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[教育] 朝鮮族学生、教育部の必読書がない

朝鮮文図書出版業界、不況による学生の図書購買力減少が問題


▲ 朝鮮語の必読書、どこにあるの? ユン・ヒョンギュン   

5年前、国家教育部は学生たちの思想・道徳・教養と科学文化の修養に必須な課外必読書 138種を 選定し、全国の小中学生に普及させた。 “水滸伝”、“三国演義” などの古典の名作と現代の名作、伝記人物、 科学書籍と伝統教養などに関する内容をあまねく網羅した諸本がこれに含まれた。 しかし朝鮮族の学生たちは 今まで、朝鮮文によるこれらの必読書を読むことができない。 朝鮮文図書出版業界の不況と学生たちの図書 購買力が落ちている状況で、これらの必読書を朝鮮文に翻訳出版する環境が出来ていないからだ。

休み期間は小中学生たちが課外読書する一番良い時期だ。 しかし我々の子供達は、我々の学校で学んだ、 朝鮮語の表記による面白い諸本を読むことができない。 図書館で、 書店で子供達が興味津津に読む諸本は、 大部分が韓国で出版された海外版だ。 ひいては、中国の “三国演義” “水滸伝” なども朝鮮語の表記法ではない 表記法で多様に出版された “韓国版”を読んでおり、本当に小中学生に適当な朝鮮文の図書が少ないため、 少なからぬ学生たちが韓国のマンガ本に心酔している。こんな現象に胸を痛めた州人大代表で延辺人民出版社 編集人の柳燃山氏は、可能性のある解決策を提示している。

“国家教育部で提出した 138種の必読書の中で 100種だけを厳選して出版すれば、我々の子供達の課外読書を 満足させることができると思う。”

小学 2年生〜4年生にそれぞれ 10種、5年生〜6年生にそれぞれ 14種、中学 1 年生〜3年生にそれぞれ 14種と 決め、延辺人民出版社で出版の責任を負い、原価格で教育局を通じて各学校に配送されるようにし、各学校の 各学年は、その学年の学生たちの閲読に相応しい必読書を最低でも 5冊は収蔵するようにする。 またクラスごと に 200〜300元位の経費で該当する諸本を購買し、学生たちが回し読みするようにする。 このようにすれば学校と 学生の負担を減らすだけでなく、私たちの子供達が大都市の子供達に劣らず満足の行く読書もでき、一方、出版社 の経済負担も減らすことができるようになるのだ。 閲読形式は多様にすることが出来、今月は “‘三国演義’を 読む月” あるいはある “人物の伝記読む月”とテーマを設定した後、感想文の書き取り、 あるいは感想を発表する など、習作能力と口述能力を育てることができる盛りだくさんの活動も行うことができる。

現在、教科書以外に教育行政の手段により学生たちに伝えられている図書を見れば、子供達にあまり必要でもない 低水準の図書が多い。 (特に一部の延辺児童作家たちの本は子供達が読みもしないのに買うように作る)子供達が こんな本を買うお金があるくらいなら、むしろ名作の一冊でも揃えるべきで、こんな本を読む時間があるのならむしろ 名作の一冊を読むように勧奨することこそが、私たち教員の正しい指導ではないかと思う。 同時に教育部門と 出版業界、各朝鮮族学校は高い責任感と義務感で、一日も早く必読書が私たちの子どもたちの手に触れるよう に最善をつくすことが望ましい。

(延辺日報 カン・ジョンスク記者 2006年2月8日)
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