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[社会] 昔の諺も間違う今年の冬の天気

最近になって多くの人々が“天気が昔のようでない”とか“昔話に大小寒には牛の頭も凍ってさく烈する”と言っていたが、大寒に入っても例年と比べると今年は寒くないと 感じる。 記者は吉林省、延辺州気象局でその原因を調べてみた。

大小寒が昔のように寒くない

1月20日16時59分27秒、太陽が黄経300度に到着して24節期のうちの最後に‘大きな寒さ’を意味する大寒がやって来た。 “昔からこの時期になれば、寒くて外に出て行くこともなかった”、“大寒が小寒の家に行って凍って死ぬ”等の話がある。 言葉どおり、小寒を始め大寒までのこの時期が一年の寒さが極限まで到達したことを教えているが、今年は事実上そうではない。

22日、吉林省気象局で調べたところによれば、1月中旬(11日-20日)、省全体の平均気温は-11.3℃で、例年より4.8℃高い。 中でも吉林市は往年より5.8℃も高く、その他の地域は 例年より4.1℃ないし5.1℃高い。 省全体の平均降水量は0.5mmで例年より平均64%減少した。 中でも白城、延辺地域は降雨がない状況で、その他地域は例年に比べて28%〜90%減少した 状況だ。 それだけでなく今年、小寒を基準として例年と比較してみても気温が高く、降水量が少なかったことが明らかになった。

それならこのような現象が起きる原因は何か?

22日、延辺州気象局の高級工程師・崔春傑は“今年の冬が例年に比べて比較的暖かく表現されています。 その原因は、以前に中国気象センターで発表したように、昨年6月から 赤道中東、太平洋地域の海水面温度が継続的に高まり、'エルニーニョ現象'が起き、今年の我が国の冬季北方地域が例年に比べて暖かくなったのです”と伝えた。

‘エルニーニョ現象’とは、地球赤道付近の海水水温が高まって地球上全般の気候変化を起こすことを指し、これによって一部の地域は日照り、豪雨などの気候現象が起きる。 特に我が国は‘エルニーニョ現象’で冬が暖かくなり、南方には豪雨、浸水が発生して北方は高温、日照りが訪れる。‘エルニーニョ現象’が発生したその年の冬は‘暖冬’と呼ばれる。

(吉林新聞 2019年1月22日)
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