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![]() [特集] 朝鮮族大学生たちの強みと問題点 ▲ KSC(中国朝鮮族大学生センター) 5周年祭 《薄情》 演劇文化節の一場面 我らの大学生たちがこんな健全な活動を数多く開き、悪い生活方式を捨てることを期待する。 去年 11月 19日、長春で開かれた全国朝鮮族科学技術者協会第5回理事会及び第1次朝鮮族女性科学者学術会議の期間に、本 社編集部は 《朝鮮族教育の現況》 主題アンケート調査を行い、そのうち 《朝鮮族大学生の強みと問題点という二つの質問内容があった。 今度のアンケートの応答者は 64人、大部分全国の多くの大学と研究機関に勤めている教授、博士、専門家たちと学者たちだった。 この文は応答者たち の返事に基づいて中国朝鮮族の大学生たちが持っている強みと問題点を集中分析して見る。 言語の強みは本当に強みなのか? アンケートの応答者たちに 《朝鮮族の大学生たちの強みは何だと思うか?》という問いに、自分なりの答を書いてもらうようにした。 その結果 《困難によく耐える》、 《文化活動を楽しむ》、《コンピューターが得意だ》、《反応が敏捷だ》、《聡明だ》、《開放的だ》、 《新しい事物をよく受け付ける》、《言語の強みがある》、《学習基礎がしっかりしている》、《先生を尊重する》、《お互いに団結する》、《教養が深い》 等々、 おおよそ 19種の強みが現われた。 そのうち 《言語的な強みがある》が 1位、《新しい事物をよく受け付ける》が 2位、《学習に努力する》、《聡明だ》、《就職の機会が多い》 など三種類が同点3位に上った。 やはり朝鮮族の伝統的な強みと見なされた言語の強みと早いセンスが 1、 2位を占め、通常の結果だったようだ。 しかし詳細に見れば新しい問題を見つけることができた。 1位の 《言語的な強み》は 13人が選択し、投票者総数の 20%しか占めることができず、 2位の 《受付能力》もやっと 10人が選択して応答者総数 の 16%しか占めることができなかった。 これにて見られるように、強みは多様だが、相対的に得票数がいくつかの主要なものにて総括できなかったのは、現在、私たち朝鮮族の大学生たちに強み はいろいろ現われるが、絶対的な強みがないということを見せてくれていると考えられる。 また私たちの伝統的な強みといっていた朝鮮族大学生の《言語の強み》さえ、現在の朝鮮族の高級頭脳はあまり認めてはいないということが判る。近年、 全国的に韓国語ブームが起き、韓国語を掌握した他民族が急激に増え、私たちの言語的な強みは、もはや就業競争と生存競争で絶対的な強みではないという ことを物語っている。 一方、次の部分で提起される 《朝鮮族の大学生たちに存在する問題点》に関するアンケート調査の結果を見れば 《中国語表現能力が乏しい》と 《 言語受付能力が乏しい》が 3位、4位に現われ、私たちの大学生が朝鮮語(韓国語)は上手に駆使できる代わりに国の主体言語である漢語の掌握が相対的に 低いということを見せてくれている。 結果的に見れば、私たちが持っている言語の強みが、本当の強みではないと言う事を示している。 《新しい事物に対する受付能力が強い》と言う強みについても、高級知識人たちはあまり認めはしなかった。《開放的だ》、《コンピューターが得意だ》は、 やはり《事物に対する強い受付能力》に含まれ、我が民族がセンスが良いということを示しているが、こんな強みに対する投票数をすべて合わせても 30%を 超過しない。すなわち優れたセンスも強い競争力ではないと言う事を示している。 その外 《学習基礎がしっかりしている》と言う強みも提起、これはそれでも我が民族の基礎教育が相対的によく出来ていることを示していると考えられる。 そして 《まっすぐな性格》, 《文化活動を楽しむ》、《教養が深い》、《礼儀正しい》、《お互いに団結する》 等の強みが提起された。こんな強みを提起し た応答者数が 30%以上を占めた。 これは我が民族の未来人である大学生たちが相対的に優秀な性分と民族の伝統的な美風良俗を保存していることを示しており、 幸いでもある。 学問軽視、金銭万能思想が最大の問題 アンケートで 《朝鮮族大学生たちに存在する問題点》を自分なりに書いてもらった。 結果、応答者たちは驚くべきことにおおよそ総計 23個の問題点を提起、それこそ 《問題だらけ》と言えた。 なかでも 16票で全回答者のうち 25%を占めた問題こそ 《歪んだ生活方式または習慣に染まっている。 例えば飲みすぎ、喫煙等々》と言う事だ。 その後で 《学習に興味がない》と 《学問に進取心がない》がそれぞれ 13票で全回答者の 20%を占め、同点 2位、《お金儲けにだけ汲々としていて、 学術を軽視》、《修士、博士の勉強をしようとする欲望のある学生が少ない》と 《中国語の表現能力が乏しい》、《散漫だ》がそれぞれ 10票で全応答者中 の 16%を占めて同点 3位にとどまった。 《飲みすぎと喫煙》 の外に提起された 《むだ飯を食うのが好きだ》、 《生活が贅沢だ》、《怠ける》など生活方式と習慣が問題点として提起されたことも含 めて見ると、誤って生活方式と習慣は総投票数の 40%以上を占める。 このような不良な生活方式と習慣は、ただ我が民族大学生たちだけの問題ではなく、我が 民族の既成世代も今大きく病んでいる問題だ。 既成世代が病んでいる問題がそっくりそのまま私たちの未来に伝わっていて、専門家たちは深い憂慮を投げかけている。 同点2位に上がった 《学習に興味がない》と 《学問に進取心がない》、 3位に上がった 《お金儲けにだけ汲々としていて学術を軽視》、《修士、博士の勉強をし ようとする欲望のある学生が少ない》 と言う問題と 《金銭万能思想》、 《バイトがひどすぎる》と言う問題の投票数を合わせて見れば、全回答者中の 40%以上が 私たちの大学生たちが 《金銭万能、 学問軽視》思想に染まっているという憂慮を示している。 その外、別に行った 《現在の朝鮮族教育に存在する問題が何か》という質問に対する回答でも、《朝鮮族大学生たちが長期的な抱負もなく、一時的な金払い良い就 職にだけ没頭する問題》が 53票で、おおよそ 84%にもなり、 1位、 《朝鮮族大学生たちが学問を軽視する問題》が 36票で 57%と出た。 このようにみると、我が民族の大学生たちに存在する最大の問題は 《学問軽視と金銭万能》思想だと帰納することができる。 大学生は、まさに学問を修めて人格を 完成する神聖な段階なのに、まさにこのカギの段階で私たちの大学生が学問と人格という二つをすべて逃してしまえば、これはまことに民族の未来が心配になる大事 と言わなければならない。 3位、4位にとどまった 《中国語の表現能力が乏しい》と 《言語受付能力が乏しい》と言う問題は、現代において非常に重要な競争力と適応力である言語での劣勢を示 しており、民族教育が探索している二重言語教育の切迫性についても示してくれている。 これ以外に散在的に提起された問題のうち、注意を催す問題がある。 言わば 《民族の歴史に対する理解が不足》と 《民族感情と民族の自負心不足》という問題も 提起されており、これは私たちの基礎教育で解決しなければならない問題で、私たち既成世代が新しい世代に必ずしっかりと残してあげなければならない課題だと 考えられる。 (吉林新聞 シム・ヨンオク、チェ・スンホ記者 2006年3月24日)
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