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[経済] 対韓国外資誘致成功、その後に隠れた秘訣は−寧安

寧安市対韓国外資誘致の成果に見る朝鮮族指導幹部たちの役目


▲ 寧安市対韓国外資誘致 <三羽鳥>である寧安市政府・董一万副市長(中間)、寧安市政府・金京振 秘書長(右)、寧安市民族宗教局・沈尚朝局長(左)が対韓国外資誘致事業をめぐり、真剣に討議している。 チョン・ヒャンジュ特約記者。

韓国・東部韓農、中国内初の工場が間もなく稼動。
韓国人参公社、中国内初の工場誘致が成功の見込み。

2005年 6月 8日、韓国東部グループ (業界 12位)傘下の東部韓農化学(株)が寧安市に中国内初の工場であ る ‘東部韓農(黒龍江)化工有限公司'を設立する事となり、寧安市政府と正式投資契約書を締結した。 そして 9月初から 11月末まで2ヶ月余りの間に敷地 3ha、総建築面積 5680平米の工場建物、事務棟建物が仕上が り、現在は生産ラインの組み立て段階に入り、来る 3月からは製品生産が開始することになる。 総投資額が 1億 5000万元に達するこの投資プロジェクトは、去年、我が省最大の外資投資プロジェクトの一つで、多くの人々 の視線を集めている。

韓国でも強い実力を備えている大企業がどうして中国初の工場設立地域を中心都市でもない、地理的な位置が 辺境の寧安市に決めたのだろうか? これにはさまざまな要素があるが、一番重要な要素は寧安市の董一万、 金京振、沈尚朝など朝鮮族指導幹部たちの血のにじむような努力、粘り強い努力があったからと一言で言うこと ができる。

“リンゴの樹の下でリンゴが落ちるのを待っていずに、リンゴを一度揺すって見なさい"

これは寧安市と東部韓農間に手づるをつけてくれた韓国のある中国現地投資家が、寧安市の民族幹部たちに 言った言葉だ。 しかしこの一言が寧安市朝鮮族幹部たちに与えた啓示は、あまりにも大きかった。

寧安市政府では寧安市に 3万 4000人に達する朝鮮族があるメリットをいかして、対韓国外資誘致事業を成功裏に 推進するため、 2004年 3月に我が省の県市級で最初に対韓国外資誘致弁公室を設立した。 寧安市委常務委員 である董一万副市長が主任を引き受け、寧安市政府・金京振秘書長、寧安市民族宗教局・沈尚朝局長が副主任 を引き受けた。 これ以外に市政府からさらに朝鮮族課級幹部 1人、副課級幹部 1人、 朝鮮族一般幹部 2人を メンバーとして配備させた。

その時から寧安市の対韓国外資誘致事業の勝負は対韓国外資誘致弁公室にかかっていたと言っても過言では なかった。 董一万副市長をはじめとする朝鮮族民族幹部たちは、いつよりも肩の重荷を感じたし、緊迫感を感じた。

対韓国外資誘致弁公室が設立されて間もなく、対韓国外資誘致‘三銃士'である董一万副市長、金京振秘書長、 沈尚朝局長は企業視察のため、初の韓国行きに出た。 “リンゴの樹の下でリンゴが落ちるのを待っていないで、 リンゴを一度揺すって見る"ためだった。彼ら ‘三銃士'が韓国へ行き、一番先に訪ねた会社こそが東部韓農本社 だった。 ある時、東部韓農の副社長が牡丹江地区に市場視察に来た時、寧安で一度会った面識がある程度だった が、董一万副市長一行は手づるを使っていきなり東部韓農を訪問したのだった。東部韓農側では、同じ同胞という 素朴な感情で董一万副市長一行を親しく迎えてくれ、会社の肥料工場、農薬工場を見学する機会を与えてくれた。 東部韓農系列工場に対する視察を終えた後、董一万副市長は寧安市政府を代表して丁寧に、東部韓農側から 寧安市に来て視察を進め、農薬工場を建てることを単刀直入に提案した。


▲ 寧安市政府が韓国東部韓農化学(株)と投資契約を締結した後、関係者たちが記念写真を撮った。 チョン・ ヒャンジュ特約記者。

寧安市と東部韓農の縁はこのようにして始まった。

“寧安市は私たちが選択しようと思う最適の地ではなかった。 寧安市の朝鮮族公務員たちの高い資質に大きく 感動し、最終的に寧安市を選択した"

これは東部韓農高位層リーダーが語った言葉だ。 東部韓農を誘致するために寧安市対韓国外資誘致 ‘三銃士'は、 2004年 9月、東部韓農側と ‘意向書'を締結し、 2005年 6月 8日に正式契約書を締結、 9月に生産工場を立てるまで、 韓国東部韓農を続けて 6回訪問、寧安市を広報すると同時にあらゆる方法を使って説得活動を続けた。 東部韓農側 でも寧安市を合計 9回訪問した。 このようにお互いに行き来する中、寧安市の朝鮮族指導幹部たちの高い資質は 東部韓農側に深い印象を残した。 特に東部韓農誘致に成功するため、肝移植手術をしてからも薬袋を担いで何回も 東部韓農を訪ねた董一万副市長は、東部韓農の幹部たちに大きな感激を与えてくれた。

東部韓農から寧安市に来て視察し、市場調査をする度に寧安市政府では、百倍の努力で協力した。 農薬会社の 設立と係る政策、及びさまざまな事項を把握するために、寧安市では国家農業部、国家発展計画委員会、国家工 商行政管理総局と省関係部門を数十回訪ね回り、東部韓農側のすべての要求を満足させることに心血を傾けた。 後で分かったことだが、東部韓農側では寧安市政府と意向書を締結して寧安市を視察する一方、安徽、浙江、湖南、 湖北等を回って、何回も視察を進めていたのだが、最終的には寧安市を選択した。 黒龍江省の農薬潜在市場と将来 のロシア市場を念頭に置いたこともあるが、寧安市朝鮮族指導幹部たちの熱意のこもる誠意、彼らの高い資質に感化 されたことが寧安市を投資地として選択した一番重要な原因だと、彼らは今もためらわずに語っている。

“対韓国外資誘致の成果で朝鮮族と朝鮮族幹部の立場がずっと高くなっている。"

今や董一万副市長を含む寧安市の朝鮮民族幹部たちは、晴れてこのように言えるようになった。

寧安市には朝鮮族幹部と朝鮮族人民の努力で東部韓農(黒龍江)化工有限公司を含め、最近、ウジョン医療機器、 瑞林食品、テアン製紙、森江食品、ピリパラ飲食店など韓国の独資及び合資の企業が成功裏に入居し、地域経済の 発展に一翼を担っている。

朝鮮族の指導者たちと朝鮮族の努力でおさめた韓国外資誘致の成果について、寧安市の主要リーダーたちは高く 評価している。 寧安市委・朱乃振書記は、対韓国外資誘致事業につき具体的に責任を負った民族宗教局・沈尚朝 局長を尋ねて対韓国外資誘致事業の進展状況を経常的に理解し、対韓国外資誘致弁公室の事業を全面的に支持 すると述べた。 対韓国外資誘致弁公室の設立を主導した寧安市・崔培元市長は、市全体の各郷鎮の書記、各局の 局長が参加した大会で、対韓国外資誘致弁公室と民族宗教局を大きくPRした上に省民族事務委員会ソ・ジョン主任 が寧安市を視察した時、 “民族宗教局は一流局に属するとは言えないが、寧安市民族宗教局だけは主動的に第一 線で熱心に走っている"とし、民族宗教局を高く評価した。

寧安市の対韓外資誘致事業は、優れた成果をおさめた。 しかし董一万、金京振、沈尚朝 ‘三銃士'を含む朝鮮族の 指導者たちは、収めた成果に満足せず、今日も熱心に走っている。 東部韓農(黒龍江)化工有限公司が寧安市に定 着した後、彼らは手づるを使って次に韓国高麗人参公司と接触し始めた。董一万副市長を含む ‘三銃士'は去年には 既に韓国人参公社を 2回訪問し、最近再び韓国人参公社を訪問するようになり、韓国人参公社側からも寧安市視察を 終えて合作の意向を明らかにした。 双方はお互いの視察を経て、寧安市が気候や地理的条件で見て人参を栽培する 上で最適の場所だということで見解を一致させた。

双方の協議により、韓国人参公社で寧安市に高麗人参栽培基地をつくり、人参加工工場と研究所を設立することにな り、 5年間は中国内で高麗人参を購入、高麗人参加工をして販売、 6年目からは寧安市で栽培した高麗人参で世界名 ブランド製品である ‘正官庄'人参系列製品を出荷させるようになる。 この工場が設立されれば、韓国人参公社が中国 に建てた初の工場となる。

(黒龍江新聞 チェ・ケチョル、チョン・ヒャンジュ記者 2006年2月23日)
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