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[経済] 満州が目覚める



中国政府が満州の原野に熱い息を吹き入れている。 毛沢東初期の新中国建設ブームが蘇る勢いだ。 いわゆる '東北振興' プロジェクトだ。 重化学工業の中心地だった遼寧、吉林、黒龍江など東北 3省(昔の満 州地域)の過去の位相を取り戻すというものだ。

この地域と隣合う北朝鮮も続いて動き始めた。 実際に東北振興の 3大核心概念の中の一つが北朝鮮、ロシア などの周辺国と '超国家経済圏'を建設するというものだ。 北朝鮮経済の中国隷属化が憂慮される理由となっている。

陳世男 遼寧省東北振興事務室副室長は、先月 15日、遼寧省瀋陽市の省政府庁舎で本紙記者に会い、 "東北 3省は既に巨大な変革を始めた"と語った。 彼は "東北を目覚めさせる事は、私たちに残された '最後の晩餐'"と いう表現も使った。改革の第一の目標物は国有企業だ。 現在、黒龍江省内の 106の改革対象国有企業のうち 47 社、吉林省の 816の国有企業のうち 696社、遼寧省の国有企業の 22%にあたる 562社が厳しい構造調整作業をし ている。 去る 20年余りの間、上海、広州に追い抜かれたが、再び追い付こうという覚悟だ。

国境地域も揺れている。 北朝鮮の羅津、先鋒、ロシアのハサンと繋がる吉林省琿春、新義州と鼻を突き合わせてい る遼寧省丹東が中心だ。 吉林省は 15日 "今年から琿春市を '対ロシア港湾・道路・税関一体化地域' '対北朝鮮道路・ 港湾・税関一体化地域'として様変りさせる"と宣言した。

丹東側の動きも尋常ではない。 中国政府と北朝鮮の内部事情に精通したある中国人貿易業者は "北朝鮮が鴨緑 江河口に位置する絹島を国際交流市場にしようとしている"と伝え、 "交流物量の円滑な輸送のために新義州内の 幹線道路の幅を現在の二倍である 60mに拡張する工事をする予定"と述べた。



彼は引き続き "丹東〜新義州を引き継ぐ唯一の橋梁である中朝友誼橋だけでは両国間の物資移動を充分に消化出 来ないと考え、橋の隣と川の河口に往復 6車線の橋梁を新たに建設する計画が作られた"と述べた。 工事は寒さ がなくなる 5月に着工されるという。

こんな過程で北朝鮮が中国の消費財市場に変わっている。 北朝鮮を行き交う朝鮮族や華僑の貿易商たちは "北朝 鮮市場で取り引きされる物品の 90% 以上が中国製"と口をそろえて言う。朝鮮族貿易商 Hさんは "歯磨き、服、調味 料などの生活必需品を何台ものトラックにて送ったりする"と言う。彼は "税関職員たちから丹東の対北朝鮮交易額が 一日 600万ドルという話を聞いた"と伝えた。

◆ 東北振興=遼寧、吉林、黒龍江など東北 3省を覚醒させるという中国政府の野心を燃やすプロジェクトだ。 2002年 11月、第16回党大会で初めて提起されたが、 最近になって具体的な姿が現われている。 本来、東北 3省 は毛沢東が新中国を建設した後 '1世代目の優等生'だった。 しかし 1980年代、ケ小平の改革・開放政策が東南 部に集中し、後回しになっていた。

(中央日報 チン・セグン、アン・ソンギュ、チェ・スンシク記者 2006年3月27日)
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