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[経済] 伝統文化と観光を組み合わせ、富裕になった新しい村

延辺民俗村紅旗村を訪ねて

延辺で土地と伝統文化を守っている朝鮮族村が話題になっている。そう、安図県万宝鎮紅旗村だ. この村の農民一人当たり の平均所得が 8000元を上回るというのは、とても鼓舞的な数字である。 民俗村の建設で豊かになる道を開拓した紅旗村は、安図 県県庁から 70km、長白山から 100km離れた長白山観光コースの通過地域だ。 "長白山観光のメリットを最大限利用するため民俗村 を建設し始め、伝統文化を守るようになったのが、我が村が豊かになる道を歩み始めた決定的な要素です。"と話す金キリョル会計は、 観光収入が村全体の経済の命脈を導くようになったと語る。

この村を 1992年度から民俗村として建設し、まず伝統家屋の建設、伝統食べ物の発掘、伝統民俗遊びの発掘と普及に投資を惜しまなかった。 村指導部は資金を投資して 8人の女性たちを外地に派遣し、伝統食べ物料理の技法を学ばせる一方、専業民俗舞踊、民俗遊び伝授の芸能人たち を招いて民俗文化無形文化財普及のために水準級の芸能人養成に富と人力を惜しまなかった。

今この村の伝統民俗表現チームには専門芸術人が 21人おり、アマチュア芸能人も 50人余りもいるが、人々は 10代から 60代までの青年、中年、 老人たちだ。 彼らは観光シーズンが来ると観光客に向けて定期的に表現をしており、都市の専業芸能人に劣らず、一ヶ月の平均月給が 1500元に もなると言う。これらの芸能人たちは農繁期には農業に没頭する一方、観光シーズンには村指導部の企画によって観光客にサムルノリ、農楽舞な ど各種の民俗表現をしており、観光客たちは伝統婚礼、伝統還暦、伝統料理作りなどの行事にも直接参加して、朝鮮民族の伝統文化を体験するよ うにしている。

調べによれば、観光客たちが直接このような行事に参加することで、肌で朝鮮民族の伝統文化を体験することができ、その参加度が非常に高く、 去年だけでもこの民俗村を訪ねた観光客はおおよそ 12万名余りにもなると言う。86世帯に 317人にしかならないこの村に、このようにおびただし い観光客たちが訪ねて来たということは、それほどに見どころ、食べ物が豊かだということを意味する。 '金剛山見物も食後の風景'とばかりに、 この村の指導部は伝統飲食店をこぎれいにこしらえ、朝鮮民族の伝統食べ物の真髄を観光客に披露し、韓国の観光客たちはもちろん、日本 などの国や中国内地の漢族もこのコースに立ち寄るという。 現在、この村には専門伝統の食べ物料理を作る社長やコック長たちが 11軒の飲食店を 経営しており、観光シーズンには前もって予約しなければ伝統食べ物を味わいにくいと言う。 食堂ごとに年間収入が 20万元余を上回ると言う。

金銀財宝が自然に落ちて来るわけではなく、この村の指導部の発展モデルが新しい農村建設に非常に有益であることを論証した吉林省財政庁は、資 金支援をすることを決めた。 農民たちが家を建てるのに必要な煙瓦、瓦などは皆、政府の貸し出しで解決したが、償還期限は 5年と決め、貸し出し は既にすべて返済した状態だった。 1996年度に韓国碧蹄農業協会(韓国京畿道高陽市)と姉妹提携を結び、全幅的な支援を受けた。 韓国碧蹄農業協会 はこの村に '中国第一朝鮮族村'と書いた中央民族事務委員会・李徳洙主任の字を刻んだ大門を作ってくれたし、人工湖の建設も支援、この地域の学生 の奨学金支援も怠らなかった。 この村には現在、小学校、中学校、大学で勉強している学生たちが 60人余りおり、村の指導部で彼らの勉強の費用を 専担し、学生たちは何の心配もなく勉強をしている。韓国碧蹄農業協会は毎年、定期的に彼らに奨学金、学用品、衣服などを支援してくれ、毎年、観 光団を編成して定期的にこの村を訪問、文化交流をしており、名実共にハンギョレ社会を構築する上で一翼を担っている。

"ねぐらが暖かいので、鳥たちが飛び立っても帰って来ています"と金キリョル氏は説明し、現在この村から韓国に行った 19人の労務者たちは皆、一応 帰国するようになれば儲けて来たお金を故郷に再投資する計画だと言う。 記者が訪ねて見ると、この村は舗装道路が縦横に整然と伸びており、新しい 村の伝統家屋はとても秩序整然としているように建設され、観光客が利用できる現代式トイレもよく揃っていた。アマチュアの民俗遊び表現チームは雪 が降るのも厭わず、外で練習を盛んにしており、寒い冬でも生気がほとばしるのを肌で感じた。 金キリョル氏によれば、朱鎔基前総理を含む国家リー ダーたちも長白山観光の途中、しばしこの村に立ち寄ったと言う。 今年、この村で新しい農村建設の東風を受け、 200万元を追加投資して劇場を再建 する計画であり、また民俗観光に必須となる施設を持続的に建設する計画だ。

(黒龍江新聞 ユン・ウンゴル、キム・ソン記者 2006年3月25日)
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