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[社会] 《朝鮮族嫌悪症》ソウル、大林洞の誤解と真実

主婦・安さん《住んでいて(町内が)危険だと考えたことはない》

警察《週末、流動人口が3〜5万人に達するが、特に犯罪が急増したという現象はない》

当事者《極端な個々の事件を日常的に起きる現象みたいに言わないでほしい》


九老区大林駅12番出口。 朝鮮族の出会いの場所に通じるこの場から、市場につながるところには、赤い中国語の看板がぎっしりと並んでいる。 住宅街路地の前では朝鮮族の主婦・朴(31)さんが大林小学校から下校する子供を待っている。

韓国内の滞留外国人200万人時代を迎え、全国あちこちに外国人村が形成されている。

こうした中、外国人に対する態度も大きく分かれる。

先ず、恐怖や嫌悪の感情を持つ場合だ。特に外国人の凶悪犯罪は《外国人嫌悪症》を呼ぶ。オンラインで極端な主張を出す人々をいくらでも発見することが出来る。 これによって外国人居住地への外部の視線は冷たい。大林洞の不動産公認仲介士Aさんは、《朝鮮族の凶悪犯罪記事が連日のように出てくると、すぐに<朝鮮族がとても 多くて恐ろしい〉と、部屋を見に来て取り消す人もいる》と語る。

だが、社会の一員として受け入れなければならないという人がさらに多い。大林駅近隣の住民と警察もやはりこのような感情を表わした。

大林小学校の前で会った主婦・安(38)さんは、一部の朝鮮族嫌悪症に対して《くだらない偏見》だと語った。 30年間、大林洞で暮らしているという安さんは、 《住んでいて(町内が)危険だと考えてみたことはない》とし、《酒場が多くて飲酒者は怪しいが、それは都心どこでも同じことではないのか》という。

警察も、朝鮮族が集まって住むと特に無秩序だったり凶悪な犯罪が発生するわけではないと指摘した。 崔スンチョン大林派出所長は《大林洞の人口対比犯罪発生件数が 永登浦区全体の半分程度水準》とし、《週末、流動人口が3〜5万人に達するが、特に犯罪が急増したという現象はない》と語る。

当事者は用心深いながらも、悔しいという反応だ。大林洞で会った来韓3年目の朝鮮族主婦は《犯罪を軽く考える人種が特にあるのではない》としながら《極端な個々の 事件を日常的に起きる現象のように言わないでほしい》と語る。また他の朝鮮族は《一部のために朝鮮族社会皆が非難されるようで残念だ》と語った。

崔スンチョン所長は《韓国の厳格な治安文化に、初めは馴染まない》としながら《1〜2年過ぎれば、文化的差によって無秩序だったり危険な行動だと認識することが 出来る部分を自覚するようだ》と語った。朝鮮族は自らボランティア防犯隊を構成したりもしていると紹介した。

これについて、韓国東国大警察行政学科・郭テギョン教授は、《中国出身の滞留人口対比犯罪比率が内国人や他の外国人に比べて低いという統計もある》とし、 《残忍で猟奇的な事件を犯した朝鮮族がいるからといって、全体に対して犯罪集団だと判断してはならない》と強調した。

(吉林新聞 2015年5月15日)
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