 1年が経った後計算して罰金を払いなさいと言っても、素直に服従するのだ。その上に必ず罰金を払った時 《領収証》 を出してあげなければならない。 しかしそうせずに無断で払わせた罰金も多い。 しかし多くの朝鮮族当事者たちは、異議を申し立てない。 代わりに 間違った事を、ただお金で片付けようとするのは朝鮮族の当事者が多いことから、一部の公安関係者たちに 《朝鮮族は罰金を簡単に払う民族》という イメージが植え付けられている。 上澄みが濁ごれば下の水も... 大人たちの法制意識が欠如していると、育ちつつある次世代にも影響を及ぼす。 単純に法的な角度でばかりない。 長期間親と離れていることで生じる 片親、《無親》の家庭的影響も未成年の犯罪をそそのかす一つの原因になっているが、 《やはり罪を犯す》と言う原因で考察すれば、未成年の法制意識 の不足が主たる原因になるといえる。 某県で 3人の朝鮮族の子供が強盗罪で拘置所に閉じこめられることになったが、人々が奪ったお金を合せても何十 元にもならなかった。 幼い未成年犯罪者の中にはたった 1元を奪ってつかまった子供もいた。 16歳にもならない三人の少年がアダルトビデオを見てから、 女の子に性的暴行をしたが、一番幼い少年は性行為が何なのかさえ分からず、年長の子供達が即席で 《教えてくれ》て、 そのまましたところ 《強姦罪》 で引っかかった。 某県拘置所責任者の話によれば、拘置所に収容された未成年犯罪者のうち 1/3が朝鮮族の子供たちと言う。 人口が何十分の一にしかならない所で占める犯罪率があまりにも高いのだ。 某県拘置所に閉じこめられた 19人の少年犯のうち、 3人が朝鮮族の子供...朝鮮族が極めて少ない県だということを考えれば、朝鮮族の未成年犯罪は無視できない民族社会問題になっているといえる。 (吉林新聞 カン・ヒョサム記者 2006年6月3日)
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