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![]() [社会] 韓国の訪問就業制度に延辺朝鮮族社会ざわめく 出稼ぎ送り出しの不正再発を阻むための安全装置作りが至急 韓国政府が海外同胞社会の建議に耳を傾けることを期待 韓国法務省で中国朝鮮族とロシア高麗人の5年の訪問就業制度を今年 7月から実施するようになるという情報に、 直接・,間接的に接した延辺同胞社会がざわめき始めた。 今後の話題になるこの情報に対して、韓国東北アジア平和連帯のシン・サンムン研究政策室長は "昨今の中国 同胞招請詐欺事件、偽装結婚などでお互いの否定的視覚で葛藤がひどく目立ち、外交的摩擦も生じた点を勘案 すれば、韓国法務省のこのような決定はたとえ遅れた気がするとはいえ、大きな方向を提示したという点では非 常に鼓舞的といえる。 しかし最長 2年の就業制度を実施する場合、出稼ぎ送り出しの不正のようなものがまた 頻発する可能性もあり、ブローカーの悪行で海外同胞が新たな被害を被りかねないため、中国現地同胞たちへの 多くの助言があることを願うとともに、このような問題を現実的に把握することが重要とみられ、同胞社会各階層の 反応を心に留めて聞くことが必要だ。既に挙げられた問題点を集めて、今年 3月頃に韓国総理室傘下の外国労動 者政策委員会でこれらの問題を最終的に決めることになるだろう"と説明した。 連帯弁護士事務室・許キュチョル弁護士は "昨今の出稼ぎ送り出しの不正、偽装結婚、詐欺事件などが頻発して 社会の不安定要素として台頭している時点において、韓国政府のこのような決定は、韓国はもちろん中国同胞社会 の安定にも非常に利益の大きい鼓舞的な決定だ"と述べた。それとともに "まずは昨今の招請詐欺の被害者たち が経済難の泥沼の中から脱するように道を開いてあげることが望ましく、少なからぬ被害者が韓国の政策によって 働きに出たが時間的な制限で負債をすべて返せないまま戻ってしまった。ある人々は今、不法滞留でずっと韓国に いる点を勘案し、彼らに再び青い燈をつけてあげることが望ましく、ひいては現在、農村で 30代、40代の結婚出来 なかった若者達を出国させ、彼らの労働意欲を刺激して、 '稼ぐ方法'を学ばせることが現地同胞社会の安定にも利 益になる"と付け加えた。彼はまた、今度の決定は非常に良いことだが、また新しい送り出し不正事件が起こりか ねないので、常に韓国領事館で代理人を厳格に審査・選抜して事業を推進することを希望した。 延辺外事中心の李リョンファ総経理は "現在まで全国的に 2341人の招請詐欺被害者たちを確保したが、彼らは今 や基本手数料 500元もあればビザ発給が可能であるにもかかわらずブローカーにあう事例がある"と語った。 最近、 被害者二人が尋ねて来て、いわゆる被害者協会(幽霊である可能性が多い) 関係者が出稼ぎ送り出しを代行してあ げるので、 5000元を出しなさいと言い、そのうち一人が支払ったが、後にさらに 4000元を出しなさいと言うので、一 体どういうことなのかということで相談しに来た人もいたと彼は説明した。 それによれば、現在多くの人々は幾万元 を出せば出国させるということを信じ、基本手数料さえ出せば良いという話は信じないため、幽霊ブローカーが再び 悪行をはたらく可能性があり、気を付けてほしいと述べた。 匿名を要求する延吉市某朝鮮族中学校のある関係者は、この学校には片親、もしくは親二人とも出国あるいは 沿海地域に進出し親と '生き別れ'した学生が 63% にもなり、彼らは勉強は後回しだと言う。 これから自由往来 が出来るようになれば、不法滞留による親子間の '生き別れ'を解消することができる機会となり、子どもの勉強に も有益な道が開かれることを希望した。 去る 10年間、招請詐欺被害に大きな関心を持ち、これを解決するために東奔西走した延吉市のベ・ドンゴル氏は "メディアでこの問題を深刻に扱い、多くの良い建議を集めて提起することで自由往来が本当に同胞社会に良い道 となり、また自由往来が健全な方向に進むように安全装置を作ることが、韓国社会はもちろん中国朝鮮族社会にも 非常に利益になることだ"と主張した。 (黒龍江新聞 ユン・ウンゴル記者 2006年2月22日)
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