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[教育] 龍井実験小学校、韓服で民族文化生かす

一つの民族の衣服文化を生かすのは、その民族の伝統と民族性を守るための一つの手段といえる。 ほとんどの学校で、洋服が教員の基本衣装になっている現実の下、 教員から韓服着用を始めるのは非常に重要な意義と意味がある。

私たちの学校の指導部では、研究と討論を経て、教員ごとに韓服一揃いずつ用意することを決め、韓服を着用した教員には一定の奨励をすることにした。 そして国旗掲揚式、運動会開幕式など重要な行事の時に教員が韓服を着るようにした。

半年近くの時間を経て、私たちの学校の教員は各々可愛く特色ある韓服を備え、青年教員はほとんどが改良韓服を、中高年教員はほとんどが伝統韓服を着用した。

学校ではまた教員に、学生たちに、韓服は直線と曲線が調和を作り出した、線が非常に美しい服であるとして、美しさと優雅なことで世に著名であるということを 知らせるようにした。 すると、すぐに学生たちも韓服に対する好奇心と興味を見せるようになった。

《先生、韓服が本当に可愛いです。》、《私たちも韓服を着ることが出来ますか?》と尋ねる学生たちが多くなり、数日後には韓服を着て登校する学生たちがチラホラ現れるように なった。

学校指導部では担任教員に、国旗掲揚式をする日には学生たちに、できるだけ韓服を来て来るように動員するようにした。 そして体育時間がない日には、韓服を着て学校にくるように 学生たちを指導するようにした。 こうして一定の時間が流れると、すぐにほとんどの学生たちが韓服を着るようになった。

私たちの学校指導部では、教職員大会を開いて十分な討論を経て、韓服を春夏の制服とすることを決め、学級別にまだ韓服をそろえられない学生が何人いるのか調査、統計するように した。 調査を経て、全校で約20人余りの学生が困難な暮らし向きで韓服を用意することが出来ずにいることを明らかにした。

私たちの学校の100人余りの教員は、自らのポケットマネーをはたいて20人余りの学生たちに韓服を一揃いずつ用意してくれた。 そして全校の生徒・教師が皆、韓服を 備えることになった。 ところが少なからぬ父兄が、やっと手に入れた韓服を子供たちがあまり着ることもなく、衣装だんすの中に仕舞い込んでしまうことになるのではないかと 心配した。

学校指導部では、統一的に韓服を着る日を定めた。 すなわち、国旗掲揚式をする月曜日、授業研究討論会や公開授業会などの重要な行事の時、始業式や卒業式をする時には、 必ず教員、学生皆が韓服を着るようにした。 そして体育の授業がない日には学生たちは必ず韓服を着なければならないという規則を作った。

次に、民族伝統興し、民族衣装の理解などの活動を広げ、学生たちに韓服の由来と美、意義についてより一層よく分からせるようにし、韓服を着た日の感想を述べさせることに よって韓服を愛し朝鮮民族としての自負心を感じさせるようにした。

多くの学生たちは、韓服を着た日は正月のように気分が良いと言いながら、韓服を着れば挨拶ももっと上手くやるべきという気がするという。 教員は韓服を着れば、子供たちに癇癪を起すことは出来ないと思い、子供たちに一層親しく接することになるという。 このように、教師・生徒とも韓服を着ることで、校庭は 美しさと調和を生み出すことになった。

韓服着用が日常的になった翌年、私たちの学校では教員、父兄、学生の皆が参加した運動会を開いた。 検閲式をする時、学生と教員が皆韓服を着ただけでなく、 父兄も韓服を着た。 特におばあさんまで韓服を着飾り、花束を持って検閲式に参加した姿はとても印象的であった。 美しくて派手な韓服で教員、学生、父兄が一つに なった運動会は、私たちの学校で民族文化を生かそうとする意思を確かめ合うう一つの契機になった。

私たちの学校では、このように韓服着用を通じて民族文化を生かしている。/リム・クムスン(吉林省龍井市龍井実験小学校)

(吉林新聞 2014年2月1日)
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