xxxxxxx
朝鮮族ネット 中国の朝鮮族に関するニュースポータルサイト Search by Google:
ホーム 朝鮮族概要 地域紹介 政治 経済 歴史 観光 ショッピング コミュニティー お問合せ



[社会] 延辺、異常気象でガス中毒患者が急増

15人の患者、既に死亡

去る 13日から異常気象で延辺に雨が降り、気圧が急降下したため、琿春市と敦化市を除いてその他の県と市 に一酸化炭素( ガス中毒)患者が急増、16日 12時までにおおよそ 277人の患者が発生したが、そのうち 32人が今 も治療を受けており、家で死んだ 8人の患者を含め、合計 15人の患者が死ぬなど、悲惨な事件が発生している。

13日夕方 10時頃に延辺大学病院で初の一酸化炭素中毒患者を受け付けてから、 14日までにおおよそ 80人余り の患者を収容し、延辺第二病院、延吉市病院でも続けてそれぞれ 20人、29人の患者を収容して、一部の県や市でも 次々と一酸化炭素患者が発生、16日までに 277人に増えた。

一酸化中毒患者が急に増え、各県と市の病院は非常事態に突入、指導部と医者、看護婦たちは迅速に患者救急 治療に出動し、吉林省政府でも予防及び治療に関する重要な指示を下すと同時に、州政府・金振吉州長など政府の リーダーたちも 15日と 16日に続けて衛生局、公安局、環境保護局、気象局、延吉市、龍井市、図們市、和龍市の 主要責任者を呼んで緊急会議を召集、各県と市政府は、高い責任感を持って一酸化炭素中毒の予防救急措置を 取り、患者の家庭を訪問し、か弱い人々を支援すると同時に、これから生じ得る中毒の情況を午前と午後 2回ずつ 適時に報告するように指示した。

怠慢の場合は責任を問い、追求することに決めた。これからの突発状況に備え、各県と市では、平屋、特に石炭を 焚く家々を訪問して突発事故を未然に防止する措置を取る事にした。 一方、延辺テレビジョンなど、延辺内のメディア は、迅速にトップ記事にてこの事件を扱い、一酸化炭素の予防と対応策を特別に製作して放送するなど、広報に万全 を期している。

延辺で生じた一酸化炭素中毒事件は、大部分が石炭を焚く零細民たちのオンドル家屋で生じたが、気温が急に下 がったせいで石炭が完全燃焼出来ず、通気も充分でないことが主な原因だと関係者は説明した。 専門医によれば 完全燃焼出来なかった石炭から生ずる一酸化炭素が、人体の呼吸器を通じて血液に入って行くと、赤血球と結合して 赤血球が酸素を運ぶ機能を失うようになり、患者が軽くても頭がクラクラし、ムカムカして吐くなどし、重い場合には 大脳を含む中枢神経が麻痺し、生命に危険を与えると言う。 石炭を焚く家、特に農村では、気候の変化を綿密に 見るようにし、気温が急に下がれば石炭が完全に燃焼されるように措置を取り、眠る時には必ず炊き口から完全燃 焼されない石炭を取り出して外に捨てなければならないと専門医たちは説明している。

(黒龍江新聞 ユン・ウンゴル記者 2006年2月18日)
Copyright(C) 朝鮮族ネット