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［特集］　正月歳時風俗 《福をもたらす福袋をもらって行きなさい》 1. ソルビム 《ソルビム》とは、正月に着るために準備した服を意味する。 特に子供たちは正月に色鮮やかなチョゴリを 着るので、これを 《カチ（鵲）チョゴリ》と言う。 2. 供養儀式、墓参り 朝早く家族、知り合いたちが家の長老のところへ集まって、念入りに用意した食べ物とお酒を先祖に奉納する 祭祀を執り行なう。 先祖の位牌が仕えられている郷校や墓地を訪ねて墓参りもする。 3. 歳拝と徳談 一年を新しく始める日である新年の朝には、家と隣りの大人たちにお辞儀をしながら挨拶をする。 大人たちは 下の人に 《良いことが沢山ありますように、健康で》 などの徳談でお返しをする。 4. 福袋をつける 各家庭では一年の間使う福袋を買った後、2、 3個を縛って部屋にかけておく。 福袋は昔から福をもたらしてくれる という意味があると言う。 5. 元日焼髪 この 1年間、髪をとかす時に抜けた髪の毛を集めて箱の中に入れて置き、正月の夕方に戸外にて焼く風習だ。 髪の毛を焼く時に出るにおいで悪鬼を退けるという意味。 6. ヤクァンイ払い 元日には 《ヤクァンイ》と呼ばれる鬼が人家に入って来て人々の履き物を履いて、大きさが合えば履いて行くという 俗説がある。 履き物がピッタリだった人は 1年間運が悪いからというので、正月には大人、子供を問わず皆が靴を 部屋に入れて眠る。 この 《ヤクァンイ》 鬼を追い払うため、門や庭先の高い所にサイコロをかけておけば 《ヤクァンイ》 鬼がサイコロの目を数えているうちに夜が明けて履き物を持って行くことができないと言う。 （吉林新聞　２００６年１月２９日） Copyright(C) 朝鮮族ネット