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[教育] 礼節教育で人格教育強化−延吉

延北小学校“我が民族の基本礼節”各地の学校で活用





延吉市延北小学校で自体編纂した伝統礼節教養読本“我が民族の基本礼節”の端書きにはこんな文が書かれている。

“礼節は共に生活する人々が約束した生活方式であり、人間の付き合いに関する一種の学問であり、芸術であるばか りでなく一人の資質の外的表現であり、人格の具体的反映だ。礼節は他人と共に協調して暮す社会生活で大きな紐帯 の役目をするもので、きれいで明るく睦まじく美しい社会を建設するために大きな推進の役目をする。 ”

延北小学校の礼節教育活動は 1996年、州の伝統美徳実験学校に指定されて始まり、その翌年から本格的に推進された。 学校指導部の正しい認識と情熱的な探求により、始めの段階から早くも成果が現われはじめ、 1997年と 1998年、 連続して州の現地会がこの学校で召集され、1997年から連続 5年間、全国伝統美徳教養優秀実験単位として評価された。

初めには誰もやったことのない不慣れな試みゆえ、困難も多かった。まず資料が不足しており、国内や韓国にはこの 分野のパンフレットがあったりしたが、延辺朝鮮族の実情に合致しない部分があった。 学校指導部では教員たちが率 先して教員と教員間、教員と学生間、教員と父兄間の礼節を守り、礼節教育の探求に最善をつくすことを要求した。 教科書がないので、模範動作を録画制作して授業に使い、礼節教育に関係する資料を誰もが、どこでも見つけさえす れば買って来るようにし、その中から内容を摂取、1999年に至っては校長の崔ジョンリム主筆、金ミョンスク、呉ボンジャ、 金ボクジャ教員が編纂した“我が民族の基本礼節” という校内教科書が出来た。

礼節教育を主張した初期には、勉強に何の助けにもならないと考える父兄の反対が強かった。 指導部では、父兄の 認識転換がより重要だと考え、毎月 2回ずつ父兄学校を開催、父兄に礼節教育の大切さを説明し、家庭の教育を並行 してくれることを要求した。 正月に集まった一家親戚の前で、特に礼節の正しい標準的な挨拶で、褒め言葉と拍手を 数多く受ける子供を見て、考え方を改めたという父兄が多くなり、学校では礼節教育の心強い支援を得るようになった。

礼節教育専門教室は、底に羊毛座布団を敷いて壁全体に鏡を設置することで規範動作を徹底的に育てるようにし、 礼節関連名句、名言になった屏風・額縁などは時々刻々、礼節を守るように悟らせてくれる鏡のようだった。 見知らぬ 人でも適当な距離を置いて立ち、恭しく誠意をつくして挨拶する幼い学生たちの姿は睦まじく感心なことこの上ない。

受験教育ではない資質教育への転換を促し、人格教育を主張している最近の礼節来養育の大切さは、いっそう強調 されている。 徳育事業の一環として推進され、延北小学校全体の礼節教育は既にこの学校の鮮かな特色になり、 州と市の十分な認定を受けている。

“我が民族の基本礼節”という小冊子は、州内の多くの学校で礼節教育の指針書として活用されており、何回かの 現地活動を通じて、この学校の経験は広く紹介されている状況で、やがて 5月には州現地会議がまたこの学校で 開かれる予定だ。

(延辺日報 キム・イルボク記者 2006年3月3日)
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