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[社会] 延辺、去年、イノシシ被害が深刻

イノシシ 360匹捕獲することに

2005年は延辺がイノシシ被害を一番ひどく被った年だ。

野生動物保護条例により、延辺もここ何年間、イノシシ狩りを禁止したことによって、イノシシの数が急激に増えている。

関係部門によれば去年、延辺にはイノシシの数が 1万 6300匹余りに増えたものと集計されており、1999年 より 7200匹余りが増加した。

“イノシシの数が増えたということは、延辺がそれほど生態環境が良いということを意味する"と関係者たちは説明、 また急速に増える主要原因は繁殖力がその他の動物よりずっと強いからだと言う。 しかしイノシシの数が急速に 増えることにより、延辺の農民たちの被害損失もおびただしい。

汪清県の関係者によれば、去年、県全体的に 100余りの村でイノシシの襲撃を受け、 1000ha余りの農作物が被害 を受けた。

延辺林業部門によれば、去年に州全体で 1317の村がイノシシの襲撃を断続的に受けたが、なかでも 302の村が甚大 な被害を受け、和龍市ではあやうく人命被害まで出る所だった。最近 3年間、州全体のイノシシによる農作物被害は おおよそ 7805ha、直接的な農業経済損失は 5700万元に達するが、それによる補償は困難を極めている。

‘吉林省野生動物捕獲禁止実施方法'によれば、農民たちが野生動物によって経済的損失を被った場合に県級政府で 償うと規定してある。 すなわち県級政府が主要責任を負って償わなければならないということだ。しかし実地県級政府 でこの政策を実施しようとすると、その困難も甚だしい。

‘ビールを飲ませたラバに荷を積む'如く、この何年間、イノシシ被害をひどく被った地域は弱り目に崇り目で、国家級 重点貧困支援県市である汪清県、安図県、龍井市、和龍市などの地域だ。 これらの県や市は経済が沈滞し、国家 財政で生きいるだけではなく巨額の借金をしている状況なので、農民たちの野生動物被害の補償は積極的には 出来ないのが今日の現実だ。 そこで関係者たちは省政府で当然各地域の実際の財政情況によって条例を修正し、 県級政府だけに補償責任を押し付けるのではなく、省、州、県、市級が共同分担する責任制を実施しなければならない と力説した。

2005年 9月 7日、吉林省林業庁では、延辺林業管理局の報告書によって農作物被害を一番ひどく受けた地域で、イノシ シを部分的に捕獲することに同意した。 この批准によって初段階は 2005年 9月 15日から 2005年 11月 15日まで、 二番目の段階は 2006年 4月 15日から 6月 15日まで、イノシシ捕獲期間を制定して捕獲数を和龍市の徳化、石人溝 は 100頭、汪清県の春陽、小東溝、沙金溝は 100匹、敦化市の大蒲柴、 賢儒は 100頭、琿春市の密江は 60頭、 このように総計360頭を捕獲する事にした。 捕獲方法は殺傷を主とすることができず、網での捕獲、麻酔銃の使用など イノシシの豚生命に差し支えのない方法を使わなければならず、捕獲したイノシシは檻に閉じこめて人工的に育てる 方法を取る事とした。

延辺でこのようにイノシシを捕獲する方法は初めてであり、捕獲技術の掌握も十分ではなく、困難も多いという。 一方、 個人は自由にイノシシを捕ることが出来ず、関係部門の組織的な手続きによって捕獲しなければならず、もし私的に 狩りをすれば厳しく処罰するとの決定をしている。

(黒龍江新聞 ユン・ウンゴル記者 2006年1月13日)
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