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[社会] 朝鮮族社会、“休眠保険金”探しを本格的に展開へ

○2万人の朝鮮族《出国満期保険》と《帰国保険金》100億ウォンが韓国で休眠
○松原市朝鮮族連合会、韓国産業人材公団と《休眠保険金を探す》契約
○長春に専門弁公室設置し、事務関係者配置、4月20日から専門的に受付


吉林省松原市の朴さんは、2007年訪問就業(H-2)ビザで韓国に入国し、2泊3日の韓国産業人材公団で主催した就職教育を受けた。 また、公団の斡旋で外国人勤労者専用保険会社である 三星火災と《出国満期保険》と《帰国費用保険》契約を締結して、《帰国費用保険》本金を40万ウォン(以下、貨幣単位は韓国ウォンで表記)入れた。

《出国満期保険》は韓国で事業主と外国人勤労者が《勤労契約書》により毎月の約定金額を保険会社に入れることで事業場を離脱せず1年以上勤めた者に支払われる退職金だ。

《帰国費用保険》は外国人勤労者が万一の場合、出国時の飛行機チケットも買うことが出来ない時必要な費用として充当するための目的で、韓国産業人材公団が外国人勤労者に 義務的に加入させる《非常用の金》と言うことが出来る。

朴さんは、韓国で5年間仕事をして滞留期間が満了し、2012年に完全帰国した。 彼は帰国して保険加入の事実をほとんど忘れたまま帰国した。

朴さんと同じように《訪問就業(H-2)ビザで入国して保険を入れて完全帰国したまま請求しに行かなかった朝鮮族がまだ何と2万人余りに達しており、その金額が100億ウォン余りに 達する》と韓国産業人材公団北京代表処・禹万善首席代表が16日吉林省松原市で記者に明らかにした。

関連規定により、保険金の支給理由が発生した日から3年が過ぎれば消滅時効となる。消滅時効が過ぎても保険契約者が請求しに行かず、保険会社で保管しているお金を 《休眠保険金》という。

朝鮮族(H-2)が《休眠保険金》を請求しに行かなかった人が何と9000人余りにもなり、その金額が約40億ウォンに達する。 消滅時効がまだ過ぎてはいないものの、保険金を 請求していない未請求者が1万名ほどいて、《未請求保険金》が約60億ウォンに達する。 禹万善代表はこのように紹介して遺憾を表明した。

禹万善代表は、2013年、中国代表処首席代表として赴任して以来、《休眠保険金を求める事業》を重点的に推進し、北京で中国政府と朝鮮族社会の民間組織を通じて様々な 経路で努力してきた。 昨年、朝鮮族(H-2)に《出国満期保険》 124件と《帰国費用保険》 260件の合計384件を処理し、保険金3億 7800万ウォンを支払う成果を上げた。

朝鮮族(H-2)に“休眠保険金(未請求保険を含む)”を一日も早く支払うため、禹万善代表は、朝鮮族が密集する吉林省で松原市朝鮮族連合会と共にこの事業を推進することとし、 韓国産業人材公団の承認を受けた。双方は協議の末、16日、松原市で“休眠保険金を探す業務協約書”を締結し、2万人余りの朝鮮族(H-2)に合法的権益を守る仕事に入った。

松原市朝鮮族連合会・朴東奎会長は“休眠保険金を探す事業”は中韓両国政府と人民間の相互信頼と合作を推進し、韓国政府が中国人の合法的権利を向上させるもので、 その政治的意味と社会的意味が大きいと高く評価した。

禹万善代表は、北京代表処一人の力では“休眠保険金を探す”事業を推進するのは難しいとし、この事業を大挙推進することができる松原市朝鮮族連合会、ハナ銀行長春支店、 吉林新聞社などの機構の協力に大きな期待をかけると言いながら、朝鮮族(H-2)が一日も早く保険金を受け取ることを願うと語った。彼は今後、延辺など朝鮮族が集中居住する 地域を訪れて、事業説明会を開く計画もしていると明らかにした。

この日の協約式に参加した朴さんは、“韓国で入れたまま忘れていた保険金を故郷の近所で受け取ることが出来るようになった”として“韓国政府の暖かい同胞愛と 松原市朝鮮族連合会などの関連機構の協力に感謝を申し上げる”と述べた。

松原市朝鮮族連合会は、保険金を求める朝鮮族に交通上の便利を図るため、長春市に位置する吉林省吉洪出入国サービス有限公司、株式会社韓国松原国際公司、 ハナ銀行長春支店と合作して“休眠保険金を探す”事業を4月20日から受け付けている。

(吉林新聞 2015年4月20日)
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