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[教育] 撫順市新華朝鮮族小学校、創意性教育実験で特筆すべき成果



撫順市新華朝鮮族小学校(校長・李ヨンスン)では、何年の間、室内授業で創意性教育 を浸透させることについての課題を立て、電撃的な実験研究をして特筆すべき成果を おさめた。

この学校で実施した創意性教育の実験研究は、教員の資質と授業の質を全面的に向上 させ、自主的な授業体制を構築、学生たちの創意力を養成することを主旨として独自 の授業モデルを探索・形成することを原則とした。教員は単純な知識の伝播者ではな く、学生のオルグ、リーダー、引導者であり、学生の主体的地位と主動的な役目を強 調しながら下のようないくつかの項目を挙げた。

1.まず教員の観念の更新と資質の向上に力点を置いて、着実に基礎固めをした。

学校の実験課題研究クラスでは、業務理論講座を周期的に開くなど、学習を強化して 先進的な教育理念を習得させた。実験課題を受け付けた後、学校では撫順市進修学院 課題研究部と民族教研部の関連教員たちから “課題研究規則” “優良な室内授業の 基本道程”、“学習過程での主動発展教育について” “学生たちの個性と創造能力 を養成することについて” などのテーマで系列講座を聴講した。

課題クラスでは、実験方案によって教育授業理論の学習をする外、教導処で把握、検 査、評価、記録し、それを“先進教員” 選抜条件と見做した。 そして各実験教員に 毎月 2000字前後の理論学習筆記の任務を与え、検査を行い、実験教員たちを組織し て撫順市の実験学校など市内の優秀学校と省内外の各朝鮮族小学校に行って授業を参 観、新しい授業経験をした。

また学校では数十万元を投資して各種の学習資料と 46台のコンピューター、 多くの メディア設備及び授業ビデオなどを購入し、実験研究のために堅固な基礎を築いた。

2. 民主的な環境を作り、創意性教育の雰囲気を作った。

実験を始めたばかりの時、授業時間に発言する学生が少なく、主動的に疑問を述べる 学生が少なかった。 そこで課題実験クラスでは “4つの大胆”、“3つの達人”活動 を実施した。 “4つの大胆”とは、大胆に考え、大胆に発言し、大胆に表現し、大胆 に評価することを意味する。そのうち、「大胆に考えること」は、授業時間に学生た ちが大胆に推測、連想、想像、幻想することを指し、「大胆に発言する」というの は、授業時間に自分の観点を述べ、自分の観点と異なる時は大胆に弁論して挑戦する ことを指し、「大胆に表現する」のは授業時間に学生たちが大胆に自分の想像力を発 揮して課題の内容を演技で表現したり、自分で黒板に書くことが出来ることなどを指 し、「大胆に評価する」のは、他の学生が発言した内容の正確可否を判断して学生た ちが間違ったことを言ったり、完全には答えることが出来なかった時、大胆に評価し て補充してあげることを指す。 “3つの達人”とは、発言の達人、質問の達人、創作 の達人を意味する。授業時間に頭を使って積極的に発言をよくする学生を “発言の 達人”に選び、評価欄に旗や花をつけて鼓舞激励し、授業時間に主動的に質問をよく し、価値のある問題を提起する学生を “質問の達人”に選び、授業時間に独立的に 思考して独特の方法で創作する学生たちを “創作の鉄人”に選んだ。 自由で民主的 な授業の雰囲気が徐々に形成されるに伴い、学生たちの授業参加率が 90%以上に達 するまでになった。

3.授業モデルと方法を改革し、授業形態を改善した。

学生創意力発掘の重要な場である授業から着眼して、学校では研究と実践過程で“4つの開 放授業”モデルを模索した。 4つの開放授業とは、授業観念の開放、学習方式の 開放、授業形式の開放、授業評価の開放を言う。

「授業観念の開放」とは、授業時間に教員がまず “すべての学生たちの発展のた めに”という新しい授業理念を樹立して、学生たちを充分に信じ、考える 機会を与えることで学生自体で学習することができる学習方法を教えるもの。 次に、学生たちに“やれば出来る。必ずやりこなすことが出来る”という信念を植え付け、 被動的ではない主動的な学習へと変化させるのだ。

「学習方式の開放」とは、学生たちの学習への積極性を最大限に催すことが出来、自 分の見解を充分に発表することが出来、お互いに討論する過程で共同で資質を高めるこ とが出来る自主、合作、探求の学習方法をいう。 このため、まず学習班を編成し、 学生たちにグループ討論の方法を教えた。 すなわちグループ討論では、なるべく 学習成績が落ちて発言したがらない学生を先に発表させた後、中位・上位の学生が補充、 是正する方式で、学生全員が参加するようにすることで、優秀な学生が一人舞台の如く振舞っ た現象を乗り越えた。 次にクラス毎の共同探求制を実施して、各グループで解決することができな かった問題はクラスに出してお互いに協力して探求するようにした。

「授業形式の開放」は、まず課内と課外を結合させて単純に教科書、黒板など伝統の媒体にだ け限った室内授業の形式を打破し、インターネットと課外読書を通じて多くの情報を収集、 整理した基礎の上に立って授業をすることで、学生たちの参加意識を高めて授業の雰囲 気も高めた。次に、授業でマルチメディア方式を取り入れ、学生たちの注意力を集中 させ、学習の積極性を充分に高め、抽象的な知識を直観的に掌握させ、重点、難 点を易しく突破することができるようになった。

「授業評価の開放」というのは、まず、授業で教員たちが “学生は資料収集能力が強いで すね” などの鼓舞激励性の評価用語を活用し、学生たちの学習興趣と積極性を 催すものだ。 次に、学生たちがお互いに評価するようにし、学生たちがグループ内 でお互いに評価するようにするだけではなく、他のグループの発表時も参加して 評価するようにし、学習の積極性を充分に高めるものだ。

4. 条件と機会を作り、学生の創意力を高めた。

この学校では学生たちの “4つの能力”養成に注力した。 第一に、観察機会を作って観察能力を養成した。 このために授業で教材の挿し絵、実 物、教員の簡筆化、マルチメディアなどの授業手段を利用して、学生たちに直観的でリアルな 観察の機会を用意した。

二番目は、表現の機会を作り、口頭表現能力を向上させた。 このた めに授業でグループ討論と集団交流の機会を用意し、各学生が自分の見解 を充分に発表してお互いに論争するようにした。

三番目は思考の機会を作り、発展事由能力を培った。授業にて色々な方法で発散 事由の訓練をさせることで、学生たちの創造的事由能力を育てるために努力した。 言わば、まず二つ以上の答えがある問題を与え、頭をちょっと使えば答える ことができる問題を渡した。 四番目は実践の機会を作り、創意力を高めることができる機会を与えた。 言 わば、漢語の授業で “井の中の蛙”という格言を学び、自分の発想で後日談を作らせる とか、“美しい小興安嶺”、“リガンの船旅”のよう な逸話の内容を絵で表現するようにした。 この課程は、逸話の内容を理解する過程で想像 力の訓練過程により創意力向上を促進することができる。

何年間かの実験を経て、実験クラスの教員たちは皆、自分の独特の授業モデルを作り出した。 数学科の概念授業では、 “自習−質問−討論−解決”の授業モデル、創作授業では “推 測−実践−帰納−再実践−総和−発展応用”の授業モデル、朝鮮語文科では “目標設定− 質問討論−解決発展練習”の授業モデル、漢語科では“自習−質問−合作 探求−解決−発展練習”の授業モデルを作り出した。このような授業モデル は授業構造を改良させ、授業の質の向上をもたらした。

またこのような実験を経て、実験教員たちの授業能力と総合的資質が向上し、学生 たちの総合的資質も大きな向上を見ることとなった。

5年来、実験課題を引き受けた教員のうち 11 人が撫順市課題研究優秀成果賞を受け、 10 人が省級優秀論文賞を、5人が全国優秀論文賞を受けた。 実験クラスの学生たちは質的観測成績で で優秀な成績を修めただけでなく、 10人が国家級美術、書道、撮影な どのコンテストで金賞を、20人が銀賞を、36人が銅賞を受け、全国声楽コンテストで 3人が 1等賞 を,、2人が 2等賞を受け、全国舞踊コンクールで 1人が 1等賞を、全国小中学生“5号小公民”作文コンクール で、 1人が 1等賞を受けた。

(遼寧朝鮮文報 キム・キョンドク、ユン・ジェユン記者 2006年2月14日)
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