![]() |
中国の朝鮮族に関するニュースポータルサイト | Search by Google: | ||||||||||||||
![]() |
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
![]() |
||||||||||||||||
![]() |
![]() [経済] 北朝鮮の住民生活を占領した 'メイドインチャイナ' "中国の影響力が板門店まで伸びて来るのをじっと見ているべきか、それとも鴨緑江で阻止するべきか をアメリカも考えなければならない。" 政府のある高位当局者が最近もアメリカ政府高位関係者に真剣に投 げかけた話だ。 核問題で塞がった南北、米朝関係の隙間をくぐって膨脹する中国の対北朝鮮の影響力に対 する憂慮が盛り込まれた話だ。 政治的に比重の大きかった中国の対北朝鮮の影響力が '東北 3省開発'をきっかけに経済でも急速に拡張して いる。 北朝鮮の消費市場は '中国化'の現場だ。 平壌をしばしば行き交う中国朝鮮族同胞事業家 Jさん(70)、 丹東と琿春の朝鮮族貿易商 Pさん、Hさん、北脱出者 Lさんなどの言葉を総合して実態を調べる。 ◆ '朝から夕方まで' 中国製=平壌の中産層住民 Aさんは一日を中国の生活必需品で始める。 歯磨き、歯ブラ シ、せっけん、カミソリ、タオルなどが大部分中国製だ。 朝の食べ物も中国産材料が多い。 飯をたく米とトウモロ コシ、 みそ汁の塩、調味料が中国産だ。 食事後に飲むお茶と蜜柑もそうだ。 下着と靴下、靴も中国産だ。 洋服 は中国産原緞を北朝鮮で加工したものだ。 Aさんが事務室で使う白い用紙とボールペンも中国製だ。 北朝鮮産 の用紙は荒くて暗くてうまく書けない。 ヘビースモーカーである彼は毒々しい北朝鮮産より中国産のタバコを好ん で吸う。 Aさんの奥さん Bさんも同じ。 服と履き物はもちろん、スキンローション、パウダー、口紅などの化粧品全 てが中国製だ。 家には中国産テレビがある。 夫婦は中国産綿布団をかけて寝床に入る。 中国発 '黄化'ブームは平壌の商店でもっと進んでいる。 Jさんは "市内のデパートと国営商店の商品の大部分が 中国製"と言う。 中古自動車、一部の家電製品が日本やアメリカ、東南アジアから輸入されるが 'スズメの涙'だ。 北朝鮮自体の生産品は、農産物と一部の生活必需品位だ。 琿春で北朝鮮と取り引きする Hさんは "主に質の 低い低価品がたくさん入って行く"と言う。 ここでは統計に表れない国境地域の密貿易を通じて入って行く中国商 品もおびただしい。 対外エコノミックスポリシー研究員(KIEP)が北脱出者 165人を相手にしたアンケート調査を土台に今年初発刊した報 告書 '北朝鮮経済の対中国依存度深化と韓国の対応方案'もこのような証言を裏付ける。 総合市場内の中国商品 流通程度について、応答者の多数が "食料品、工産品の 80〜90%が中国産"と回答した。 国営商店(買収商店) の中国産の割合も "90% あるいは 95% 以上"と回答した応答者が多数だった。 ◆ 国境都市は '生命の綱'=北朝鮮の '朝鮮金日成花金正日花委員会'は最近、中国から 100万ドル分の下着の購入 事業をしている。丹東の朝鮮族事業家 Pさんは、委員会の貿易関係者を通じてこの話を聞いて驚いた。 北朝鮮の貿易 関係者が単一品目をこのようにたくさん買って行くのを初めて見たからだ。 貿易関係者たちは中国で '安い品物'を調査 した後、見本を持ち帰った。 瀋陽の五愛市場は最近急浮上して来た消費財市場だ。 品目が多様で値段が安く、北朝鮮に入って行く生活必需品の 相当部分もここで取り引きされる。 大部分の品物は重さを計って売る。 対北朝鮮貿易商たちは履き物や運動服、ジャ ンパーなどを一度に何トンかづつ買って行くこともある。 中国商品の最大の北朝鮮流入通路は丹東だ。 丹東税関は夜明けから物品を通関しようとする商人と車で混雑する。 鉄道・道路兼用で単線の橋を一方通行式で一日三度開放するため、順番待ち競争が熾烈だ。 税関前の二馬路の道路両側には中国語とハングル兼用の看板が整然と並ぶ。 大部分、北朝鮮と取り引きする貿易会 社だ。 ざっと見て 100軒は優に超えると見られる。 現地業者は "中国人や朝鮮族、華僑たちの運営する会社が大部分 だが、内閣所属の北朝鮮貿易代表部も 20余りにもなる"と述べた。 このなかには何年間か新しく膨脹した対北朝鮮交易のお陰で月 10万ドル程の売上げをあげ、順調な会社も多い。丹東 で農産物賃加工事業をする韓国人 Gさん(45)は "北朝鮮に入って行く物資の 80% 位が丹東を通る"とし "丹東は北朝 鮮の生命綱"と語る。 残りを延吉、長白、図們などの中国国境都市が担当する。 対北朝鮮の輸出品リストは多様だ。 アメリカが戦略物資と指定して北朝鮮搬入を禁止させたコンピューターも公然と入って行く。 北朝鮮の対応は '中国に隷属' 不安感 消費財生産倍増運動 北朝鮮は消費財生産倍増運動で対応している。 北朝鮮の今年の新年共同社説は "軽工業部門で生産 工程を積極的に現代化し、質のよい人民消費品(生活必需品)が溢れ出るようにしなければならない"と 指摘した。 北朝鮮政府は軽工業省を中心に消費財の産業発展政策を強力に推進している。 北朝鮮のメディアもこのような政府の努力と個別企業の成果を積極的に広報している。 平壌放送は 21日 "軽工業省が、住民生活に直接影響を与える纎維と履き物工場を現代化することに力をつくしている"と伝えた。 軽工業省紡織工業管理局が平壌紡織工場の染め付けと織布の工程を現代化し、履き物工業管理局は元山の 靴工場と新義州の履き物工場の生産工程の現代化を推進している。 23日、労動新聞は人民消費品生産増大を強調して新義州の化粧品工場と基礎食品工場の経営技法現代化と 施設の自動化などの成果を広報する記事を載せた。 北朝鮮のメディアは今年に入ってこのように消費財産業の 現代化と生活必需品の生産増大の必要性を強調する記事を数多く掲載している。 2004年に中国の支援を受けて平安南道に大安親善硝子工場(4000億ウォン規模)を立てた後、硝子の輸入を禁 止して、平壌に紙ボックス工場を設立し、内需の場合は優先的にこの工場製品を使うようにすることも '輸入代替 産業育成'戦略の一環だ。 国内消費財の生産基盤拡充のために外国資本誘致も積極的に行っている。 韓国銀行金融経済研究員・李ヨンフン博士は "経済が中国に隷属して行くことに対して不安感を感じ、北朝鮮が それなりに努力している"とし "しかし今すぐには具体的成果が出ないだろう"と指摘した。 彼は "南側が開城工団 に消費財生産のための投資をふやすなどの方法により、この問題の解決にある程度の役目を果たすことができる だろう"と述べた。 (中央日報 アン・ソンキュ、ユ・チョルジョン、チェ・スンシク記者 2006年3月30日)
|