xxxxxxx
朝鮮族ネット 中国の朝鮮族に関するニュースポータルサイト Search by Google:
ホーム 朝鮮族概要 地域紹介 政治 経済 歴史 観光 ショッピング コミュニティー お問合せ



[社会] 在外同胞の不法就業通路になった'F-4ビザ'

不法就業、今年3万件越える見込み…学員たち、就業斡旋名目の客引き

浴場の洗身師、ほとんどが朝鮮族…"働き口奪われる"韓国人'不満'


在外同胞(中国同胞)のビザ発行を支援するというビラ広告を見て記者が電話をかけると、すぐに受話器の向こう側から中国同胞の語り口が聞こえてきた。 ‘就職制限があるか’という質問に在外同胞ビザ(F-4)発行専門の学員代表という人が“心配する必要はない。 仕事をする所も紹介してあげる”と語った。

F-4ビザの発給を受けた後、就業制限規定(出入国管理法施行規則)を破って単純労務職に従事する在外同胞の不法就業が急増していると韓国経済が伝えた。

 F-4ビザは法務部が2012年から中国と旧ソ連地域の同胞のうち単純労務従事可能性が低い大学卒業者、企業代表、技能士以上の資格証所持者、満60歳以上を対象に 発行している長期滞留ビザだ。 有効期間がなく、3年単位で更新さえすれば韓国でずっと生活することが出来る。 F-4ビザでは工事現場や食堂勤務のように‘単純で日常的な 肉体労働を要する業務’には従事することが出来きない。 2012年の導入当時、韓国人の働き口を奪い取る心配が提起されるに伴って用意された規定だ。

ところが、ビザ発行用に資格証を取った後、他の職種に不法就業する便法が猛威を振るっている。 コンピュータ情報処理技能士、製パン技術士などの資格証だけ取っても ビザ発行対象になるためだ。 法務部が不法就業の取り締まりを行った結果、2014年は1万8444件、2015年は1万9925件、今年4月までで9871件が摘発された。 このような傾向なら、今年は不法就業が3万件に達するというのが法務部関係者の説明だ。

F-4ビザで韓国に滞留する在外同胞は2014年に28万9427人で、2015年は32万8187人に増えた。 今年4月を基準として34万498人がF-4ビザで国内に留まっている。 韓国滞留中である外国国籍同胞76万6211人(4月基準)の44.4%だ。

不法就業が持続的に増えると、すぐに法務部は最初から就職制限の壁を低くする側に政策方向を変えた。 昨年2月から製造業、農業・牧畜・漁業分野に対する就職制限を撤廃した。 一部業種の労働力不足現象を緩和できるというのが法務部の判断だが、単純労務職に従事する韓国人は不満だ。 洗身師(別名アカスリ)として20年余りを仕事をしたという 金さん(54)は“洗身師をする中国同胞が多くなり、15年目のサービス価格は上がらず、関連協会は中国同胞が掌握した”と語った。

政府は、不法就業事例が摘発されれば出入国管理規定により処罰していると説明した。 だが、人材不足を理由にほとんど請願人申告に依存したまま、現場取り締まりには 積極的に取り組むことが出来ない状態だ。 法務部関係者は“在外同胞に対する規制を緩和しつつある”として“F-4ビザを悪用して不法就業をしたりこれを斡旋するという 情報を入手すれば、積極的に取り締まりに出る”と語った。      

(黒龍江新聞 2016年6月2日)
Copyright(C) 朝鮮族ネット