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[社会] 在韓朝鮮族はなぜボイスフィッシングに簡単にひっかかるのか?

韓国にいる朝鮮族を含む中国人を相手に法律相談をしていて、心の痛む事例を選ぶなら当然、朝鮮族や中国人留学生たちがボイスフィッシングの引き出し役としてで逮捕される場合といえる。

こんな話をすれば多くの人々ら叱責されるかも知れない。 ボイスフィッシング被害者は金銭的な損害だけでなく、さらに一家庭の破綻も招いたりするのに、 どうしてボイスフィッシングに加担した人々を哀れと考えるのかということだ。 被害者の事情を分からないけではないが、実際にボイスフィッシングで処罰を受ける朝鮮族や 留学生たちの事例に接してみると、彼らも被害者らと同じようにく悔しい思いをしていることを感じることになる。

それでは実際の事例を通じて調べてみることにしよう。

韓国のソウルS大に通う女学生・呉インツル(19)は、幼い頃から韓流の影響を受け、中国で高等学校を卒業してすぐに韓国留学を選択した。 暮らし向きは楽ではなかったが、 呉インツルの両親は娘が幼い頃からより広い世の中に出てみたいという気持ちに動かされ、お金を集めて留学経費を用意してくれた。 呉インツルは、両親の努力や負担を よく知っていたので、いつもぶらぶら時間を過ごすのでなく、暇さえ出来れば韓国語の勉強も熱心にして高い出席率を見せつつ学校生活をした。

しかし韓国の高い物価のため、呉インツルは両親が毎月自身に送るお小遣が経済的な負担だと考えた。 それで両親の負担を減らして上げるため、こっそりと中国人が多く利用する オンライン コミュニティエグジク広告を出した。 程なく、呉インツルが残したウィチャットには、小さな貿易会社社長と自称する張グラが友達追加要請を送ってきた。 呉インツルが追加を受諾したところ、張グラは呉インツルに'簡単で短期に出来て、お金もかなりたくさん儲けることができるアルバイトがあるが、やってみないか'と提案をしてきた。

呉インツルは、簡単に仕事が出来てお金をたくさん儲けることができるという言葉がちょっと疑わしいと思ったが、張グラの説明を聞いて安心した。 呉インツルは、張グラの話を 信じて会社のために貸金(代金)を引き出すことだと考え、現金引き出しを始めた。 仕事をしてから二日目の日、呉インツルはある銀行ATM機器の前でお金を引き出して、現場警察に 逮捕された。 その時までなぜ捕えられたかも分からない呉インツルは、警察署に行って自身が詐欺、恐喝罪で逮捕されたという事実を知った。 分かってみれば、 呉インツルが引き出した金額は、条件出会いを詐称した詐欺とモムキャムフィッシングで恐喝した恐喝の犯罪金額だったのだ。 結局、呉インツルは、ボイスフィッシングの一党という 疑惑で裁判に引き渡された。

呉インツルと同じ事例が少なくない。 法律に関心があっていつもボイスフィッシングと同じ犯罪に関する話を多く聞いた人々ならば、ボイスフィッシングに加担する確率が低いが、 韓国に来て間もない朝鮮族や留学生たちは、次のような理由のためにポイスフィッシングに加担してしまう確率が高い。

1.危険な求人求職環境

多くのボイスフィッシングに加担して引き出し役や運び役で検挙された留学生たちの話を聞いてみると、一様にアルバイトを救うという文を見て'お金もたくさん儲けられる 簡単な仕事'という誘惑に勝てず、仕事をしたという。 最近では上の事例の呉インツルのように、自身が求職広告を上げてボイスフィッシング組織の連絡を受け、自身も分からない間に ボイスフィッシングに加担した事例が多く見られる。ボイスフィッシングに関連した求人求職広告は、主に中国人がたくさん使う'ファントウ***′、 ′ウィチャット'、'QQ'などの プラットホームで生成されるもので、ただ自らのフィルタリングを通した情報の削除手段の他には取り締まり手段がない。

2.ボイスフィッシングに対する教育の不十分

最近、大学では留学生たちを誘致するのに血眼になっているが、留学生の管理の一環である法律知識広報を全くしなくなっている。 もちろん、ある大学では新入生OTや講座等を 通してボイスフィッシングに関する内容を説明するが、概して理論にだけ終わり、実際に留学生たちがどのようにボイスフィッシングに駆り立てられるのか、まともに説明できない。 例えば、'インターネットで現金引き出しをしないでください'、'被害者のお金を電話で詐取することがボイスフィッシング'など一般的な内容を説明をするだけであり、呉インツルの 事例のように現実に遭遇する事例についての説明がほとんどない状態だ。

3.暮らし向きおよび家庭教育の不足

若い朝鮮族や留学生たちは、韓国に留学に行けば両親たちの管制範囲を超えることになる。 毎日子供が韓国で何をしているのか、どんな人に会うのかなど綿密な関心を持たなければ、 ボイスフィッシングのような同じ犯罪に駆り立てられる危険性を感知し難い。 また、ほとんどの朝鮮族や留学生たちの暮らし向きが豊かな方ではないので、両親たちを考えて 経済負担を減らして差し上げなければと考えるほど、ボイスフィッシングの引き出し役のように期間が短くてお金をたくさん儲ける誘惑に落ちやすくなる。総しで、 ボイスフィッシングの引き出し役を通じて被害者に損害を負わせた朝鮮族や留学生たちは、当然、過ちを犯した。しかし果たしてすべての過ちについて、彼らが全部責任を 負わなければならないのかはじっくり考えてみる必要がある。学校や社会で法律知識に関する広報を着実にしてきたのか、一度でも彼らがボイスフィッシングの犯罪に加担することが あり得るという事実を考えて関心を持ってきたのかについて考えてみなければならない。 またボイスフィッシング組織の巧妙な便法のためにトリックにひっかかって犯罪のお金を 引き出す道具に転落する一部の事例を見れば、朝鮮族や留学生たちもボイスフィッシングの被害者と同じ被害者ではないだろうかと考えられる。/中央人民放送局

(黒龍江新聞 2017年12月29日)
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